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kintone の競合製品5つの機能を徹底比較

  • kintone導入をご検討の方
競合製品にはない kintone の強みを紹介

kintone の導入を検討する際に、どんな点が競合製品と違うのか、よく理解したいと考えるのは当然です。製品ごとの特長を把握して、業務改善や円滑なコミュニケーションにつながる導入を実現したいですね。

本記事では kintone の機能や価格の紹介と、競合製品との違いを解説しています。kintone を導入するべきか判断する際に、ぜひ参考にしてみてください。

kintone の機能や価格は?

まずは、kintone の機能や価格をご紹介します。kintone の競合製品を比較検討する前に、基礎知識として把握しておきましょう。

業務プロセス管理機能

業務プロセス管理機能は、業務の進捗状況や承認申請状況などを可視化し、共有できる機能です。チームでの情報共有や申請作業をすべてブラウザ上で行えるため、情報把握しやすくなります。

在宅勤務を始め多様な働き方を導入しても、管理しやすいところがメリットです。承認設定や業務フローは柔軟に設定変更ができるため、業務内容に合わせた活用ができます。

データベース機能

kintone のデータベース機能では、ExcelやCSVから取り込んだ情報をそのままデータベースとして活用することが可能です。

保存形式が異なるデータや過去のデータを一括管理できるため「データが見つからない」「データが開けなくなった」というトラブルが防げます。

また、データの変更履歴を記録し復元できるところも特徴です。万が一、誤ってデータを上書きしてしまった場合は操作の取り消しができるため、すぐに復元できます。

アプリ作成機能

kintone では、業務に必要なアプリを簡単に作成できます。アプリの作成方法としては、次の3つがあります。

  1. テンプレートから作成する
  2. 元々使用していたExcelやCSVファイルを読み込ませる
  3. あらかじめ用意している必要項目をドラッグ&ドロップで並べて作成

どの方法を選択しても難しいプログラミングの知識は不要で、手軽にアプリ作成ができます。

コミュニケーション機能

kintone には、社内外問わず円滑にコミュニケーションが取れる機能を備えています。企業単位やメンバー単位でアクセス権を設定でき、セキュリティ対策をしながら情報共有できます。

プロジェクトごとに情報共有ができるスペースを設けられるため、資料送付や打ち合わせ時間の設定など様々な連絡を kintone に一元化することが可能です。連絡漏れや共有ミスを防ぎ、スムーズに業務を進められます。

外部サービス連携機能

kintone はJavaScriptやCSSを用いたプラグインやAPI連携により、機能を拡張できます。業務内容や現状の課題に応じて、電子契約サービスや管理サービスなどとの連携が可能です。

例えば、帳票出力や電子契約サービスと連携すれば、わざわざ他のアプリやサービスに移行しなくても kintone 上で処理できます。

kintone の価格

kintone の基本的な機能が把握できたところで、気になるのが価格です。kintone の料金プランはライトコースとスタンダードコースの2種類があり、価格設定は下記のとおりです。

ライトコース スタンダードコース
初期費用 0円 0円

月額料金
(1ユーザーあたり。5ユーザーより契約可能)

750円 1,500円
外部サービスとの連携 ×
アプリ数 ~200個 ~1,000個
スペース数 ~100個 ~500個

どちらのコースも初期費用が0円のため、導入コストがかからないところが特徴です。主な違いは、外部サービス連携の有無やアプリ、スペース数の上限となっています。

kintone の特徴が把握できたところで、次の章からは一覧表を使いながら競合製品と比較します。

Kintone の競合製品徹底比較 1:Salesforce

「Salesforce」は、セールスフォース・ジャパン社が提供している統合CRMプラットフォームです。

企業と顧客が深くつながることを目的とし、顧客との接点を軸に課題や成果を可視化できる豊富な機能をそろえています。

【kintone との比較】

kintone とSalesforceは、どちらもクラウド型の業務プラットフォームです。初期導入時の手間やコストを削減できるため、導入しやすいという共通点があります。
また、両者はカスタマイズ性に長けており、業務内容や課題に応じて柔軟に使いたいという企業に向いています。

一方で、kintone とSalesforceには、2つの大きな違いがあります。
1つ目は導入の目的です。Salesforceは顧客との接点を軸として課題や成果を可視化することが目的です。一方の kintone は別途、営業支援(SFA)パックやサンプルアプリがあるものの、基本的にはデータベースに関する業務の効率化が目的です。業務効率化関連を課題としているなら、kintone の方が使いやすいでしょう。

2つ目は、提供しているツールの量です。Salesforceの方が多機能なため、部署や業種に合わせて必要なツールを導入できます。しかし、実際に稼働してみると、オーバースペックとなりランニングコストだけがかかる悪循環に陥る可能性もあります。

Salesforce kintone
概要 統合CRMプラットフォーム 業務改善プラットフォーム

プラン別のコスト
(1ユーザーあたり)

Essentials:月額3,000円
Professional:月額9,000円
Enterprise:月額18,000円
Unlimited:月額36,000円

ライトコース:月額780円
スタンダードコース:月額1,500円

共通点
  • どちらもクラウドサービスで導入しやすい
  • カスタマイズ性に長けている
相違点 Salesforceは顧客との接点を軸として課題や成果を可視化することが目的。多機能な分、ランニングコストのが膨らみ、オーバースペックになりやすい

Kintone の競合製品徹底比較 2:AppSuite

「AppSuite」は、プログラミング知識がなくても使える業務アプリ作成ツールです。作成したアプリは、クラウド型グループウェア製品「desknet's NEO」の一機能として利用できます。

【kintone との比較】

kintone との共通点は、簡単にアプリが作成できるところです。AppSuiteでは、下記の4つの方法でアプリ作成ができるため、kintone 同様に専門知識が不要です。

  1. アプリライブラリから作成
  2. CSVから読み込む
  3. ドラッグ&ドロップで作成
  4. 既存のアプリをコピー

一方で、kintone との大きな違いは、グループウェア製品「desknet's NEO」が必要となるところです。kintone は他の製品に依存せず使用できますが、AppSuiteは「desknet's NEO」がメインライセンスとなります。
そのため、コストがかかる、設定が複雑化するなど想定外の労力がかかる可能性があるでしょう。

また、業務改善のアプリの作成のみをしたいと思っていても、グループウェア製品のライセンスが必須となります。ワークフロー機能が不要であれば、kintone の方が適しているでしょう。

AppSuite kintone
概要 業務アプリ作成ツール 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(ユーザー数など条件は右記)

[クラウド版]
desknet's NEO:月額400円/1ユーザー
AppSuite:月額320円/1ユーザー
[スモールライセンス]
desknet's NEO:39,800円〜/5ユーザー~
AppSuite:31,000円〜/5ユーザー~
[エンタープライズライセンス]
desknet's NEO:500,000円〜/300ユーザー~
AppSuite:1,200,000円〜/300ユーザー~

ライトコース:月額780円/1ユーザー
スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー

共通点
  • どちらも専門知識不要で業務アプリを作成できる
  • マルチデバイスに対応
相違点 AppSuiteの使用には「desknet's NEO」が必要。ライセンス契約ならオンプレミス環境で使用できる

Kintone の競合製品徹底比較 3:サスケworks

「サスケWorks」も、ノーコードで使えるWebアプリ作成ツールです。売上分析アプリや稟議申請アプリなど、業務効率化や仕組化に活用できるアプリを手軽に作成できます。

すぐに使える無料アプリがそろっており、作成に手間がかからないところが特徴です。また、アプリの作成だけでなく、販売する側として活用することもできます。

【kintone との比較】

kintone との共通点は、アプリを手軽に作成できるところです。kintone と同様にドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でアプリ作成ができます。
両者はマルチデバイスに対応しており、スマホやタブレットからの操作も可能です。

一方で、サスケWorksには完全無料のプランがあるところが両者の大きな違いです。2アプリまで(1,000レコード上限)と制限はありますが、試しにアプリを作成してみたい場合に向いています。
ただし、アプリの同時使用人数が増えると月額料金が高くなるため、利用人数に応じて検討することが大切です。

サスケWorksはあくまでもアプリ作成のみに特化したツールです。データベース管理や社内コミュニケーションなどより幅広く活用したい場合は、kintone が向いています。

サスケWorks kintone
概要 Webアプリ作成ツール 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(ユーザー数など条件は右記)

Freeプラン:月額0円/1ユーザーまで
Basicプラン:月額500円/3ユーザーまで
Standardプラン:月額5,000円/11ユーザーまで(管理者ID含む)
Premiumプラン:月額15,000円/11ユーザーまで(管理者ID含む)

ライトコース:月額780円/1ユーザー
スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー

共通点
  • どちらも専門知識不要で業務アプリを作成できる
  • マルチデバイスに対応
相違点 サスケWorksには完全無料で使用できるプランがある。あくまでもアプリ作成のみに特化したツール

Kintone の競合製品徹底比較 4:Microsoft 365

「Microsoft 365(旧:Office365)」は、マイクロソフト社が提供しているクラウドサービスです。ExcelやWord、PowerPointを始めとするビジネスシーンに欠かせないofficeアプリを使用できるところが特徴です。

カスタマイズによってはMicrosoft 365と kintone の連携が可能で、両者の強みを生かせます。

【kintone との比較】

両者の共通点は、業務効率化や仕組化に活用できるところです。Microsoft 365はExcelやOutlookなどを基盤として、資料作成やスケジュール管理ができます。
データをクラウド上で共有できるため、ソフトウェアのExcelやWordよりも管理や共有がしやすくなっています。

一方で、Microsoft 365ではアプリの作成ができません。Microsoft 365はあくまでも既存のExcelやWordなどをベースに使用するため、柔軟なカスタマイズは難しいでしょう。
大規模な業務効率化を目指す場合には、VBAなどで自動化するマクロの作成など高い技術が求められます。また、Microsoft 365は年間契約のため、短期間の使用ができない違いもあります。

Microsoft 365 kintone
概要 Excelを始めとするOffice系アプリがオンラインで使用できるクラウドサービス 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(1ユーザーあたり)

[一般的法人向けプラン(年間契約)]
Microsoft 365 Business Basic:月額650円/1ユーザー
Microsoft 365 Apps for business:月額900円/1ユーザー
Microsoft 365 Business Standard:月額1,360円/1ユーザー
Microsoft 365 Business Premium:月額2,390円/1ユーザー

ライトコース:月額780円/1ユーザー
スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー

共通点 業務効率化や仕組み化に活用できる
相違点 Microsoft 365ではアプリの作成ができない。年間契約となるため短期使用ができない

Kintone の競合製品徹底比較 5:プリザンター

「プリザンター」は、業務アプリが作成できるWebデータベースです。オープンソースとして公開されており、無料で導入、使用できるところが大きな特徴です。ランニングコストをかけずに、新たな仕組みを構築する場合に向いています。

【kintone との比較】

kintone との共通点は、脱Excel化を目指しているところです。プリザンターはExcelではでできない複数人での同時接続や同時更新ができ、業務をスムーズに進められます。
kintone との相違点は、オンプレミス環境で使用できるところです。外部ネットワークに接続しなくても利用ができるため、業種によっては扱いやすいかもしれません。

一方で、導入時には自社で使用環境の構築を行わなければならないため、一定の開発知識が必要となるでしょう。

プリザンター kintone
概要 業務アプリが作成できるWebデータベース 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(ユーザー数など条件は右記)

オープンソース
(有料拡張プラン有り)

ライトコース:月額780円/1ユーザー
スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー

共通点 脱Excel化を目指した機能を搭載している
相違点 プリザンターはオンプレミス環境で使用できる。オープンソースのため無料で使用できる

kintone ならではの特長

kintone と競合製品を比較したことで、kintone の機能を理解できたでしょうか。最後に、kintone ならではの特長を振り返ってみましょう。

散らばっている情報を集約できる

kintone の機能を使えば、業務の進捗状況や申請状況、スケジュールなど業務に関わるあらゆる情報を一元化できます。
Excelやメール、他システムなどに散らばっている情報を集約できるため、業務効率化が叶います。過去の情報や情報を探す時間が省略でき、どのセクションの社員でも「kintone を見ればわかる」という共通認識が持てます。

業務内容に合わせてアプリを追加できる

kintone には、業種・部署別で今すぐ使える100種類以上のサンプルアプリが用意されています。
日報や勤怠管理、プロジェクト管理など必要に応じたアプリの追加が可能です。中には、お弁当注文アプリや出欠アプリなど、かゆいところに手が届くアプリもそろっています。
作成したアプリは、kintone ですぐに活用できます。アプリの作成ができるサービスがいくつかありますが、作成したアプリをすぐに使用できる動線ができているのは kintone ならではの特長です。

マルチデバイスに対応している

kintone はWebブラウザで使えるクラウドサービスのため、インターネット環境さえあればスマホやタブレットなどから使用できます。
時間や場所を選ばず利用できるため、在宅勤務やリモートワークにも対応可能です。出勤確認や社内でのコミュニケーションなど、リアルタイムでの応答を必要とするシーンでも難なく活用できます。

kintone を使って社内の課題を解決する

kintone の競合製品と比較することで、kintone の特長やメリットを明確にしました。ぜひ kintone を導入し、社内の課題を解決し業務に取り組みやすい環境を作りましょう。
kintone の導入や運用・アプリ開発にお悩みの場合は、製品知識や運用提案実績が豊富なオフィシャルパートナーへサポート依頼することをおすすめします。

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※本記事の内容は2022年6月時点のものです。kintone の仕様や利用環境は変更する場合があります。

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