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kintone(キントーン)の競合製品8つの機能を徹底比較

  • kintone導入をご検討の方
競合製品にはない kintone の強みを紹介

kintone(キントーン)の導入を検討する際に「どんな点が競合製品と違うのか」「どのようなコストパフォーマンスを得られるのか」など、よく理解したいと考えるのは当然です。製品ごとの特長を把握して、業務改善や円滑なコミュニケーションにつながる導入を実現したいですね。

本記事では、kintone(キントーン)の機能や価格の紹介と、競合製品との違い・類似している点などを解説しています。kintoneの競合のサービスを知り、kintoneを導入するべきかの判断材料としてください。

kintone(キントーン)の機能や価格は?

まずは、kintoneの機能や価格をご紹介します。kintoneの競合製品を比較検討する前に、基礎知識として把握しておきましょう。

kintoneの機能

kintoneの主な機能として、以下の機能が挙げられます。

  • 業務プロセス
  • データベース機能
  • アプリ作成機能
  • コミュニケーション機能
  • 外部サービス連携機能

業務プロセス

kintoneの業務プロセス管理機能は、業務の進捗状況や承認申請状況などを可視化し、共有できる機能です。チームでの情報共有や申請作業をすべてブラウザ上で行えるため、情報把握がしやすくなります。

在宅勤務を始め、多様な働き方を導入しても、kintoneを活用すれば管理しやすいところがメリットです。承認設定や業務フローは柔軟に設定変更ができるため、業務内容に合わせた活用が可能です。

kintoneのプロセス管理について、下記記事にて詳細を解説しています。
▼kintoneのプロセス管理|基本設定とワークフローの設定例

データベース機能

kintoneのデータベース機能では、Excel(エクセル)やCSVから取り込んだ情報をそのままデータベースとして活用することが可能です。保存形式が異なるデータや過去のデータを一括管理できるため「データが見つからない」「データが開けなくなった」というトラブルが防げます。

また、データの変更履歴を記録し復元できるところも特長です。万が一、誤ってデータを上書きしてしまった場合は操作の取り消しができるため、すぐに復元できます。

アプリ作成機能

kintoneでは、業務に必要なアプリを簡単に作成できます。アプリの作成方法としては、次の3つがあります。

  1. テンプレートから作成する
  2. 元々使用していたExcelやCSVファイルを読み込ませる
  3. あらかじめ用意している必要項目をドラッグ&ドロップで並べて作成

kintoneには「サンプルアプリ」というアプリのひな型が用意されています。そのままインストールして使うことも、サンプルアプリをカスタマイズして使うことも可能です。
サンプルアプリについては、こちらの記事をご参考にしてください。
▼kintoneのアプリは無料で使える? おすすめのサンプルアプリをご紹介

また、kintoneはローコード・ノーコードツールのビジネスプラットフォームです。プログラミング知識は不要で、誰でも簡単にアプリを作成できる手軽さが魅力です。自社独自のアプリにカスタマイズできる柔軟性の高さも人気の理由のひとつでしょう。

kintoneアプリについて、関連記事を用意しております。
▼kintoneのアプリとは? 作成方法やサンプルを解説

コミュニケーション機能

kintoneには、社内外問わず円滑にコミュニケーションが取れる機能を備えています。企業単位やメンバー単位でアクセス権を設定でき、セキュリティ対策をしながら情報共有できます。
kintoneのセキュリティについては、下記記事をご覧ください。
▼kintoneのセキュリティは安心? 製品の各種機能と設定を解説

プロジェクトごとに情報共有ができるスペースを設けられるため、資料送付や打ち合わせ時間の設定など様々な連絡をkintoneに一元化することが可能です。連絡漏れや共有ミスを防ぎ、スムーズに業務を進められます。

外部サービス連携機能

kintoneは、JavaScriptやCSSを用いたプラグインやAPI連携により、機能を拡張できます。業務内容や現状の課題に応じて、電子契約サービスや管理サービスなどとの連携が可能です。

例えば、帳票出力や電子契約サービスと連携すれば、わざわざ他のアプリやサービスに移行しなくてもkintone上で処理できます。

kintoneとの連携について、下記記事にて詳細を解説しています。
▼kintoneとデータを連携! その種類と方法を解説

kintoneの価格

kintoneの基本的な機能が把握できたところで、気になるのが価格です。kintoneの料金プランは、ライトコース/スタンダードコース/ワイドコースの3種類があり、価格設定は下記の通りです。

ライトコース スタンダードコース ワイドコース
初期費用 0円

月額料金
(1ユーザーあたり。5ユーザーより契約可能)

1,000円 1,800円 3,000円
外部サービスとの連携 ×
アプリ数 ~200個 ~1,000個 ~3,000個
スペース数 ~100個 ~500個 ~1,000個

スペースとは、参加メンバーを招待し、部署やチーム単位でのメッセージの投稿や業務連絡、ファイル共有などができる「コミュニケーションの場」のことをいいます。
kintoneのスペース機能については、下記記事を参考にしてください。
▼kintoneのスペースとは? 機能や活用方法を解説

どのコースも初期費用が0円のため、導入コストがかからないところがメリットのひとつでしょう。コースの主な違いは、外部サービス連携の有無やアプリ、スペース数の上限となっています。
関連記事をご用意しておりますので、併せてご覧ください。
▼kintoneのスタンダードコースとは? 機能や月額料金、ライトコースとの違いを解説

kintoneの特長が把握できたところで、次の章からは一覧表を使いながら競合製品と比較します。

kintone競合製品徹底比較①Salesforce(セールスフォース)

Salesforce」は、セールスフォース・ジャパン社が提供している統合CRM(Customer Relationship Management)プラットフォームです。

企業と顧客が深くつながることを目的とし、顧客との接点を軸に課題や成果を可視化できる豊富な機能をそろえています。顧客管理や営業活動において利用している組織が多く、中小企業・大企業問わず人気を集めています。

kintoneとの比較

kintone(キントーン)とSalesforce(セールスフォース)は、どちらもクラウド型の業務プラットフォームです。初期導入時の手間やコストを削減できるため、導入しやすいという共通点があります。
また、両者はカスタマイズ性に長けており、業務内容や課題に応じて柔軟に使いたいという企業に向いています。

一方で、kintoneとSalesforceには、2つの大きな違いがあります。
1つ目は導入の目的です。Salesforceは顧客との接点を軸として課題や成果を可視化することが目的です。一方のkintoneは別途、営業支援(SFA)パックやサンプルアプリがあるものの、基本的にはデータベースを活用した業務の効率化が目的です。
組織・部門ごとの業務効率化や生産性向上を重視しているなら、kintoneの方が使いやすいでしょう。

2つ目は、提供しているツールの量です。Salesforceの「Sales Cloud」は多様な機能を備えており、最適な営業ソリューションを組み立てられます。AI(人工知能)を搭載しているため、CRMに蓄積された情報を有効活用できる点も魅力です。
しかし、実際に稼働してみると、オーバースペックとなり、ランニングコストだけがかかる悪循環に陥る可能性もあるため、注意が必要です。

Salesforce kintone
概要 統合CRMプラットフォーム 業務改善プラットフォーム

プラン別のコスト
(月/1ユーザー)

  • Essentials:3,000円
  • Professional:9,600円
  • Enterprise:19,800円
  • Unlimited:39,600円
  • Einstein 1 Sales:60,000円
  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • どちらもクラウドサービスで導入しやすい
  • カスタマイズ性に長けている
相違点
  • Salesforceは顧客との接点を軸として課題や成果を可視化することが目的
  • 多機能な分、ランニングコストが膨らみ、オーバースペックになりやすい
  • Salesforceに比べ、kintoneは低価格で使用できる

kintoneとSalesforceについて、下記記事でも詳細を解説しています。
▼「Salesforce(セールスフォース)」と「kintone(キントーン)」どちらを選ぶ? おすすめの利用シーンも解説

また、Salesforceからkintoneに移行し、kintoneでSFAを構築した事例もありますので、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。
【事例】Salesforceからkintoneへ移行。費用対効果を高めるSFAをkintoneで自由に構築

kintone競合製品徹底比較②AppSuite(アップスイート)

AppSuite(アップスイート)」は、プログラミング知識がなくても使える業務アプリ作成ツールです。マウス操作で簡単にアプリを作成でき、豊富なテンプレートも用意されています。

作成したアプリは、クラウド型グループウェア製品「desknet's NEO(デスクネッツネオ)」の一機能として利用できます。AppSuiteを中心に、自社業務をシステム化するプラットフォームとして、グループウェアの活用の幅を広げます。

kintoneとの比較

kintoneとの共通点は、誰でも簡単にアプリが作成できる点です。AppSuiteでは、下記の4つの方法でアプリ作成ができるため、kintone同様に専門知識が不要です。

  1. アプリライブラリから作成
  2. CSVから読み込む
  3. ドラッグ&ドロップで作成
  4. 既存のアプリをコピー

一方で、kintoneとの大きな違いは、グループウェア製品「desknet's NEO」が必要となる点です。
kintoneは他の製品に依存せず使用できますが、AppSuiteはdesknet's NEOがメインライセンスとなります。desknet's NEOは、クラウド版だとライト/スタンダード/プレミアムの3つのコースがあり、AppSuiteを使うにはスタンダードコース以上の契約が必要です。

また、AppSuiteは、クラウドとパッケージの2種類の導入方法から選ぶことが可能です。「すぐに使い始めたい」「運用管理をラクにしたい」という方はクラウド版を、金融機関や政府、自治体など厳格な情報管理が必要な場合はパッケージ版を選ぶとよいでしょう。

パッケージ版は買い切り制で、5ユーザーから無制限ユーザーまでのライセンスによって価格が変わります。基本ライセンスに初年度の年間サポートが含まれています。

AppSuite kintone
概要 業務アプリ作成ツール 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

[クラウド版]

  • スタンダード:800円
  • プレミアム:1,000円

[パッケージ版]

  • desknet's NEO:500,000円(100ユーザー)
  • AppSuite:400,000円(100ユーザー)
  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • どちらも専門知識不要で業務アプリを作成できる
  • マルチデバイスに対応
  • 蓄積されたデータの集計・グラフ化が可能
相違点
  • AppSuiteの使用には「desknet's NEO」が必要
  • ライセンス契約ならオンプレミス環境で使用可能
  • AppSuiteは、クラウド・パッケージの2種類の導入方法がある

kintone競合製品徹底比較③サスケWorks(サスケワークス)

サスケWorks(サスケワークス)」も、ノーコードで使えるWebアプリ作成ツールです。売上分析アプリや稟議申請アプリなど、業務効率化や仕組化に活用できるアプリを手軽に作成できます。

すぐに使える無料アプリがそろっており、スピーディーに業務改善を実現できます。また、作成したアプリを公式アプリサイトで販売することも可能なため、新たなビジネスにもつながるでしょう。

kintoneとの比較

kintoneとの共通点は、ローコード・ノーコードツールであり、アプリを手軽に作成できる点です。kintoneと同様に、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でアプリ作成が可能。また、両者はマルチデバイスに対応しています。
全体的な機能としては、両者は似ているツールだといえるでしょう。

一方で、カスタマイズ性について相違点があり、サスケWorksもJavaScriptやCSSでアプリをカスタマイズできる機能が2023年7月にリリースされましたが、そのカスタマイズ範囲はレコード一覧画面・レコード詳細画面・レコード登録画面の3つに限定されます。もっと幅広い範囲でカスタマイズを行いたい場合は、kintoneが向いています。
また、サスケWorksは登録できるレコードの数に上限があります(有料で追加可能)。膨大なデータ管理のツールとしても、kintoneの方が向いているでしょう。

サスケWorks kintone
概要 アプリ作成ツール 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

  • スタンダード:455円
  • プレミアム:1,364円

※上記の価格は1人あたりの概算です。
全11アカウント付与で、スタンダード:5,000円/月、プレミアム15,000円/月の料金体系となります。

  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • どちらも専門知識不要で業務アプリを作成できる
  • マルチデバイスに対応
  • ワークフロー機能やCSV入出力、帳票出力、グラフ作成なども可能
  • JavaScript/CSSのカスタマイズ、API連携が可能
相違点
  • サスケWorksでは作成したアプリを販売できる
  • サスケWorksは、JavaScript/CSSのカスタマイズできる範囲に限りがある

kintone競合製品徹底比較④Microsoft 365/Power Apps

Microsoft 365(旧:Office365)」は、マイクロソフト社が提供しているクラウドサービスです。ExcelやWord、PowerPoint、Teamsなど、ビジネスシーンに欠かせない様々なofficeアプリを使用できます。

多くの用途に沿ったアプリケーションが用意されていますが、その中でもkintoneと似ている「Power Apps」との比較について解説します。

kintoneとの比較

kintoneとPower Appsの共通点は、アプリを作成できるローコード・ノーコードツールという点です。アプリだけでなく、ワークフローやWebフォームの作成も可能。

大きな違いは、Power AppsはMicrosoft製品のひとつであるため、ExcelやSharePointなど連携が簡単にできる点でしょう。kintoneもそれらのサービスと連携ができないわけではありませんが、連携するための開発・システム構築が必要です。既にMicrosoft製品を導入している場合は、Power Appsの方が向いているかもしれません。

一方、操作においてはkintoneほど直感的でない部分もあります。また、外国の製品のため、英語からの翻訳が少しおかしいこともあります。その点、kintoneは国産製品であり、操作マニュアルやガイドブックなども豊富に用意されているため、スムーズに使い始められるでしょう。

Power Apps kintone
概要 アプリ作成ツール 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

[Microsoft 365]

  • Microsoft 365 E3:5,059円
  • Microsoft 365 E5:8,028円
  • Microsoft 365 F3:1,199円

[Office 365]

  • Office 365 E1:1,161円
  • Office 365 E3:3,110円
  • Office 365 E5:5,359円
  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • 簡単操作でアプリを作成できる
  • ワークフロー機能やデータ分析も可能
相違点
  • Microsoft製品との柔軟な連携はPower Appsが向いている
  • Microsoft製品と連携する際には、そのサービスの機能や特長を把握した上で利用する必要がある
  • 直感的な操作ではkintoneの方が秀でている

kintoneとPower Appsの違いについて、下記記事にて詳細を解説していますので、併せてご参考にしてください。
▼Power Appsとkintoneを⽐較! できることや選び方を紹介

kintone競合製品徹底比較⑤プリザンター

プリザンター」は、ローコード・ノーコードで作成できるアプリ開発ツールです。OSS(オープンソースソフトウェア)として公開されており、フリープランではずっと無料で使用できる点が大きな特長です。

紙やExcelを使用した業務において、手間になっていた作業をプリザンターに置き換えて効率化できます。
ランニングコストをかけずに、新たな仕組みを構築する場合に向いています。

kintoneとの比較

kintoneとの共通点は、「脱Excel化」を目指している点です。プリザンターはExcelではでできない複数人での同時接続や同時更新ができ、業務をスムーズに進められます。

kintoneとの相違点は、プリザンターはオンプレミス環境でも使用できる点です。外部ネットワークに接続しなくても利用ができるため、社内環境や業種によっては扱いやすいかもしれません。
一方で、導入時には環境の構築を行わなければならないため、一定の開発知識が必要となるでしょう。

プリザンター kintone
概要 アプリ作成ツール 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

  • フリー:無料
  • ライト:1,000円
  • スタンダード:7,000円
  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • 脱Excel化を目指した機能を多く搭載
  • マウス操作で簡単にアプリを作成
  • JavaScriptやAPIを使ってカスタマイズ可能
相違点
  • プリザンターはオンプレミス環境で使用可能
  • プリザンターにはずっと無料で使えるプランがある
  • プリザンターのトライアル期間は60日間、kintoneは30日間

kintone競合製品徹底比較⑥JUST.DB(ジャストディービー)

JUST.DB(ジャストディービー)」は、2022年からジャストシステム社から提供されたデータベースツールです。ノーコードでシステムを構築できる点が大きな魅力です。
必要な情報をドラッグ&ドロップのマウス操作で並べて、一画面で見やすく管理できます。

また、定型業務や繰り返し行う業務をRPA(ロボティックプロセスオートメーション)を必要とせず、自動化します。従来であればコーディングやバッチ処理などが必要となりますが、JUST.DBでは素早く高度な処理フローを構築できるのです。

kintoneとの比較

kintoneとの共通点は、プログラミング知識を必要とせずシステムを構築できる点です。また、データベースとしても機能し、外部サービスとの連携も柔軟な点も特長のひとつです。

kintoneとの相違点は、JUST.DBは「完全ノーコード」を謳っている点です。ローコード・ノーコードツールは、kintoneをはじめたくさん提供されていますが、場合によってはプログラミングの専門知識を要することもあります。しかし、JUST.DBはあらゆるシステムの構築を「マウス操作のみ」で設計しているため、非エンジニアでも開発が可能です。

JUST.DBの価格は公式サイトに掲載されていないため、詳細の料金体系が知りたい場合は問い合わせなければなりません。

JUST.DB kintone
概要 ノーコードデータベース 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

同時ログインライセンス:同時にログインが可能なユーザー数によって価格が変わるライセンス

  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • ノーコードで簡単にシステム構築可能
  • 承認ワークフローの作成
  • スマホ対応
  • APIやWebhookを利用した外部サービスとの連携
相違点
  • JUST.DBは完全ノーコード
  • 帳票出力機能において、kintoneでは簡易的な帳票の出力しかできないが、JUST.DBはワンクリックでテンプレートに出力して綺麗な形で帳票を作成可能
  • JUST.DBはまだ新しい製品のため、表面化できていない部分も

kintone競合製品徹底比較⑦PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)」は、社内のデータを簡単にデータベース化できるクラウドサービスです。
Excelファイルのデータベース化や点在している請求書・伝票などをまとめることができます。ノーコードでシステムを開発でき、TeamsやChatworkなどのチャットツールとの連携、またGoogle WorkspaceとAzure Active Directoryのアカウントでログイン可能です。

他のサービスでは有料オプションとなってしまうような機能でも、PigeonCloud(ピジョンクラウド)では標準機能として備えている点が魅力でしょう。

kintoneとの比較

kintoneとの共通点は、プログラミング知識を必要とせずシステムを構築できる点です。顧客管理や在庫管理、請求管理などあらゆる業務に対応しています。

kintoneとの相違点は、JUST.DB同様「完全ノーコード」を謳っている点です。また、ChatGPTと連携した「PigeonAI」というテンプレート作成・検索・集計などを自動生成する機能もあります。この機能を活用して、業務の効率化を実現できるでしょう。

PigeonCloud

kintone
概要 ノーコードデータベース 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

  • ユーザー数プラン:1,100円
  • 同時ログイン数プラン:2,200円
  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • データのグラフ化やチャート表示
  • データに紐づいたコメントができる
  • ワークフロー機能と複数のセキュリティ機能
相違点
  • PigeonCloudは、ルックアップの自動更新と自動採番が標準機能としてあるが、kintoneではプラグインやカスタマイズが必要
  • PigeonCloudにはChatCPTを活用したAI機能がある
  • カスタマイズ性やサポート体制はkintoneの方が豊富

kintone競合製品徹底比較⑧ServiceNow(サービスナウ)

ServiceNow(サービスナウ)」は、AIを活用して業務フローやデータ管理の自動化を実現するプラットフォームです。自社独自のAIエージェントを作成し、AIが段階的に学習していく様子を監視できます。

また、ローコード・ノーコードの開発基盤としての機能を提供しており、特に業務フローの自動化や業務プロセスの可視化に特化しており、幅広い領域で効果を発揮します。

kintoneとの比較

kintoneとの共通点は、業界や業種を問わず、組織の枠組みを超えてプロセスマネジメントが行える点でしょう。DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するプラットフォームとして活用でき、情報の共有・連携、業務フローの標準化・自動化による業務効率化や生産性の向上を実現します。
また、ローコード・ノーコードツールとして、プログラミング知識を必要とせずシステムを構築できる点も共通点です。

kintoneとの相違点は、ServiceNowには様々なソリューションがある点です。AIをはじめ、カスタマーサービス管理やコスト管理、資産管理など多くの業務で活用できるソリューションが提供されており、用途によって最適なソリューションを利用できます。その辺りは、Microsoft製品と似ているかもしれません。

価格については公式サイトに掲載がないため、問い合わせが必要です。

ServiceNow kintone
概要 DXプラットフォーム 業務改善プラットフォーム

ライセンス別のコスト
(月/1ユーザー)

要問い合わせ

  • ライトコース:1,000円
  • スタンダードコース:1,800円
  • ワイドコース:3,000円
類似・共通点
  • ローコード・ノーコードでシステムを構築
  • 業務フローの標準化と業務プロセスの可視化が可能
  • 業界・業種を問わずDX推進や業務効率化が可能
  • 外部システムとの連携
相違点
  • ServiceNowは、AI活用に注力した様々なソリューションが提供されている
  • 外国製品のため、使い方をマスターするまでに時間がかかる可能性も。日本語訳が少しおかしいこともある

kintoneとの競合製品を知り、最適なサービスを選ぼう

kintoneと競合の製品と比較することで、kintoneの特長や選ぶポイントなどを明確にしました。それぞれ利用目的や得意とする分野が異なりますので、本記事を参考に最適なツールを選んでください。

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※本記事の内容は2024年11月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。

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