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kintoneライセンス別の料金や特徴一覧

  • kintone導入をご検討の方
ビジネスユーザー向け! kintone の「ライトコース」「スダンダードコース」

kintoneはライセンスによって料金や利用できる機能が異なります。kintoneの導入のお考えの方は、まず各ライセンスの特徴を理解した上で、最適な選択をしましょう。

ビジネスユーザー向けである標準ライセンスの2つのプラン「ライトコース」「スダンダードコース」を詳細に解説し、その他のライセンスについては重要な点を抜粋してご紹介します。

関連記事をご用意しておりますので、こちらも併せてご参考にしてください。
▼kintoneプランの選び方は? 機能・月額料金を比較、解説!

kintoneで業務改善

サイボウズ社が提供するkintone(キントーン)は、業務課題を解決しながら円滑なコミュニケーションを実現する業務システムです。顧客案件管理やタスク管理、勤怠管理など様々な業務改革を実現できます。

また、kintoneを業務プラットフォームにすれば、各種データの一元管理が可能です。社内に散在しているデータを集約することで、業務全体の可視化や多角的な視点でデータ分析を行え、生産性の向上を期待できます。

kintoneについて解説した関連記事をご用意しております。
▼kintoneのアカウントは使いまわし不可! 情報共有する方法とは?
▼kintoneとサイボウズ Office、違いは? 機能や特長、検討ポイントからマッチする企業タイプも解説
▼kintoneのセキュリティは安心? 製品の各種機能と設定を解説

主な機能

kintoneを理解する上で、大切なポイントは2つあります。

ポイント1. アプリ

kintoneにおける「アプリ」とは、kintone上で活用可能な業務システムを示します。

例えば、顧客管理アプリを追加すると、顧客案件ごとの受注確度や金額などをデータベース化できます。また、商品管理と顧客管理のアプリ同士をデータで関連付けも可能です。

複数アプリで蓄積したデータは、自動集計して様々な形式でグラフ化できるため、データ分析結果から業務改善や生産性アップにつなげられます。

アプリ開発については、下記記事をご参考にしてください。
▼kintoneのアプリ開発|方法やアプリ例、外注のメリットやポイントも紹介!
▼kintoneのアプリ作成例が知りたい! 使い方やおすすめを紹介

データを蓄積し kintone上で管理すれば、データを一覧化表示や集計してグラフ化も可能

ポイント2. コミュニケーション

以下の通り、kintoneは豊富なコミュニケーション機能を備えています。

  • スペース:業務上のやり取りを集約する場
  • スレッド:テーマごとに分けたコミュニケーションスペース
  • アプリのコメント:アプリに集約した各データに対し、コメント形式でやり取りできる
  • メンション:特定の相手にメッセージを送信する機能
  • 個人メッセージ:1対1でのメッセージのやり取り

その他kintoneでは、ExcelやCSVなど既存データからの簡単なアプリ化や、プラグインや外部サービス連携を使った機能拡張(スダンダードコース限定)など、便利な機能がそろっています。

kintoneの標準ライセンス

標準ライセンスは、ビジネスで活用されるライセンスです。まず、2つある標準ライセンスのプランと主な機能をご紹介します。

下記は標準ライセンスの2つのプラン「ライトコース」と「スタンダードコース」をまとめた早見表です。

ライトコース スタンダードコース
月額料金/1ユーザー 780円 1,500円
外部サービスとの連携、プラグインや拡張機能の利用 ×
アプリ数の上限 200個 1,000個
スペース数の上限 100個 500個
ディスク容量 5GB×ユーザー数 5GB×ユーザー数
サポート
言語設定 日中英 日中英
スマホアプリ
ゲストユーザー価格/1ユーザー 580円 1,200円
ゲストスペース数 100個 500個
セキュアアクセス/1ユーザー 250円 250円
ディスク増設/10GB 月額1,000円 月額1,000円

ライトコース

kintoneのライトコースは、スタンダードコースに比べ、機能制限があるライセンスです。

外部サービスとの連携やプラグインの利用ができない、使えるアプリ数とスペース数が少ないなどの代わりに、月額料金は780円(1ユーザー当たり)と割安になっています。

また、自社のkintoneユーザー以外のメンバーがゲストとして参加できるゲストスペース数も、スタンダードコースと比べ少なくなっています。取引先や協力会社など、やり取りする数が多くなる場合、ライトコースでは不足するかもしれません。

スタンダードコース

スタンダードコースは使えるアプリ数の上限は1,000個、スペース数の上限は500個と使える機能が広がるライセンスです。企業規模や業種にかかわらず、kintoneで業務の改善を行えるでしょう。
また、kintoneは30日間無料トライアルが可能ですが、機能性が高いスタンダードコースで試すことができます。

スタンダードコースや無料お試し期間について詳しい解説は、下記記事にて掲載しています。
▼kintoneのスタンダードコースとは? 機能や月額料金、ライトコースとの違いを解説
▼サイボウズ「kintone(キントーン)」のお試し期間で使える機能やユーザー数、注意点を解説【kintoneは30日間無料試用が可能!】

拡張機能を活用するならスタンダードコースを

kintoneの魅力のひとつが拡張性の高さです。プラグインや外部サービスとの連携、API・JavaScriptでカスタマイズすることで、より効率的に業務を進められます。

以下がkintoneの拡張機能の例です。

  • 帳票出力システムとの連携:kintoneのデータをわかりやすい帳票に出力
  • 名刺管理システムとの連携:名刺管理システムの顧客データをkintoneに自動出力
  • MA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携:営業部門との見込み顧客開拓などの連携の自動化
  • カレンダープラグイン:kintoneで高度なスケジュール管理を実現

また、下記記事にて便利なプラグインを紹介しています。ぜひ、ご参考にしてください。
▼kintoneで名刺管理|アプリやプラグイン連携を紹介
▼kintoneで請求書作成から管理ができる? 活用ポイントを紹介
▼kintoneの顧客・案件管理|営業活動に役立つ機能を紹介
▼kintoneのカレンダー表示機能|便利なプラグインも紹介

拡張機能はパッケージ化されているため、kintone内にインストールすれば、プログラミング不要ですぐに利用できます。
ただし、拡張機能はスタンダードコースのみです。ライトコースではできないため、拡張機能を使用したい場合は注意が必要です。

拡張機能を活用するならスタンダードコースの方が向いてます

kintoneのチーム応援ライセンス

kintoneの「チーム応援ライセンス」とは、NPO法人や任意団体などの団体向けに提供される特別ライセンスです。

チーム応援ライセンスの要件を満たせば、年間9,900円(900ユーザー)でスタンダードコースを利用できます。一般的なスタンダードコース(年間17,640円/1ユーザー当たり)と比較すると、お得に利用できます。

チーム応援ライセンスの利用要件は下記の通りです。

  • 特定非営利活動法人(NPO法人)
  • 活動目的が明確
  • 代表者が存在し、情報管理の責任者が明確
  • 特定の法人の傘下もしくは管理下にない
  • 財務状態が適切に管理されている
  • 事例取材や調査への協力などに同意できる

対象は、学校PTAや学生や社会人サークル、ボランティア団体、自治体などいわゆる非営利で活動する団体です。

自治会での事例

自治会でやるべき業務が多く、悩んでいたある地域の総務部長。役員の大半が本業を抱えているため、作業時間の都合をつけることが難しい状態でした。
サイボウズ Office」を導入し、いったんは課題を解決しましたが、総務部長は続けて、kintoneの導入も進めました。

サイボウズ Officeとkintoneの大きな違いは、上限ユーザー数です。自治会の世帯数を考えると、上限数300ユーザーのサイボウズ Officeでは、全世帯への情報配信などに対応できませんでした。

そこで、上限数900ユーザーのkintoneを導入すれば、全世帯がkintoneを利用できるため、ユーザー数制限の問題を解消しました。そして、災害発生時の一斉メール配信や各世帯情報の効率的な把握などが可能となったのです。

kintone開発者ライセンス

kintone開発者ライセンスとは、kintone APIを使用したkintoneアプリ開発者向けのライセンスです。運用目的では利用できません。

開発者ライセンスを取得すれば、kintoneでのシステム構築・運用を行う際に、運用変更やカスタマイズが与える影響を事前テストする環境が提供されます。主なサービス内容は以下の通りです。

  • 目的:kintone APIを使った開発
  • プラン:スタンダードコース
  • ユーザー数上限:5
  • 提供期間:対象サービスの利用開始日から1年後の月末まで

cybozu developer network」のメンバー登録をし、「開発者ライセンスを申し込む」ボタンより開発者ライセンスを申し込めます。

kintoneの開発やAPIについて、関連記事をご用意しております。
▼kintoneを自社で開発するメリット・デメリットについて解説
▼kintoneのAPI機能で外部システムと連携する

kintone APIのイメージ画像

その他のライセンス

ここまでビジネス向けのライセンスについて解説しました。その他2つのライセンスがあります。

  • スクール&ペアレンツライセンス
  • アカデミック/ガバメントライセンス

スクール&ペアレンツライセンス」は、学校や保育園などを対象にしたライセンスです。
教員と保護者間の情報共有の用途のみで利用できます。主な機能は以下の通りです。

  • 学校からのお知らせ:学校から保護者への各種お知らせを通達
  • 学校評価アンケート:保護者を対象に学校アンケートの実施
  • 欠席連絡:児童の欠席連絡をオンライン上で実施
  • 自動名簿:通知表や成績表と連動した児童情報を作成

アカデミック/ガバメントライセンス」とは、学校法人や官公庁などを対象にしたライセンスです。
クラウド版Garoonでも使用可能で、10ユーザーから契約できます。アカデミック/ガバメントライセンス対象団体への該当可否を事前に確認したい場合は、省庁・自治体様専用のご相談窓口より問い合わせできます。

自社に適切なライセンスを選ぼう

ビジネスで活用可能なライトコースとスタンダードコースの大きな違いは、料金と拡張機能の有無です。効率化したい業務の範囲と予算を明確にし、適切なライセンスを選びましょう。

まずはスタンダードコースの30日間無料のお試し期間に申し込み、実際に利用しながらライセンスの検討をしてもよいでしょう。自社での利用目的やそれぞれコースの価格などを踏まえながら、適切なライセンスを選んでください。

※本記事の内容は2022年5月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更することがあります。

開発支援承ります

テクバンではkintoneの開発支援を受け付けております。日々の運用でお困りの方は以下より弊社サービスをご覧ください。
また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。

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