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「Salesforce(セールスフォース)」と「kintone(キントーン)」どちらを選ぶ? おすすめの利用シーンも解説

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SFA・業務改善ツールである Salesforce と kintone の違いは?

SFAツールや業務改善ツールを検討する際、候補になりやすい「Salesforce」と「kintone」。細かな違いがあるため、どちらにすべきか悩まれている企業も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Salesforce と kintone の基本知識や違い、検討ポイントを具体的に解説します。自社の業務内容や課題に合うツールを選択するための参考になれば幸いです。

「Salesforce」「kintone」の基本知識

Salesforce と kintone は、どちらも著名なクラウドツールです。様々な業種で広く活用されており、双方とも「企業の課題や問題点に対し、柔軟に組み合わせて拡張できるプラットフォーム」という共通点があります。

まずは、両者がどのようなツールなのか、基礎知識をご紹介します。

Salesforce

Salesforce は、セールスフォース・ジャパン社が提供している統合CRMプラットフォームです。

顧客との接点を軸として、課題や成果を可視化する機能がそろっていることが特徴です。営業やマーケティング支援、顧客管理、コマースなど、業務内容や課題に応じた機能を取捨選択できます。

kintone

kintone は、サイボウズ社が提供している業務改善プラットフォームです。情報をデータベース化し、業務効率化につながる機能がそろっていることが特徴です。

部署や企業内の膨大なデータの管理・共有ができ、Excel やメールなど、各ツールに散らばったデータを一元化できます。

Salesforce と kintone の共通するポイント・活用シーンを確認

Salesforce と kintone の主な共通点としては、次の3つが挙げられます。

1. SFA/CRMとして導入検討・比較されることが多い

どちらも、SFAやCRMとして導入の検討対象に挙げられることが多いようです。
Salesforce はクラウド型の営業支援(SFA)・顧客管理(CRM)システムであり、企業と顧客をつなぐことを軸としています。

一方で、kintone は標準機能ではSFA、CRMに必要な機能がないため、適宜プラグインを活用して構築します。「営業支援(SFA)パック」を始め、SFA関連のアプリが用意されており、営業支援(SFA)パックでは顧客情報と紐づけて、案件情報や商談履歴を蓄積、活用することが可能です。また、kintone の拡張機能では、CRMのためにパッケージ化されたサービスも用意されています。

2. スマホやタブレットから使用できる

どちらもPCだけでなくスマホやタブレットに対応します。移動中や外出先でもデータを更新でき、メンバーと情報共有が可能です。隙間時間を活用できるため、リアルタイムに反応、情報更新できます。これにより、帰社後の業務負荷が軽減されます。

3. カスタマイズ性が高い

Salesforce と kintone は、どちらも自社の業務や部署に合わせてカスタマイズが可能です。

Salesforce ではマーケティングや営業、コマースなど部署ごとに使える多彩なツールが用意されています。
kintone では日報やプロジェクト管理、受発注管理など業務内容や課題に応じ、必要なアプリの作成ができます。
どちらもJavaScriptを使用した複雑なカスタマイズについては、プログラミングの知識が必要となります。

Salesforce と kintone の違い

続いて、Salesforce と kintone の違いを3つの観点から比較してみましょう。

対応機能・オプション

Salesforce は、顧客管理に特化した機能がそろっています。機能が豊富でカスタマイズ性が高く、業種や部署に合う顧客管理をサポートします。

一方で、kintone は基本的には業務改善プラットフォームですが、アプリパックの「営業支援(SFA)パック」を導入すれば、SFAとしても活用が可能です。

単体の場合、Salesforce は統合CRMプラットフォーム、kintone は業務改善プラットフォームという目的の違いがあります。

価格面

価格面を比較すると、kintone のほうが低価格で導入できます。Salesforce と kintone の価格を表にして以下にまとめました。

ライトコース

スタンダードコース

初期費用

0円

0円

月額料金
(1ユーザー。5ユーザーより契約可能)

780円

1,500円

外部サービスとの連携

×

アプリ数

~200個

~1,000個

スペース数

~100個

~500個

Essentials

Professional

Enterprise

Unlimited

月額料金
(1ユーザー)

3,000円

9,000円

18,000円

36,000円

概要

10人までが対象

10人以上での利用ができる

細かいカスタマイズが可能

CRM 機能とサポートが無制限

Salesforce は最も安価なEssentialsエディション(プラン)でも、1ユーザー当たり月額3,000円が必要です。

kintone のライトコースは1ユーザー当たり月額780円、上位コースのスタンダードコースでも1,500円とEssentialsの半額です。少しでもコストを抑えたい場合は kintone をおすすめします。

導入のしやすさ・難易度

Salesforce も kintone もクラウドサービスのため、ソフトウェアの導入やシステム構築が不要で比較的導入がしやすいです。

難易度は活用方法により異なりますが、Salesforce のほうが難易度が上がる可能性があります。Salesforce は多機能ではありますが、多機能ゆえにオーバースペックになりやすいようです。
必要な機能のみ限定し選択しなければ、社内に浸透しにくくなります。

Salesforce と kintone のどちらがおすすめか

Salesforce と kintone の共通点と違いが把握できたところで、それぞれの機能を踏まえながらおすすめのケースをご紹介します。

Salesforce

Salesforce は統合CRMプラットフォームであるため、顧客管理や営業支援に特化した機能を使う場合に向いています。

Salesforce の代表的な機能は、以下のとおりです。

  • Sales Cloud(営業支援[SFA]・顧客管理[CRM]システム)
  • Marketing Cloud(MAツール)
  • Commerce Cloud(Eコマースプラットフォーム)
  • Service Cloud(カスタマーサービス向けアプリ)
  • Platform(Salesforceの各システム・アプリを統合利用できるプラットフォーム)

Sales Cloud では、顧客のニーズの把握から受注、売り上げまで一貫した管理ができます。複雑化しやすい営業業務を、最適化する際に有用です。

部署や業務に応じた多彩な機能が用意されており、ワンプラットフォームで組織全体を運用するための基盤構築を希望している場合は検討してみてください。

kintone

kintone は業務改善プラットフォームであるため、開発の知識がなくても自社の業務に合わせたシステムを構築し、業務効率化につなげたい企業に向いています。

kintone の主な機能は、下記のとおりです。

  • 業務プロセス管理機能
  • データベース機能
  • アプリ作成機能
  • コミュニケーション機能
  • 外部サービス連携機能
    ※「営業支援(SFA)パック」などのサンプルアプリを導入すればSFAツールとしても活用が可能

kintone はシンプルで使いやすいため、ひとつの部署内での運用や、少数の部署間での連携などにおすすめです。

また、低コストで運用できるため、「取り急ぎ営業部門の最適化を目指したい」という場合にも有効です。カスタマイズ性もあり将来的なニーズに合わせて拡張できるため、長期的な改善を目指す際にも適しています。

Salesforce と kintone の導入にお困りならパートナー企業の活用がおすすめ

Salesforce と kintone は、企業間とのやり取りから部署やチーム内での活用、効果を感じられる最適な運用まで見据えた計画が欠かせません。導入しても適切に活用できなければ、課題の解決や業務改善につながりません。

Salesforce と kintone 導入時の計画や適切な活用方法についてお困りの場合は、それぞれのオフィシャルパートナー企業に相談するのもひとつの方法です。
テクバンも、Salesforce のSFDC社、kintone のサイボウズ社から認定されたパートナー企業です。初期設定から利用定着まできめ細かくご支援し、いち早く有効なツールとして活用できるようサポートいたします。

Salesforce と kintone の導入を検討されている際は、お気軽にお問い合わせください。

SFA・業務改善ツールは自社に合わせた選択を

今回ご紹介したように、Salesforce と kintone は特徴やコスト、機能に違いがあるため、自社に合う選択が必要です。

どちらのツールを選択するべきか迷った際には、この記事が参考になれば幸いです。

※本記事の内容は2022年5月時点のものです。kintone の仕様や利用環境は変更する場合があります。

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また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。

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