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kintoneの料金は高い? プラン別費用について解説

  • kintone導入をご検討の方
kintone を検討中の方へ! サイボウズ社「kintone」の費用・特徴を紹介

サイボウズ社が提供する「kintone」は、累計20,000社以上(2022年3月時点)が導入しているクラウド型ソフトウェアです。専門的なIT知識を必要とせず、自社に合った業務アプリを作成できます。

kintoneの導入を検討するためには、まずはkintoneの特徴や費用を知りましょう。
また「kintoneを導入したものの、うまく業務改革できなかった」といった事例・評判も踏まえて、自社にとってkintoneが最適かどうかを検討し、効率よく運用していく必要があります。

本記事では、kintoneの特徴や費用一覧、口コミ・評判などを紹介します。

関連記事をご用意しております。
▼kintoneの競合製品5つの機能を徹底比較
▼Power Appsとkintoneを⽐較! できることや選び方を紹介
▼kintoneとZoho Creatorを⽐較! 具体的な違いと共通点を徹底解説

kintoneで実現できることとは

kintone(キントーン)とは、サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォームです。
kintoneはあらゆる業種において、業務の効率化と生産性を上げることができます。データ作成、情報共有や管理、請求書作成・出力、業務フローの自動化、チャットによるコミュニケーションをひとつのツールで行えることが、kintoneの大きな強みです。

また「kintoneの導入担当者の93%が非IT部門」という実績の通り、開発知識がなくても、マウス操作で誰でも簡単に業務システムを構築・改善できます。
業務に必要なアプリを自由に作成でき、プラグインや拡張機能を使えば、さらに便利な業務システムへと作り変えることが可能です。
例えば、Excelやスプレッドシートでのデータ管理に課題を抱えている場合、kintone上でデータの一元管理化が可能なため、有効な解決策となるでしょう。

より詳しいkintoneの機能解説やExcelとの連携方法について、以下にて紹介しております。
▼kintoneでできること・できないことは何? 導入メリット・デメリットも解説
▼kintoneのExcel連携方法は? 事例や拡張機能をご紹介

kintone標準ライセンスの費用

kintoneは、サーバー設置費用や開発費用といった初期費用がかからず、また登録から30日間無料で使えるということもあり、導入のしやすさが魅力といえます。
無料期間以降における料金体系は、ライセンス形態・プランによって異なります。

ここでは、「標準ライセンス」における「ライトコース」と「スタンダードコース」の2つのプランを紹介します。

ライトコース

スタンダードコース

料金/1ユーザー

月額780円
(年額9,170円)

月額1,500円
年額17,640

外部サービスとの連携、プラグインや拡張機能の利用

×

アプリ数の上限

200個

1,000個

スペース数の上限

100個

500個

ディスク容量

5GB×ユーザー数

5GB×ユーザー数

サポート

言語設定

日中英

日中英

スマホアプリ

ゲストユーザー価格

580円

1,200円

ゲストスペース数

100個

500個

セキュアアクセス

250円/1ユーザー

250円/1ユーザー

ディスク増設/10GB

月額1,000円/10GB

月額1,000円/10GB

各プランで使用できるアプリ数やスペース数の上限の他、カスタマイズの有無も押さえておきましょう。

プランの違いについて、こちらの記事でも解説しております。
▼kintoneプランの選び方は? 機能・月額料金を比較、解説!
▼kintoneのスタンダードコースとは? 機能や月額料金、ライトコースとの違いを解説

kintone開発者ライセンス

kintoneプラグインと外部サービスとの連携システム構築と運用をする際に必要となる「開発者ライセンスを利用できるのは、スタンダードコースのみです。
開発者ライセンスは、あくまでAPI連携を使用した開発目的での利用を想定しているため、運用のためには利用できません。
5ユーザーまで、ディスク容量25GBまでと固定されています。提供期間は申込日から1年間ですが、更新する場合はサービス終了日の30日前より管理者宛に届くご案内メールから更新手続きを行えます。

ライトコースでは、API連携や開発を行えないため、注意が必要です。
業務改善したい範囲を明確にした上で、拡張機能の必要性を検討し、適切なプランを選択しましょう。

kintoneのAPI連携について、関連記事をご用意しております。
▼kintoneのAPI機能で外部システムと連携する

標準ライセンス以外の費用

標準ライセンス以外にもkintone学校法人や官公庁などを対象にした「アカデミック/カバメントライセンス」NPO法人が使える「チーム応援ライセンス」といったライセンスが存在します。

どちらも導入しやすいように、標準ライセンスよりもお得に利用できる料金体系が用意されているのも、kintoneの特長のひとつでしょう。

アカデミック/カバメントライセンス

ライトコース

スタンダードコース

料金/1ユーザー

月額470

(年額5,525円)

月額900

(年額10,580円)

標準ライセンスとの差

月額-310

(年額-3,645円)

月額-600

(年額-7,060円)

チーム応援ライセンス

料金

9,900/900ユーザー
※ユーザー数追加やオプションサービスは標準ライセンスと同一

ライセンス形態の違いの詳細は、以下にて解説をしております。
▼kintoneライセンス別の料金や特徴一覧

kintoneの5つの特長

ここまでkintoneのプランやライセンスについて説明してきましたが、次はkintoneの機能について、以下5つの特長を解説します。

  1. アプリの作成
  2. 情報のデータベース化と共有
  3. 業務プロセス管理
  4. 円滑なコミュニケーション
  5. プラグインと外部サービスの連携

1.アプリの作成

kintoneにおいて、アプリとは「業務システム」を指します。作業の効率化アップのために必要なアプリを追加して、柔軟に活用できます。

アプリの作成方法は以下の3つです。

  • アプリストアから取得
    kintoneのアプリストアには、「サンプルアプリ」と呼ばれる100種類以上のアプリテンプレートがあります。アプリテンプレートを使えば、必要項目を設定するだけで、すぐに業務改善に取り組めるでしょう。
    サンプルアプリは部署や業種別で探せる他、関連キーワードから検索もできます。
  • 自身で作成
    必要なアプリがアプリストアにない場合、自身でアプリを作成できます。
    アプリ作成は、ドラッグ&ドロップ操作で行えるため、プログラミング知識は不要です。
  • Excelを読み込む
    ExcelやCSVファイルを読み込み、アプリ作成を行うことも可能です。
    この方法の場合、アプリが完成した時点で、ファイル内のデータも取り込まれます。そのため、データを入力する工程は不要になります。

2.情報のデータベース化と共有

kintoneを使えば、社内に散在するデータの一元管理ができます。データを一元管理することで、業務全体が可視化され、生産性の向上を見込めます。

また、kintoneでデータベース化した情報は、定期的な更新やアップロードをする必要がありません。そのため、最新版のファイルを探しやすく、ファイルの容量が重く開けないといった問題を解決できます。
さらに、kintoneのデータベースには変更履歴が記録されるため、変更箇所の追跡や誤って上書きした場合のリカバリーなども容易です。

情報のデータベース化で懸念しなければならないのが「セキュリティ」です。
kintoneのセキュリティについて、下記記事でまとめていますので、併せてご参考ください。
▼kintoneのセキュリティは安心? 製品の各種機能と設定を解説

3.業務プロセス管理

kintoneの業務プロセス管理は、業務での申請・承認といった一連の流れをデジタル化できる機能です。ワークフローを最適化し、これまで以上にスピーディーな対応ができます。

また、アナログで複雑となっているような業務プロセスも、kintoneによってデジタル化できます。
プロジェクトに参加している各メンバーの進捗状況を可視化したり、申請承認フローを明確化したり、タスクの進捗管理・工程管理にもkintoneは最適です。
承認フローにおいては、自社の承認フローに合わせて自由に設定変更できます。

4.円滑なコミュニケーション

kintoneは、社内外のメンバーとのコミュニケーションツールとしても活用できます。
カレンダーを使ってメンバーのスケジュールを共有することや、「スペース」という機能でデータに紐づけたコメントや業務に必要な情報を集約することも可能です

これにより、リモートワークの環境下であってもコミュニケーョンの活性化につながり、業務も円滑に進められるでしょう。

5.プラグインと外部サービスの連携

kintoneのスタンダードコースは、プラグインやAPIによる外部サービスとの連携など、拡張機能を利用できます。
拡張機能を活用すれば
kintoneの活用範囲が広がり、さらなる業務の効率化につながるでしょう。

特にプラグインは、JavaScriptCSSファイルを読み込んでカスタマイズできるため、自社独自の機能を作れます。

kintoneの評判と口コミ

ここからは、kintoneの評判と口コミを抜粋して紹介します。
導入前に抱えていた課題や改善した部分、今後の新たな課題などをピックアップしていますので、ぜひご参考ください。

情報共有できる環境を簡単に構築できた

A社では、営業部門内で情報共有ができておらず、営業活動が属人化していました。
そこで、プログラミング知識がなくとも使いこなせると評判のkintoneを導入。アプリのテンプレートが豊富なため、簡単に必要な業務の効率化を行えるようになりました。

まず、営業日報アプリを作成しました。これまで日報をつける習慣がなかったメンバーも、積極的に日報を記録する習慣がつき、今では部内でリアルタイムの情報共有ができるようになったのです。その結果、迅速な意思決定や属人化解消などの効果を得られ、生産性向上へとつながりました。

コミュニティやサポートが充実していることも、kintoneを導入する決め手となったようです。

社内のデータが貴重な資産になった

B社では、社内にデータが散在しており、データを各施策に生かせていないという課題を抱えていました。
そこで、kintoneを導入したところ、顧客データと案件データ紐づけ、データの一元管理化を行い、施策につながるデータ分析が可能となったのです。

また、案件別のコメント機能を活用し、部署の垣根を越えた情報共有にも大きく貢献。主にSFA(Sales Force Automation:営業支援システム)として活用していますが、請求書・見積もり書作成などもkintoneで対応するように、社内の業務フローが改善されました。

カスタマイズ性が高く様々なツールとして活用できるのは、kintoneならではの魅力と感じ、今後も機能の拡充を検討しているようです。

利便性の高さのおかげで全社まで導入が広まった

C社は、営業部内の情報共有・案件管理ツールとしてkintoneを活用し始めました。今では、その利便性の高さが社員にも評価され、全社的に活用するようになったとのことです。

kintone導入前は、Excelとメールで顧客管理や案件管理、スタッフ間の業務連絡・やり取りなどを運用していました。
そこで、それらの業務をkintoneでアプリ化。kintone上で最新情報を簡単に確認できるようになったことに加え、レコードごとにあるコメント機能がコミュニケーションの手間を大幅に削減でき、社員から「楽になった」という声が挙がりました。

現在は、顧客や案件データに限らず、すべての情報共有をkintone上で行っているようです。また、プラグインや外部連携を活用し、社外コミュニケーションの改善やBI(Business Intelligence:ビジネスインテリジェンス)ツールの分析など、活用の幅を広げました。

簡単にやりたいことができる!

D社にとってkintoneを導入して一番良かった点は、とにかく簡単に情報共有できること。リアルタイムで迅速な情報共有ができるため、日報や報告書、勤怠管理などに活用しています。

アプリのテンプレートが豊富なため、簡単にイメージ通りの業務改善ができます。少し複雑な機能を構築する際にはJavaScriptが必要ですが、豊富にあるプログラミング事例を参考にすれば、簡単に実装が可能です。

今では、kintoneの使い方に慣れ、より高度な実装をしたいとの要望が現場から挙がっているようです。難しい部分は、サポートや「cybozu developer network」などのコミュニティの力を借りて、理想の仕事環境を構築できればと検討しています。

思っていたより簡単ではない

E社では、Excelで行っていたアンケート集計を、kintoneでの実施に変更したことで、集計とグラフ化が簡単にできるようになりました。
シンプルな集計やデザイン、共有機能はすぐに設定できていますが、一方で、複雑な計算を用いるデータ集計や他のアプリ間でのデータ連携は、設定と操作方法の把握に時間がかかっているようです。

また、自由に項目設定できるのがkintoneの魅力的なポイントだと感じていますが、自由度が高い故に、うまく活用できていない面もあります。
kintoneを十二分に使いこなすため、外部企業へ開発依頼を検討しているとのことです。

なかなか導入が進まない

F社では、kintoneの契約をしたものの、業務改革が思ったように進められていない現状がありました。
kintone導入前に業務の全体図を俯瞰(ふかん)した上で、改善する業務を特定するべきだったと後悔している。また、いくつかのアプリを試してみたものの、各部門に浸透しきれていない現状もあります。

一刻も早くkintoneの活用を推進し、導入効果を実感したいと、次の施策を検討中とのことです。

その他の評判について、以下にて詳細を解説しております。併せてご参考ください。
▼kintoneの評判や口コミは? メリットや特徴を類似製品と比較

kintone導入の流れ

kintone契約から導入までのおおまかな流れは、以下の通りです。

  1. 無料トライアル:30日間すべての機能を無料で利用可能
  2. 見積もり:本導入する際にかかる費用を算出
  3. 契約:契約後は無料トライアルで蓄積したデータを引き継ぎ可能
  4. 運用拡大:kintoneを活用できるようコミュニティやサポート制度をご用意

kintoneの公式パートナーとは?

kintoneの公式パートナーとは、kintoneの導入や開発・運用などに課題を抱えている企業をサポートする、サイボウズ社公認の協力会社です。
公式パートナーが提供するサービスは大きく分けて4つです。

  • 開発
    様々な業界に精通したパートナー企業が、お客様に最適なアプリ設計と開発支援をします。サーバーやネットワークの構築、他システムからのデータ移行にも対応可能です。
  • 業種・業務パッケージの提供
    営業向け・製造業向けパッケージといった、業種・業務に特化したパッケージを提供します。
    すでにパッケージ化されているため、迅速かつリーズナブルにkintoneの運用を進められます。
  • アドバイザリーサービス
    現状の業務をヒアリングし、お客様にとって最適な業務内容の設計やアプリの作成方法を伝授します。
    作成自体はお客様自身で行いますが、都度質問に返答したり、作成の説明をしたり、お客様が効率よくkintoneの使い方をマスターできるようサポートします。
  • 研修やセミナーの実施
    ご要望があれば、kintoneの運用担当者やユーザーを対象に、kintoneの使い方についての研修やセミナーを実施します。
    基本操作から高度なカスタマイズまで、レベルに合った研修を受けることが可能です。
    このように公式パートナーのサポートを活用すれば、スムーズにkintoneの導入を進められます。活用イメージがつかめなかったり、技術的な部分で不安を抱えていたりする場合は、公式パートナーへ相談をおすすめします。
kintone の導入や運用開発に課題を抱えている企業をサポート

kintone開発支援・導入費用

テクバンでは、kintoneの開発と導入支援を行っています。提供されているサービスの価格は以下の通りです。

伴走サポート

kintone導入費用
ライトコース

kintone導入費用
スタンダードコース

月額

200,000円~

780円

1,500円

特長

お客様ごとにパーソナルなお問い合わせ専用スペースを開設し、kintoneの運用をご支援

JavaScriptアドオンなどによる拡張をしない方におすすめのコース

JavaScriptを使用したアドオン開発や外部システムとの連携などを利用したい方におすすめのコース

主な内容

  • 月20時間分の問い合わせサポート
  • kintoneご担当者3名の登録
  • テクバンのkintoneエンジニアによるサポート
  • アプリ数:200個まで利用可能
  • スペース数:100個まで利用可能
  • アプリ数:1,000個まで利用可能
  • スペース数:500個まで利用可能

テクバンでは、お客様のご要望に沿ったサポートを行うため、複数のプランからお選びいただけます。無料相談も実施しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

テクバンが提供している「kintone導入支援サービス」についてはこちらのページをご確認ください。

無料トライアルを試そう

kintoneを活用すれば、あらゆる業務の効率化や、円滑なコミュニケーション環境を構築できます。
アプリの作成にプログラミングの知識は不要なため、他のツールに比べて、容易に運用できる業務システムだといえるでしょう。

しかし「kintoneでの業務効率化の方法がよくわからない」「kintoneが社内に浸透しない」などの課題を抱えている企業も多いようです。そのような場合は、kintoneの公式パートナーにサポートを依頼してみてはいかがでしょうか。
テクバンもkintone公式パートナーですので、ぜひ一度ご相談ください。

※本記事の内容は2022年5月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。

開発支援承ります

テクバンではkintoneの開発支援を受け付けております。日々の運用でお困りの方は以下より弊社サービスをご覧ください。
また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。

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