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kintoneでデータ連携! 他システムとつなげる方法を解説

  • kintoneの運用課題を抱えている方
kintone はデータ連携ツールで真価を発揮する!

サイボウズ株式会社が提供する、アプリも作成できる業務プラットフォームサービス「kintone(キントーン)」
kintoneは、ノーコードで自社の業務に合ったアプリを簡単に作成できることが大きなメリットです。これに加えて、他のクラウドサービス・ツール間でデータ連携すれば、kintone内のデータを他のサービスに入力する手間やミスが減り、より一層、業務改善や効率化を進められることをご存じでしょうか。

本記事では、kintoneと他のサービス・ツール間でデータ連携する方法を解説しながら、おすすめのデータ連携サービスを紹介します。

kintoneの便利な機能についてご紹介した記事をご用意しております。ぜひご確認ください。
▼kintoneのテーブル(表)とは? 機能のメリット・デメリットや活用方法を紹介

kintoneとデータ連携する2つの方法を紹介

kintoneと外部ツールにおけるデータ連携方法は、次の2つです。

  • kintone APIを活用
  • データ連携サービスを活用

それぞれの特長を踏まえながら、解説します。

kintone APIの活用

kintoneはAPI(Application Programming Interface)を利用して、様々なビジネスシステムとデータ連携可能です。
自社内で運用中のツールに、kintoneとAPI連携できる機能があれば、これを活用しない手はありません。

しかし、APIによるデータ連携は「kintone APIドキュメント」を基に開発するため、APIに長けた社内エンジニアやプログラマでないと難しいかもしれません。エンジニアやプログラマがいない場合、システムインテグレーター(System Integrator、SIer[エスアイヤー])に委託する必要があります。
非エンジニアの組織で、APIを使ったkintoneのデータ連携を行うのは、かなりハードルが高いといえるでしょう。

そのような組織におすすめの方法が、次に紹介する「データ連携ツールの活用」です。

データ連携ツールの活用

kintoneの拡張機能として、データ連携ツールが様々な企業から多数リリースされています。このことから、いかにkintoneが他のシステム・サービスと連携するのに多く活用されているかがわかるでしょう。

データ連携ツールを活用する利点は、開発コストや人的コストを抑えられる点が挙げられます。

開発コスト・人的コストを抑えられる

kintoneのAPI連携サービスやサードパーティ製のツールを利用すると、外部委託しなくても自社の力でデータの取り込み・連携が可能です。
連携のために開発作業を行う必要はないため、開発コストが莫大にかかったり長期間の日数を要したりということはありません。スムーズに連携を行えるでしょう。

また、API開発するための教育コストも不要です。基本的にAPI連携サービス・ツールは、マニュアルに沿って操作すれば連携できるものや、わかりやすい画面操作で完了できるものが多いため、専門的なエンジニアでなくても対応可能でしょう。

API連携サービス・ツールの利用料金はかかりますが、結果として、データ連携にかかるコストを抑えられます。

関連記事をご用意しております。
▼kintoneとデータを連携! その種類と方法を解説
▼kintoneを自社で開発するメリット・デメリットについて解説

コストダウンを実現

kintoneデータ連携ツールの紹介

データ連携ツールの活用により、kintoneは拡張性の高いツールへと変貌し、さらなる業務効率化を図ることができるでしょう。

おすすめのデータ連携ツールについて紹介します。

DataSpider Servista

セゾン情報システムズ社が提供している「DataSpider Servista」は、異なるシステムのデータやアプリケーションをノンプログラミングでつなぐ、GUIベースのデータ連携ツールです。

kintone専用のアダプターが用意されており、「素早く」「簡単に」データ連携・統合を実現できる連携ツールといえるでしょう。データの変換・加工機能もあり、集計などの作業コストを削減できます。

ASTERIA Warp

アステリア社が提供している「ASTERIA Warpも様々なシステムと接続ができるデータ連携サービスであり、kintone専用アダプターが用意されています。導入社数は9,800社を超えていることから、人気の高さがわかります。

特長としては、アイコンのドラッグ&ドロップを繰り返すだけで、設定・連携できる操作性の高さが挙げられます。
機能を線でつないでいくことで連携の処理を作成していくため、非エンジニア人材でも扱いやすく、ノーコード環境(プログラミングが必要ない)で構築が可能です。

PolarisGate Suite

日商エレクトロニクス社が提供する「PolarisGate Suite」は、マジックソフトウェア・エンタープライゼス社が全世界50か国で提供するEAI(企業のアプリケーションの統合)ツール「Magic xpi」を利用したサービスです。

海外製のERP(基幹系情報システム)やCRM(顧客関係管理)との連携に強みを持っていることが特長です。また料金体系は、同時に実行する処理数に応じて課金される「スレッド数課金」方式のため、トリガー数が増えても月額利用料は増えることがなく、スモールスタートや期間限定での導入といったニーズにも適しています。
海外製品との連携、またはクラウドで安価に連携したい場合は、おすすめといえるでしょう。

Qanat2.0

JBアドバンスト・テクノロジー社が提供する「Qanat 2.0」は、kintoneユーザー向けに「Qanat Air for kintone」という専用サービスを展開しています。

こちらも直感的な操作性で使いやすく、関数を知らなくても簡単にデータ変換できるUI(ユーザーインターフェース)が特長です。社内外のあらゆるデータを連携・変換することで、企業のデータ資産を有効活用できるでしょう。

また、比較的安価な価格帯であるため、コストを抑えてスピーディーに連携したい場合に適しています。

Smart at tools for kintone CSV 入出力

Smart at tools for kintone CSV 入出力」には、スケジュール実行でCSVをkintoneへ自動的に入出力する機能があります。また、クライアントツールの使用により、基幹システムやパッケージソフトとのデータ連携が可能です。

機能はシンプルで、一般的なEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)/ETL(Extract:抽出・Transform:変換・Load:書き出し)ツールに比べ安価なため、部署単位でも導入しやすいといえるでしょう。

ローカルへのデータバックアップや一時的なデータ移行などにも有効です。CSVの出力形式がkintone標準機能に沿っているため、「毎日アプリのバックアップに利用したい」「連携元システムの項目とkintoneの項目名が違う」という場合でも、柔軟に対応できます。

連携がCSVでOKの場合や、Windowsクライアントで手軽に連携したい場合は、こちらの方法がおすすめです。

データ連携で業務を効率化させるポイント

連携ツールの活用により、kintoneのデータ連携をスムーズに行えることは確かですが、それだけで業務効率化を推進できるわけではありません。

ここでは、kintoneのデータ連携による業務効率化をより加速するために、重視するべきポイントを解説していきます。

データ連携実行における3つのポイント

kintoneのデータ連携を実行するにあたって、以下のポイントを踏まえる必要があります。

  • 連携システムとワークフローの検証
  • 費用対効果の事前検証
  • セキュリティ面の検証

kintoneとのデータ連携はリアルタイムに連携できるものと、できないもの、さらには即時連携すると新たなコストが発生してしまうものがあります。
事前に「連携対象とすべきデータなのか?」「連携する場合、どのようなワークフローであれば最適か」といった観点を整理しておきましょう。

また、データ連携を行ったが故に、情報漏えいを引き起こしては元も子もありません。顧客の情報やセンシティブな情報など機密性の高いデータを適切に管理できるか、データ連携の流れとセキュリティ面の検証も必須といえるでしょう。
kintoneのセキュリティに関して詳しい記事をご用意しております。ぜひご確認ください。
▼kintoneのセキュリティは安心? 製品の各種機能と設定を解説

その他、kintoneのデータ活用・連携に関する記事をご用意しております。ぜひご確認ください。
▼kintoneのExcel連携方法は? 事例や拡張機能をご紹介
▼kintone「関連レコード一覧」の便利な使い道は? 設定方法も解説

3つのポイントを重視して検討

テクバンのkintone開発支援サービス

「そもそもどのデータ連携ツールを使えばいいか?」「どのようなワークフローが適切なのか」といった不安がある場合は、サイボウズ社公認のkintoneパートナー企業のサポートを受けるも解決策のひとつでしょう。
テクバンも数あるkintoneパートナー企業のひとつです。テクバンのサポート内容は、以下の特長があります。

  • 運用や全体設計を視野に入れたご提案
  • 最適な連携方法のご提案

お客様の状況を丁寧にヒアリングした上で、ただ導入をするのではなく、業務フローや運用、現状からの改善効果を踏まえたご提案をいたします。連携システムとワークフローの検証なども考慮した設計を行うことで、データ連携をスムーズに行えるようサポートいたします。

また、kintoneにおけるデータ連携方法は、外部連携ツールの利用も含めると多種多様で、それぞれを試してじっくり検討する時間はない現場がほとんどといえるでしょう。
そこで、kintoneを熟知した弊社エンジニアが、柔軟な視点でお客様に合った最適な連携方法を提案いたします。高い技術力を持つテクバンだからこその強みです。

kintoneのパートナー企業について、詳細を解説した記事をご用意しております。
▼kintoneのパートナー企業を活用してみよう!

kintoneのデータ連携で業務効率化へ

kintoneは様々な外部システムとデータ連携して、より業務効率化を図ることが可能です。API連携だけではなくデータ連携ツールを活用し、ぜひその効果を実感してみてください。

データ連携に不安を覚える、課題を抱えているという方は、kintoneのパートナー企業に一度相談してみてもいいかもしれません。
社内で様々な連携要望が錯綜している、kintoneの導入効果が見えないなどのお悩みがありましたら、あらゆる対応が可能なテクバンへ相談してはいかがでしょうか。
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※本記事の内容は20231月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。

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