サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォーム「kintone(キントーン)」の導入企業は累計30,000社を超えています(2023年5月時点)。TVCMなどで目にする機会も多い注目のサービスなため、導入を検討中の企業も多いのではないでしょうか。
kintoneは、Webブラウザ上からログインして利用する仕組みで、インターネット環境さえあれば誰でも簡単に利用できるクラウドサービスです。
kintoneの強みは、自社に合った業務アプリが作成できる点です。しかし、中には自分たちではうまくアプリを作成できず、困っているケースもあるようです。
この解決策としてサイボウズ社のカスタマーサポート(電話・メール)が用意されていますが、他にも、kintoneのオフィシャルパートナーに依頼する方法があります。
そこで本記事では、kintoneの導入前や導入後に課題が出てきた場合はどのような解決策があるのか、そしてオフィシャルパートナーへの支援依頼がいい理由や、依頼できる内容を詳しく解説します。
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kintone導入をパートナー企業がサポート
kintoneは、業務に必要なアプリを作成できることが特長です。利用者の自由度や利便性が高い半面、導入・開発がうまくいくか、不安を感じる方がいるかもしれません。次のようなお悩みはないでしょうか。
- kintoneを導入して本当に効果を得られるのか不安
- 無料お試し期間に導入したが、効果検証がうまくいかなかった
- もっと利便性を高めるためにはkintoneの開発が必要
こうしたお悩みに加え、「開発経験もなく、システム全体を見通したアプリ作成ができない」「選んだアプリが自社の業務プロセスに最適なのかわからない」「想定よりも導入効果が得られず改善したい」「専門的なサポートが欲しい」といった導入後に課題を抱えているケースもあるでしょう。
こんなときに頼りになるのが、サイボウズ社のカスタマーサポート(電話・メール)です。カスタマーサポートは、本契約中だけでなくkintoneの無料お試し期間中でも利用できます。
kintone利用者向けカスタマーサポートについて詳しくはこちら
その他、サイボウズ社から資料を取り寄せる、デベロッパー(開発者)向けのヘルプサイト(cybozu developer network)を活用する、といった解決策もあります。
それでも解決に至らなかったとき、どうすればいいのでしょうか。
kintone導入・開発の課題解決策のひとつとして、システム開発のプロである「SIer(システムインテグレーター)」への依頼がおすすめです。
kintone導入・開発支援を請け負っている企業は数多くあり、中にはサイボウズ社から認定されたkintoneのオフィシャルパートナーも存在します。
kintoneのオフィシャルパートナーとは?
kintoneオフィシャルパートナーとは、サイボウズ社が認めた導入・開発支援やコンサルティング、研修をする協力企業です。
サイボウズ社には、Cybozu Partner Network、通称「CyPN(サイパン)」というパートナー制度があります。
オフィシャルパートナーになるには、まず「レジスタード」というパートナー候補企業になるための登録を行い、2件以上の実績を積んだり、1名以上がkintone認定資格アソシエイトに合格したりしなければなりません。その後、サイボウズ社との面談を経て、規約に同意すると「オフィシャルパートナー」に認定されます。
つまり、kintoneのオフィシャルパートナーは、サイボウズ社から技術支援や製品活用トレーニングを受けており、製品への理解が深いため、kintoneの強みを最大限生かすソリューションや活用の提案を行えるといえます。
CyPNに加入している企業を探すには、以下のページから確認できます。
サイボウズのパートナーネットワーク
オフィシャルパートナーができること
オフィシャルパートナーへ依頼できる主な内容を一覧化しました。導入前はもちろん、運用中でも幅広いサポートが受けられます。
ただし、企業によって対応していない内容もありますので、注意が必要です。
対応項目 |
対応内容 |
導入相談 |
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導入後の構築サポート |
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アプリ開発 |
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業務コンサルティング |
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オフィシャルパートナーは、様々な支援サービスを提供しています。kintoneの開発・導入でお悩みの方は、オフィシャルパートナーによる導入支援サービスの活用も検討するといいでしょう。
kintone導入支援のメリットとは
kintone導入において、オフィシャルパートナーを利用するメリットとして、以下のことが挙げられます。
- 知識がなくてもkintoneの機能を最大限活用できる
- kintoneの操作に困った際、対応してもらえる
- 外部システムとの複雑な連携も、設計段階からサポートしてもらえる
kintoneは、ローコード・ノーコードで業務システムを開発できるツールではありますが、非エンジニアがkintoneを100%活用できるかといわれると、必ずしもそうは言い切れません。
そこで、オフィシャルパートナーのサポートを受ければ、IT知識に乏しい人でもkintoneの機能を最大限に活用できるように、kintoneを構築し体制を整えてくれます。
また、kintoneの操作でわらないことや教えてほしいことなど、問い合わせサポートを実施しているオフィシャルパートナーもいます。
kintone導入後に社員にレクチャー・教育を行ってほしいという要望に対応しているパートナー企業も多いため、希望があれば気軽に相談してみるとよいでしょう。
その他、kintoneは連携できる外部システムも豊富です。
例えば、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)連携を活用すれば、他システムにあるデータとkintone内のデータを一元管理できるようになり、データの転記・再入力の手間を削減します。
また、点在するデータの一元管理化を実現すれば、ビッグデータの分析も可能となります。経営戦略や企業成長につながるようなデータ分析・管理もkintoneで行えるように、パートナー企業にサポートしてもらえるのです。
導入支援を受ける方法とは
kintoneの導入支援を依頼するには、以下の方法があります。
- サイボウズ社に相談する
- パートナー企業へ直接依頼する
サイボウズ社やパートナー企業への相談方法は、電話やメール、コーポレートサイトのお問い合わせフォームからコンタクトをとるとよいでしょう。
サイボウズ社では「パートナー選定支援サービス」があり、導入や活用に向けた開発・教育・運用改善を実施するパートナー企業を案内するサービスです。
お客様の要件や相談内容に応じたパートナー企業を提案してもらえるので、まずはこちらから問い合わせてみるのもおすすめです。
公式パートナー テクバンの2つのサービス
オフィシャルパートナーであるテクバンは、大きく分けて次の2つのサービスを提供しています。
- 導入支援
- 開発支援
それでは詳しい内容を紹介します。実際にどんな支援が受けられるのか、ぜひ確認してください。
1.導入支援
テクバンの導入支援は、様々な理由でkintone導入が進まないお客様向けのサービスです。ヒアリングから始め、最適に導入できるようお客様を支援いたします。
まず、そもそもkintoneがお客様に適しているのか、どのような導入効果を得られるのかを明らかにします。kintoneの無料お試し期間で導入効果を検証できるよう、トライアル設計から携わってサポートいたします。
そして導入が決定した場合、丁寧な要件定義や全体設計をもとに、迅速な導入支援を行います。
詳しくはこちらのページをご参考にしてください。
2.開発支援
テクバンの開発支援は、kintone導入後の運用に課題があるお客様向けのサービスです。
お客様の要望や状況に合わせ、「全体設計」「カスタマイズ」「開発サポート」の3段階でkintone開発を支援いたします。
お客様の現状を丁寧にヒアリングすることで、「kintoneを使っても、なぜ業務改善が進まないのか」といった問題点を洗い出していきます。改善策を提案・実行し、システム導入後の運用面も含めトータルでサポートいたします。
また、担当者の負担を減らしたり、社内にkintoneを扱える人材を増やしたりといった「内製化支援」も行っております。ベンダーからのレクチャーには高い費用を要しますが、テクバンでは手ごろな価格にてサポートを行っておりますので、ご希望でしたらお問い合わせください。
開発支援について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
CYBOZU AWARD 2023首都圏エリア賞を受賞
テクバンの支援サービスは、一般的な開発支援サービスよりもリーズナブルな月額定額制プランを提供しています。
1,000人ほどのエンジニアの中から最適なメンバーを抜擢し、ITサービス専門企業ならではの高度な開発スキルでサービスを提供いたします。
サービス内には月間20時間のお問い合わせサポートも含まれますので、基本的な操作方法や使い方などを聞きたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。
テクバンは、顕著な実績をあげたオフィシャルパートナーを表彰するCYBOZU AWARD 2023にて、首都圏エリア賞を受賞しました。豊富な導入実績と確かな技術力で、お客様のニーズにお応えします。
kintoneパートナー企業とビジネス最適化
kintoneは、アプリ構築の自由度が高いシステムです。
しかし、機能性をよく確認しないまま導入してしまうと、期待したほどの効果が得られない可能性もあります。kintoneの導入・開発に不安がある場合は、オフィシャルパートナーへ相談するメリットは大きいでしょう。
オフィシャルパートナーはkintoneを熟知しており、お客様の要望に寄り添ったサポートサービスを提供しています。
kintoneの導入・開発でお悩みのお客様は、オフィシャルパートナーであるテクバンに、一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。kintoneに対する様々な不安や課題の解消に向けて、大きく前進できるはずです。
kintoneについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
kintoneライセンス別の料金や特徴一覧
kintoneでできること・できないことは何? 導入メリット・デメリットも解説
kintoneプランの選び方は? 機能・月額料金を比較、解説!
サイボウズ「kintone(キントーン)」のお試し期間で使える機能やユーザー数、注意点を解説【kintoneは30日間無料試用が可能!】
kintoneのスタンダードコースとは? 機能や月額料金、ライトコースとの違いを解説
※本記事の内容は2023年5月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。
開発支援承ります
テクバンではkintoneの開発支援を受け付けております。日々の運用でお困りの方は以下より弊社サービスをご覧ください。
また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。
kintone開発支援サービス
kintoneプラグイン