サイボウズ社が提供するkintone(キントーン)は、企業内の様々な業務をシステム化するプラットフォーム型サービスです。データベースとして活用できるため、進捗管理やタスク管理、予実管理、営業管理など、あらゆる管理業務を効率化させます。
組織や企業にとって重要な「顧客管理」も、kintoneに組み込むことによって簡単かつ確実に一元管理できます。
この記事では、kintoneで顧客管理する方法やメリットを解説する他、必要なアプリや注意点、アプリ以外の方法も詳しく紹介します。
顧客情報は組織にとって”情報資産”の一つ
顧客情報は、組織や企業にとっての重要な「情報資産」であり、その価値は計り知れません。顧客情報には、基本的な連絡先情報だけでなく、購買履歴、嗜好、ニーズ、さらにはフィードバックやクレーム情報など、多岐にわたるデータが含まれています。
これらの情報を適切に管理し、活用することで、企業は顧客との関係を深め、競争優位を築くことができます。また、顧客情報は新たなビジネスチャンスを見出すための貴重なリソースであり、製品やサービスの改善、マーケティング戦略の最適化、顧客満足度の向上などに役立つ可能性を秘めています。
しかし、顧客情報を単なるデータの集積として捉えるのではなく、実際に活用するためには、正確で最新の情報が必要です。情報が散在していたり、更新されていなかったりすると、誤った意思決定を招くリスクがあります。
したがって、顧客情報を適切に管理するためのシステムやプラットフォームの導入は不可欠です。特に、顧客情報がデジタル化され、クラウド上で管理されるようになった現代では、セキュリティの確保も重要な課題です。情報漏洩や不正アクセスを防ぐための対策を講じることで、顧客の信頼を守れるのです。
顧客情報は、企業の発展に欠かせない戦略的資産であるため、日々の業務の中でその価値を最大限に引き出すための取り組みが求められます。このような情報資産を効果的に活用することで、競争力を強化し、持続的な成長が可能となります。
顧客管理をkintoneで行える?
kintoneは業務改善を実現するクラウドサービスであり、導入企業数は30,000社を超えています。中小企業から大規模企業、官公庁など、幅広い業界・業種で活用されているツールです。
kintoneは「アプリ」と呼ばれる業務システムを、ローコード・ノーコードで誰でも簡単に作成できる点が特長のひとつです。プログラミングをはじめとする専門知識が不要で、非エンジニアでもすぐにアプリを作成できます。作成したアプリに業務で必要な情報を登録し、管理・共有することで業務改善を図ります。
kintoneの導入メリットについて、さらに詳しくはこちらの記事でご紹介していますので、併せてご参考にしてください。
▼kintoneでできること・できないことは何? 導入メリット・デメリットも解説
顧客管理(CRM:Customer Relationship Management)においても、kintoneは大変有効なツールであり、従来の顧客管理方法の問題点を解決できます。では、どのような問題を解決できるのでしょうか。次項にて解説します。
アナログ・Excelによる顧客管理のデメリット
従来の紙やExcelによる顧客管理は、2025年現在も多くの現場で根強く残る一方、次のような根本的な課題を抱えています。
- 顧客情報や案件データが社内の複数デバイス・フォルダ・部署に点在し、一元的な情報管理や迅速な検索が困難
- 編集履歴や更新者の管理ができず、内部統制や不正防止、情報の信頼性確保に課題が残る
- 外出先やリモート環境からのデータ閲覧・更新が難しく、リアルタイムな情報共有が阻害される
- 部署・担当者ごとにフォーマットや管理画面の作り方が異なるため、情報連携や統合レポート作成が煩雑
- 紙書類の保管・紛失リスク、Excelファイルのバージョン管理不備によるデータ欠損や混乱
また、営業活動やマーケティング、カスタマーサポートにおいては、単純な顧客台帳だけでなく、案件進捗や対応履歴、顧客属性・購買履歴など多岐にわたる情報管理が必要です。
しかし、Excelや紙ベースのシステムでは、どの情報が最新か、誰が・いつ更新したのかを画面上で即座に把握したり、関連情報を連携して活用したりすることが困難です。
その結果、情報の見落としや確認作業の手間増大、営業機会の損失、組織全体の生産性低下などのリスクが高まります。
このような現状を打破するため、kintone顧客管理システムへの移行が注目されています。
kintoneへ顧客管理を移行するメリット
紙ベース・Excelからkintoneへ顧客管理を移行すると、以下3つのメリットを得られます。
- 一元管理による業務効率化
- 最新情報に同期される
- 担当者や進捗状況の可視化
具体的なメリットを、詳しく説明します。
1.一元管理による業務効率化
社員のデバイスやExcel、紙などに散逸する顧客情報をテンプレート化し、kintoneのアプリ上で1か所にまとめると、業務効率向上が見込めます。情報が適切に一元化されれば、迅速に求めている顧客情報にアクセスでき、情報を探す手間と時間を削減します。
情報管理における便利な機能を、kintoneの標準機能になくても簡単に追加することも可能です。
例えば、Web上で情報を管理する際、複数人が同じ情報を閲覧・編集する機会も多く発生するでしょう。kintoneの標準機能では、複数人による同一レコード(各フィールドに入力したデータを一つにまとめたもの)の同時編集は行えません。複数のユーザーが同じレコードを編集しようとする場合、最初に保存したユーザーが優先され、後から保存したユーザーには「レコードを再読み込みしてください。編集中に、ほかのユーザーがレコードを更新しました。」とエラーが表示されます。
情報を取り扱ったり編集したりするメンバーが多いと、この仕様は少し手間に感じるかもしれません。
そこで、プラグイン(拡張機能)をアプリに適用させることで、同時編集が可能となります。このように、kintoneには標準機能から拡張させるための手段が豊富にあります。
また、レコード詳細画面から各データに直接コメントをつけられるため、やり取りや伝達事項もすべてkintoneに集約できます。コミュニケーションツールを別途用意する必要もなく、情報に紐づいたコミュニケーションを行えることにより、コミュニケーションの活性化につながるでしょう。
2.最新情報に同期される
kintoneはクラウド環境で稼働するため、登録・更新された情報や案件データは即座に全ユーザーの画面に反映されます。
これにより、営業現場やサポート部門でも常に最新の顧客情報・案件進捗・履歴を確認でき、リアルタイムな意思決定や迅速な対応が可能となります。
また、kintoneはマルチデバイス対応(PC・スマートフォン・タブレット)を強化しており、外出先やリモートワーク環境からもデータ閲覧・編集がスムーズ。グラフ・ダッシュボード画面で最新データの可視化も自動化されているため、営業成績・SFA(Sales Force Automation)指標・CRM分析もタイムラグなく行えます。
この同期性・可視化力は、業務現場のスピード経営・顧客満足度向上に直結する強みといえるでしょう。
3.担当者や進捗状況の可視化
kintoneの顧客管理では、担当者アプリや進捗状況画面を活用し、営業・案件・サポート履歴の可視化を実現できます。各案件や商談について、担当者ごとの進行状況・対応履歴・リソース配分を一覧画面やグラフで把握できるため、二重対応や抜け漏れを防止。
また、SFA機能では案件ごとのフェーズ管理・活動履歴の記録・顧客ごとの利益分析も自動化され、リーダー・部門長が全体の状況をリアルタイムでモニタリング可能です。
CRM分析やダッシュボード機能も進化しており、現在はAIによるスコアリングやアプローチ提案も一部実装されています。
担当者の異動や退職時も、kintoneシステム内の情報が一元化されていることで、スムーズな引き継ぎ・顧客対応が可能となります。
顧客管理で使えるサンプルアプリ
kintoneの「サンプルアプリ」とは、あらかじめ業種ごとに適した形に作られたアプリの“ひな型”のようなもので、kintone内のアプリストアから無料で追加できます。
さらに、標準機能で使えるサンプルアプリを用途別にまとめた「パッケージ」も用意されています。顧客管理に適したパッケージは、下記2つがおすすめです。
- 営業支援パック
- 顧客サポートパック
詳しい機能や特徴を紹介します。
1.営業支援パック
営業支援パックは、顧客管理アプリ・案件管理アプリ・活動履歴アプリの3つのアプリで構成されているパッケージです。すでにアプリ間での連携機能(ルックアップ・関連レコード一覧の表示・アプリアクション)が設定されているため、顧客情報と紐づいた案件や商談の詳細をまとめて管理できます。
顧客ごとの管理画面には、以下の情報が表示されます。
- 顧客の氏名、電話番号、メールアドレス、住所
- 会社名、部署名
- 担当者名
- 顧客ランク
- 案件情報、商談履歴
営業担当者別の売上金額はグラフ表示され、営業成績の確認・分析に活用可能です。顧客リストの検索機能も搭載されているため、目的の情報へ迅速にたどり着けます。
kintoneでできる営業支援(SFA)について、さらに詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
▼kintoneでSFA(営業支援システム)を構築するには?
2.顧客サポートパック
顧客サポートパックは、顧客情報アプリ・問い合わせ管理アプリ・サポートFAQアプリの3つで構成されています。
サポート部門向けに特化しており、顧客情報とサポート履歴を紐づけるパッケージです。
問い合わせ管理アプリには、顧客ごとの問い合わせ内容と対応履歴が記録されます。対応履歴は時系列順に整理されるため、顧客の最新状況を一目で確認できます。
また、サポートFAQアプリは、サポートセンターに蓄積されたよくある質問と回答をまとめるアプリです。カテゴリー選択やキーワード検索により、お客様対応をしながら質問・回答を素早く探せます。
質問・回答に関連URLを貼れるため、さらに詳細な解説ページへの誘導も可能です。
サンプルアプリの注意点
kintoneのサンプルアプリは簡単に追加できる上に、仕様変更もドラッグ&ドロップで行えます。
ただし、利便性と自由度が高い半面、アプリを追加しすぎてしまう点に注意が必要です。不要なアプリがあるとストレージを圧迫するばかりか、複数アプリへの情報散逸により業務効率が悪化する危険があります。
また、必要な項目や動作・役割などの全体図を考えずにアプリを設計した場合、使い勝手の悪いUI(ユーザーインターフェース)によって作業が滞る恐れがあります。なんとなくアプリを作ってみたり、同じ情報を別々のアプリで扱ったりしないことが大切です。
対策として、アプリ作成のガイドライン策定をおすすめします。必要なアプリに絞ったほうが、適切な導入効果が望めるでしょう。
アプリの作り方については、下記記事をご参考にしてください。
▼kintone(キントーン)のアプリ作成例が知りたい! 使い方やサンプルアプリを紹介
顧客管理に役立つkintoneプラグイン
kintoneには、外部サービスとの連携や機能追加ができる「プラグイン(拡張機能)」があります。無料で提供されているプラグインもありますが、顧客管理プラグインは基本的に有料のものが多いです。
ここでは、顧客管理に活用できるプラグインの主な機能3つと対応サービスを紹介します。
- AI名刺解析プラグイン/ノベルワークス社
- カンタンマッププラグイン/あっとクリエーション社
- krew/メシウス社
AI名刺解析プラグイン
名刺登録には「AI名刺解析プラグイン」がおすすめです。AI OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)機能を持つプラグインであり、スマホで撮影した名刺の文字を読み取り、該当フィールドへ自動出力・登録します。顧客の訪問後、移動中などの隙間時間に活用でき、誤入力や入力漏れなどのヒューマンエラーを防ぎます。
kintoneでできる名刺管理について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
▼kintoneで名刺管理|アプリやプラグイン連携を紹介
カンタンマッププラグイン
顧客の住所や施設などを地図上に表示できると、効率のよい顧客訪問ルートを構築できるでしょう。それには「カンタンマッププラグイン」がおすすめです。kintoneのレコード情報を基に、地図を表示します。
Excelデータと地図ソフトを別々で管理していたり、大量の地図の紙を保管していたりすると、管理の手間やデータを探す時間がかかり何かと非効率になってしまいます。そこで、カンタンマッププラグインを使うと、ボタンひとつでデータをマッピングし、地図上で情報の更新・確認を行うことが可能です。
航空写真やハザードマップを重ねて視覚的に情報を判断したり、地図上に写真やメモを残したりすることができます。Excelに記録してある緯度・経度の一覧表や住所などのデータから変換し、地図上にピンを表示するため、専用のプログラミング知識は不要です。
krew
krewとは、kintoneをExcelのような操作性とUIで編集・確認できるようになるプラグインシリーズです。krewには以下3つのプラグインがあります。
- krewSheet
レコード一覧画面でExcelのようにコピー&ペーストでデータを編集したり、セルに色を付けたりすることができるようになります。リアルタイム共同編集機能では、同時編集の有無や他ユーザーの操作による更新・保存されたレコードの状況が確認可能です。
Excel感覚でkintoneを使えるようになるため、脱Excel化を推進するでしょう。 - krewData
kintoneの標準機能では、複数のアプリをまたがる集計は行えません。そのため、予算や実績など複数アプリの集計が必要な際にkrewDataが良く利用されています。集計のタイミングは「スケジュール実行」「リアルタイム実行」の2つから選択でき、業務シーンに合わせたタイミングで集計処理を自動化します。
また、集計機能を利用して名寄せ・データクレンジングにも活用できます。データクレンジングとは、「(株)」や「株式会社」といった表記ゆれを補正し、一貫性のあるデータ管理を可能にする機能です。ノンプログラミングで扱えるため、難しい条件設定などの作業は必要ありません。
設定方法について、詳細はこちらのページをご覧ください。 - krewDashboard
krewDashboardを使えば、kintone内のデータを多彩なグラフで可視化することが可能です。アプリのデータが更新されると、ダッシュボードも自動的に最新の情報に更新されるため、グラフを作り直す必要はありません。krewDashboardもExcelに似た機能があり、ソート・フィルター/条件付き書式/集計フィールドなどを設定できます。
プラグイン利用時の注意点
プラグイン利用時の注意点のひとつに、適切なkintoneの料金プランを選択することが挙げられます。
プラグインを利用するには「スタンダードコース」以上の契約が必要です。最も低額のライトコースはプラグインを利用できないため、プラグインを使いたい場合はスタンダードコースを選びましょう。
スタンダードコースについて、下記記事にて詳細を解説しています。
▼kintoneのスタンダードコースとは? 他のコースとの違いを解説
そして、高機能なプラグインは基本的に有償利用です。有料プラグインをむやみに追加すると費用がかさむため、適切な費用対効果を得られない恐れがあります。すでに専門のSFAやCRMシステムでの顧客管理で十分に効果を発揮できている場合、kintoneとの連携にメリットはそこまでないかもしれません。
まずは、kintoneで顧客情報を管理する目的を明確にしましょう。プラグインを追加する前に、費用に見合った効果を得られるか検討することが重要です。
また、販売されている有料プラグインは基本的に無料お試し期間を設けており、1か月程度その使い勝手を試すことができます。まずはお試し期間を利用して、自社にとって本当に必要なプラグインなのか判断するとよいでしょう。
kintoneのプラグインについて、下記の記事で詳しくご紹介しています。
▼【2024年11月】無料版kintoneプラグインのおすすめをご紹介!
▼kintoneプラグイン(拡張機能)は開発できる? 必要なファイルや手順を紹介
kintoneでの顧客管理を成功させた事例
テクバンにて、お客様のkintoneでの顧客管理システム構築をサポートさせていただいた事例について簡単に紹介します。
A社では、部署ごとに顧客情報が管理されている状態で、全社的に顧客情報を集約するデータベースがありませんでした。組織としてはいわゆる「縦割り」で、横とのつながりはかなり薄かったようです。そのため、顧客情報の管理方法も部署ごとで異なり、それぞれ別のCRMを導入していたり、Excelで管理していたりと、統一されていませんでした。
そこで、全社統一できるCRMとしてkintoneを導入。
すでに顧客情報が蓄積されている既存システムと連携し、すべての情報をkintoneで一元化しました。また、プラグインや外部クラウドサービスと連携し、顧客の購入履歴から顧客分析とスコアリングを算出するような仕組みを構築したのです。スコアリング結果を基に、ネクストアクションを導き出し、合理的な営業活動の実施へとつなげることができました。
これまで実施しなかったクロスセル・アップセルを行えるようになり、以前と比べ顧客獲得につながりやすくなったり、アプローチした顧客から問い合わせが増えたりと、kintoneの導入効果を得られたようです。
このように、情報をkintoneにすべて集約しデータ分析を行えば、利益向上につながる活動をkintoneから導くことが可能です。
テクバンのSFA ”KOREYOI” on kintone
テクバンが提供する「KOREYOI」は、kintoneをベースにしたSFAパッケージです。
「SFAは機能が多く使いこなせない」「ランニングコストが高い」「機能をカスタマイズしたい」といったお悩みを解消します。
KOREYOIは、メイン機能を「取引先管理」「商談管理」「活動管理」「ダッシュボード機能」の必要十分な機能に絞り、シンプルな構成にしました。名刺管理機能やマーケティング機能については、いつでも追加可能です。リーズナブルで使い勝手の良いSFAを実現しました。
kintoneをベースとしているため、さらなる機能拡張も可能です。自社独自のシステムを構築したり、基幹システムと連携し定型業務を自動化したりすることもできます。
SFAの導入や既存SFAからの移行をご検討の方は、ぜひ一度テクバンまでご相談ください。
kintoneの顧客管理で情報共有の効率化
Excelや紙の顧客管理からkintoneへ移行すると、管理作業がスムーズになります。リアルタイムの情報共有やマルチデバイスの活用により、業務効率の向上が期待できます。
kintoneで顧客管理を行う方法は、サンプルアプリやプラグインの追加、カスタマイズサポートの利用の3つです。kintoneを柔軟に設計したいと考えるなら、カスタマイズサポートの利用がおすすめです。kintoneオフィシャルパートナーであるテクバンは、お客様に最適なkintone環境を提供いたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
kintoneの案件管理機能やその他便利な機能について、さらに詳しい記事をご用意しております。ぜひ参考にしてください。
▼kintoneの案件管理|営業活動に役立つ機能を紹介
▼kintoneのカレンダー表示機能|便利なプラグインも紹介
▼kintoneのプロセス管理|ワークフローの設定例を紹介
※本記事の内容は2025年10月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。
開発支援承ります
テクバンではkintoneの開発・伴走支援を受け付けております。日々の運用でお困りの方は以下より弊社サービスをご覧ください。
また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。
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