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kintoneのスタンダードコースとは? 他のコースとの違いを解説

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kintone「スタンダードコース」がおすすめ! 充実した機能と使いやすさ

サイボウズ社(Cybozu)の業務改善向けクラウド型プラットフォームサービス「kintone(キントーン)」には、スタンダードコース/ライトコース/ワイドコースの3つのライセンスプランがあります。
スタンダードコースはライトコースよりも利用価格が高い一方、機能面が充実しているプランです。また、無料のお試しができるというメリットもあります。

3種類のライセンス体系ですが、どのコースを導入すべきか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、主にkintone(キントーン)のライセンスプラン、スタンダードコースについて解説。さらにライトコース・ワイドコースと比較し、機能面や月額料金の違いについて紹介します。

関連記事をご用意しております。こちらも併せてご参考にしてください。
▼kintoneプランの選び方は? 機能・月額料金を比較、解説!

kintone(キントーン)でできること

kintone(キントーン)は業務改善を目指すためのツールであり、主に以下の3つの機能に特化しています。

  • アプリの作成と利用
  • アプリ内でデータに紐づくコミュニケーション
  • プラグインやサイボウズの他製品との連携

次項より、詳細を解説していきます。

アプリの作成と利用

kintone(キントーン)は、「アプリ」と呼ばれる業務システムを作成することで、組織の業務改善や生産性向上を目指すツールです。
アプリは、ドラッグ&ドロップの簡単操作で作成できるため、プログラミングの専門知識がない方でも扱える点が魅力です。また、既存のExcelなどのデータを元に作成することも可能で、文字情報・画像・ファイル・計算式などを記入または挿入し、データ管理や分析に活用できます。

アプリにプロジェクトの情報や顧客情報、商品情報などを登録して、「データベース」として使用できます。レコード(アプリに入力した各フィールドを1つにまとめたもの)一覧画面から必要な情報を検索したり、レコード詳細画面では関連する情報を参照したりすることが可能です。

kintoneでの情報共有について、下記記事にて詳細を解説しています。
▼kintoneのアカウントは使いまわし不可! 情報共有する方法とは?

その他、kintoneアプリで「申請・承認フロー」として利用することも可能です。kintoneにアクセスできれば場所を限定せず申請・承認を行えるため、従来のアナログなワークフローから脱却し、業務の効率化を実現します。

kintoneでのワークフロー設定について、下記記事にて紹介していますので、併せてご覧ください。
▼kintoneのプロセス管理|基本設定とワークフローの設定例

アプリ内でデータに紐づくコミュニケーション

レコード詳細画面にて、チャット形式でコミュニケーションをとれるため、情報に紐づいた質問や相談などがkintone内で完結できます。
また、「スペース」という機能があり、スペースでプロジェクトの進捗状況や従業員それぞれのタスクの確認、テーマを決めてのディスカッション、情報の提供と共有、蓄積などが可能です。

スペースに参加するメンバーの登録や公開範囲も柔軟に設定できます。個別メッセージで1対1のクローズドなやりとりもできます。

kintoneのスペース機能について、関連記事をご用意しています。
▼kintoneのスペースとは? 機能や活用方法を解説

プラグインやサイボウズの他製品との連携

kintoneを標準機能から拡張させたい場合、プラグイン(拡張機能)を導入することでさらに便利な機能を追加できます。
プラグインとは、JavaScript・CSSファイルがパッケージ化されたもので、利用しているkintoneのアプリにインストールするだけで機能追加が可能です。システム開発をする必要がなく、すぐに適用できる手軽さがあります。

また、APIやWebhookを利用した外部サービスとのデータ連携も可能です。データをkintoneに集約できるため、情報の一元管理化やデータ分析・集計に役立つでしょう。
その他、サイボウズ社がリリースしている他商品と連携できます。例えば、グループウェア「Garoon(ガルーン)」やメール共有サービス「Mailwise(メールワイズ)」と連携すると、案件管理アプリとスケジュールを連携させたり、顧客管理アプリからメールを一斉送信したりといったことも可能です。

関連記事をご用意しています。
▼kintoneとサイボウズOffice、違いは? 機能や特長、検討ポイントからマッチする企業タイプも解説

kintoneスタンダードコース以外のプランは?

kintone(キントーン)にはスタンダードコース以外に、ライトコース/ワイドコース(2024年秋より新設)の2つのプランがあります。

それぞれの月額の利用料は以下の通りです。(※税別)

ライトコース スタンダードコース ワイドコース
1,000円/1ユーザー 1,800円/1ユーザー 3,000円/1ユーザー

初期費用は無料で、1ユーザー単位で契約できます。少人数のチームから数万人のチームまで、規模の大きさに関わらず様々な用途に利用できるのが、kintoneの特長のひとつです。

ワイドコースは、2024年秋に「大規模利用に特化したプラン」としてエンタープライズ企業向けに新設されました。利用ユーザーが1,000人以上いる場合はワイドコースをおすすめしますが、基本的にはスタンダードコースかライトコースで検討するとよいでしょう。

次章にて、各コースの細かな違いをまとめていきます。

スタンダードコースと他のコースの違い

kintone(キントーン)の各プランの違いを以下の表にまとめました。

ライトコース スタンダードコース ワイドコース
最小契約ユーザー数 10ユーザー 10ユーザー 1,000ユーザー
アプリ数 ~200個 ~1,000個 ~3,000個
スペース数 ~100個 ~500個 ~1,000個
外部サービスとの連携、プラグイン ×
ゲストユーザー価格

月額700円
/1ユーザー

月額1,440円
/1ユーザー

月額1,440円
/1ユーザー

ゲストスペース数

~100個

~500個

メール共有オプション

×

月額5,000円/~5,000件

ワイドコースはスタンダードコースの機能を兼ねるため、違いは料金やアプリ・スペース数の上限などだけです。
しかし、ライトコースとスタンダードコースでは機能の違いがあるため、注意が必要です。

次項より、ライトコースとスタンダードコースの違いについて、詳細を解説します。

外部サービスとの連携、プラグイン

先述の通り、kintoneの機能を拡張させたい場合はプラグインの導入が有効ですが、ライトコースではプラグインを利用できず、スタンダードコース以上の契約が必要です。
kintoneは標準機能でも十分に効果を発揮しますが、「さらに業務改善を進めたい」「DXを促進させたい」という場合には、機能の拡張は必須でしょう。長期間にわたり、組織の業務改善に取り組もうと考えているようでしたら、プラグインを利用することを前提に、スタンダートコースの利用をおすすめします。

「標準機能の範囲内でできることだけ業務に使う」「コストの関係でプラグインを導入することはない」と決まっているようでしたら、ライトコースでよいでしょう。

メール共有オプション

「メール共有オプション」とは、メールとkintoneを連携させるオプション機能です。メールの送受信をkintone上で可能にします。

メールの対応状況を見える化したり、複数担当でメールを共有したりすることで、対応漏れを防ぎ迅速な対応につながります。また、受信したメールは、1クリックでkintoneアプリに転記できるため、メールの情報や対応内容をアプリに集約し、ノウハウの蓄積も実現するでしょう。

メールのやりとりが多い組織には、メール共有オプションがおすすめです。こちらもスタンダードコース以上の契約が必要であり、ライトコースでは利用できません。

30日間の無料お試しの有無

kintoneのスタンダードコースは、30日間の無料お試しから利用可能です。お試し終了後に自動課金されることもないため、まずはお試しで機能面を確認してみるといいでしょう。

ライトコースには無料お試し制度はなく、サービスを契約後にはじめて利用することになります。
kintone無料お試し申し込みはこちらから。

チーム応援ライセンスの有無

サイボウズ社では、特定非営利活動法人(NPO法人)または要件をすべて満たす任意団体、非営利型一般社団法人、非営利型一般財団法人を対象に「チーム応援ライセンス」を提供しています。

チーム応援ライセンスでは、kintoneのスタンダードコースを年額9,900円(900ユーザーまで)で利用可能です。
チーム応援ライセンスで利用できるのはスタンダードコースのみで、ライトコースはありません。

スタンダードコースが向いているケース

kintoneの3つのライセンスプラン、ライトコース/スタンダードコース/ワイドコースを比較すると、大きな違いは拡張機能の有無、利用できるアプリとスペースの数、価格の3点です。

一方、利用可能な容量や用意されているサポート窓口の種類など、他の基本的な機能に差はありません。これを踏まえて、kintoneのスタンダードコースの導入が向いている企業やシーンを紹介します。

効率化すべき業務内容が多岐にわたる

kintoneのスタンダードコースでは、ライトコースよりも多くのアプリが追加できる他、拡張機能や外部サービスの連携オプションも利用できます。

kintoneによって効率化する業務内容が多岐にわたる場合には、多くのアプリや機能を追加することになるでしょう。ライトコースのアプリ数200個では対応しきれない可能性があるため、スタンダードコースをおすすめします。

共有データが膨大

すでにExcelやWordなどのファイルで作成しているデータを、kintoneのアプリにして共有・管理できるのも、kintoneのメリットです。

管理するファイルやデータの数が膨大な場合にも、ライトコースではなくスタンダードコースが向いています。既存データを元にアプリにすれば、膨大な紙媒体データのデジタル化や、フォーム(書式)を統一できるなどのメリットもあります。
また、データを探す際にもレコード一覧画面から簡単に検索できます。

多くのチームやプロジェクトがある

kintoneを利用する部署内に複数のチームがある場合や、同時進行しているプロジェクトが幅広い場合にも、スタンダードコースが向いています。

スタンダードコースならスペース、ゲストスペースそれぞれ500個まで設置可能です。「チーム内のさらに小規模なチームごとにコミュニケーションを取りたい」「ひとりの従業員が複数のプロジェクトに関わっている」という際にも、スタンダードコースで適時スペースを設置できます。

機能を業務内容に応じてカスタマイズしたい

拡張機能はスタンダードコースに限られたサービスとなります。ビジネスシーンや業務内容に応じて機能をカスタマイズする場合に適しているため、積極的に取り入れたい機能です。

また、基幹システムとの連携や他のクラウドサービスとの連携も、kintoneでカスタマイズが必要となるため、スタンダードコース以上でないと行えません。kintone導入の目的に沿って、どのコースを選ぶか検討するとよいでしょう。

オンプレミスの基幹サーバーとkintoneを連携させた事例について、下記資料にて紹介していますので、ぜひダウンロードしてご覧ください。
【事例】オンプレミスサーバーとkintoneのデータ連携により、手動で行っていた業務を自動化

kintoneスタンダードコースを試してみよう

kintoneのライセンスプラン、スタンダードコースの特徴やライトコース・ワイドコースとの違い、スタンダードコースが向いているシーンを解説しました。

上位プランのスタンダードコースは、ライトコースよりも利用料金が高い一方、拡張機能やサイボウズの他の商品との連携ができる、アプリやゲストの数が多いなど機能面が充実しています。
自社に合ったライセンスプランを選んで、kintoneを業務効率化やビジネス拡大に活用しましょう。

※本記事の内容は2024年12月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。

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また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。

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