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2023.12.05

URLフィルタリングとは? 仕組みや種類別の機能、効果やメリットを解説

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目次

URLフィルタリングは、WebサイトやURLへのアクセスを制限する仕組みです。情報漏えい防止、業務と関係ないURLの閲覧制限などセキュリティ向上の観点から、URLフィルタリングの導入を検討する企業も多くなりました。
今回の記事では、URLフィルタリングとは何かに加えて、仕組みや種類別の機能、効果やメリットについて解説します。

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URLフィルタリングの概要や種類別の機能を解説

URLフィルタリングとは何か、さらに仕組みや種類別の機能について解説します。

URLフィルタリングとは

URLフィルタリングとは、不適切なURLへのアクセスを阻止する技術です。不適切なURLとは一般的に、公序良俗に反するWebサイト、マルウェアに感染する恐れがあるサイトなどの、ビジネスにおいてリスクとなるWebサイトが該当します。
また、仕事中に企業の事業や業務とは関係のないWebサイトの利用や閲覧を禁止する目的で、業務外のWebサイト全般を不適切なURLに含むこともあります。

URLフィルタリングの仕組み

URLフィルタリングは、あらかじめ設定した閲覧サイトの条件やルールをもとに、アクセス許可の判断をする仕組みを採用しています。
アクセスを制限する仕組みは、URLフィルタリングの種類によって異なります。例えば、あらかじめ不適切なサイトのURLをリスト化し、リストに該当するサイトへのアクセスを試みた場合に通信を遮断する、Webサイトを特定のカテゴリーに分類しアクセスを制限するなどの方法があるようです。

URLフィルタリングとWebフィルタリング、DNSフィルタリングの違い

URLフィルタリングと似ている言葉に、WebフィルタリングとDNSフィルタリングがあります。
Webフィルタリングとは、インターネットを介したネットワーク内でユーザーがアクセスできるコンテンツを制御する様々な手法のことです。URLフィルタリングは、Webフィルタリングの一種に含まれます。
DNSフィルタリングとは、DNSクエリを遮断する制御手段のことです。URLフィルタリングはWebサイトへのアクセスを制限するのに対して、DNSフィルタリングは指定したドメインを制御します。DNSフィルタリングによってドメイン名をブロックすれば、URLに関係なくWebサイトとそのすべてのWebページをブロックできるのが特徴です。

URLフィルタリングの種類別の機能

URLフィルタリングは種類別に、機能や特徴が異なります。種類別の特徴、メリット、デメリットを以下に一覧でまとめました。
URLフィルタリング製品の選定時に、機能やURL判別タイプと照らし合わせてお役立てください。

種類

特徴

メリット

デメリット

ホワイトリスト式

アクセスを許可するリストを作成し、リストに該当しないURLをすべて遮断するURLフィルタリング

未知の有害なサイトも確実に遮断でき、セキュリティ強度が高い

決まったサイトにしかアクセスできないため、インターネットでの検索や情報収集の幅が狭くなり、不便。
業務上、幅広い分野の情報収集をインターネット上で行う必要がある場合は向いていない

ブラックリスト式

有害なサイトのリストに該当するURLへのアクセスを遮断するURLフィルタリング
(ホワイトリスト式の逆)

一般的なURLフィルタリング方法で、ホワイトリスト式よりインターネット上での検索や情報収集の幅が広がる

有害サイトの情報を継続的に登録および更新する手間がある

レイティング式

 

様々な Webサイトの格付け結果をURLフィルタリングのリストに保管するURLフィルタリング

アクセスを遮断する基準を決めておけば、自社や業務に合わないサイトを排除できる。
第三者機関による客観的な格付け結果もアクセス可否の判断材料にできる

新しく制作されたサイトは格付けするまでに時間がかかるため、遮断できない場合がある

カテゴリーフィルタリング式

Webサイトを内容によって特定のカテゴリーに分類する方法。
閲覧拒否設定をしたカテゴリーのWebサイトを遮断できる。
(例:SNSや掲示板などは情報漏えい防止、業務に関係ないなどの理由で遮断)
カテゴリーのデータベースはセキュリティ会社が作成する

自社でデータベースを作成しないため、負担や手間なく有害なサイトをブロックできる

 

URLフィルタリングのデータベース精度が低いと、有益なサイトまで遮断してしまう可能性がある 

URLフィルタリングの効果やメリット

URLフィルタリングを導入することで得られる効果や、メリットについて解説します。

情報漏えいの防止

URLフィルタリングによって通信を監視すれば、有害サイトへの不適切なアクセスを遮断可能です。
有害サイトにアクセスすると、企業の機密情報を抜き取るマルウェアに感染するリスクがあります。マルウェアによって顧客の個人情報や機密情報が流出すると、企業としての信頼や利益の損失につながるでしょう。事前に有害サイトへのアクセスを遮断することで、マルウェアによる個人情報や機密情報の不正ダウンロードなども防げます。

URLフィルタリングは不適切なアクセスの遮断だけでなく、Webサイトの閲覧ログも管理できます。万が一自社の内部で情報漏えいが発生した場合、Webサイトの閲覧ログを確認することで、内部での不審なアクセスや操作を行った痕跡の発見にもつながるでしょう。
従業員が外部サイトやSNSへの書き込みで社内情報を漏らす、退職予定の社員がオンラインストレージにアクセスしノウハウを持ち出す、などといった内部からの情報漏えい防止にも役立ちます。

仕事の効率や生産性の向上

URLフィルタリングを活用すれば、従業員が業務と関係ないサイトを閲覧することも防止できます。
業務中に業務に関係のない動画配信サイトやSNSなどを閲覧すると、仕事をしない、業務に集中できないといった問題が発生する可能性が高いでしょう。
URLフィルタリングによって業務に無関係のWebサイトを排除し、仕事の効率や生産性の向上にもつなげられます。

URLフィルタリングよりも強固なセキュリティ環境を整えるには

URLフィルタリングはセキュリティ対策、業務の効率化、生産性の向上などに有効な技術です。
一方でURLフィルタリングを行うことで業務上必要なWebサイトの閲覧まで妨げられてしまうといった弊害があります。フィルタリングを行うURLの指定やカテゴライズ、制限の設定など、URLフィルタリングを運用するための対応も煩雑になりがちです。
さらにURLフィルタリングを行っても社外のインターネット環境を介した有害なサイトへのアクセスや、内部の情報漏えいなどを完全に防ぐことはできません。

URLフィルタリング以上に強固なセキュリティ対策を、運用の手間なく導入したいときには外部のセキュリティ対策ソリューションサービスを利用する方法が有効です。
テクバンでは、次世代セキュリティとして社内外のあらゆる場所からの脅威からデバイスやユーザーを守る、各種セキュアWebゲートウェイ(SWG)製品の導入支援サービスを提供しています。

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URLフィルタリングは情報漏えい防止や生産性向上に有効

URLフィルタリングの概要や種類別の機能、導入すると得られる効果やメリットを解説しました。
URLフィルタリングはセキュリティの向上や業務効率化などに有効な一方、URLの管理や設定などの作業・運用が発生することに注意が必要です。
外部の支援サービスの利用も検討の上、自社のセキュリティや業務上での課題解決となるソリューションを導入しましょう。

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