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kintoneで建設業の課題を解決! 導入メリットや役立つ機能を紹介

  • kintone導入をご検討の方
現場からアクセスできる! kintone で建設業の課題解決

業務改善・効率化に役立つkintone(キントーン)。あらゆるビジネスのシーンに活用でき、便利な機能が豊富な上に、シンプルな操作性で使いやすいことが特長です。

建設業界でも多くの企業がkintoneの導入を進めています。この記事では、建設業でkintoneを導入するメリットや活用例、業務に役立つ機能などを紹介します。

建設業における現状と課題

建設業の日々の業務の中には、面倒に感じられることや非効率的なことなど、いくつもの課題があります。例えば、以下のようなケースが挙げられます。

  • 出先や現場から情報の取得ができず、本社にわざわざ問い合わせなければならない
  • 顧客との見積り・請求書などのやり取りに電話やメール、FAXを使用しており、確認や管理に手間がかかる
  • 紙や表計算ソフトによる管理が煩雑となっているため、大切な情報が社内に点在している
  • 案件・顧客情報の管理を一元化できておらず、情報を探すのに手間がかかる
  • 現場の状況やノウハウを社内で共有できていない

このような課題には、kintoneの導入が有効です。あらゆる情報を1箇所に集約することで、業務の改善と効率化が期待できます。

kintone(キントーン)とは?

kintone(キントーン)はサイボウズ株式会社が提供する、業務アプリ構築クラウドサービスです。
プログラミング不要で、自社に合った業務システム(アプリ)を簡単に作成できます。

kintoneの特長は、情報の一元化と可視化です。
アプリにあらゆる情報を登録して管理することで、kintoneを「データベース」として利用します。アプリで申請・承認業務などのワークフローを設定できたり、情報に紐づいたコミュニケーションをとったりすることが可能です。また、登録した情報はグラフにして集計・分析することもできます。
企業のDX推進やデータの利活用を実現するツールとして、kintoneは多くの組織で導入されているのです。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。
▼kintone(キントーン)の仕組みとは? 使い方や機能について徹底解説!

kintoneはデータベース化、集計作業の自動化、従業員の情報共有など情報の一元管理が可能

kintoneを建設業で導入するメリット

kintoneを導入すれば、案件情報の管理や作業現場との情報共有がスムーズに行えるようになります。
ここでは、建設業におけるkintoneの導入メリットを紹介します。

自社に最適な業務アプリを作成できる

kintoneは、自社の業務に合ったアプリを簡単に作成できます。
アプリのひな型である「サンプルアプリ」が100種類以上も用意されており、その中から必要なアプリを選んで使用できます。もちろん、建設業向けのアプリも多くあります。

サンプルアプリはそのまま使うことも、デザインや設定を変更して使うことも可能です。専門的な知識やスキルは必要なく、ドラッグ&ドロップなどのシンプルなマウス操作でカスタマイズできます。

あらゆる情報を一元管理できる

kintoneを使えば、業務に関するあらゆる情報を一元管理できます。
案件情報や工事情報、作業の進捗状況、予算・実績の推移、各種申請・報告、工事従事者の詳細データまで、kintoneでまとめて管理できます。入力した内容はリアルタイムで反映されるため、kintone内のデータは常に最新の状態に保たれます。

また、kintoneに情報を集約することで、関連するデータ同士を紐づけられます。データの利活用につながり、より業務の効率化が進むでしょう。

どこからでも必要な情報にアクセスできる

インターネット環境さえあれば、いつでもどこからでもkintoneのデータにアクセスできます。パソコンはもちろん、スマホやタブレットにも対応しているため、現場や出先からでも業務に必要な情報を速やかに確認できます。
情報確認のために従業員同士でのやり取りが減り、業務効率が向上するのです。

どこからでもkintoneにアクセスできる

コミュニケーションツールとしても利用できる

コミュニケーション機能が充実していることも、kintoneの特長です。
レコード詳細画面にはコメント機能があり、チャット形式でやり取りを行えます。一つひとつのデータに対して指示や質問など連絡することができるため、画面遷移の手間もなく、即座に内容を確認可能です。情報に紐づいたコミュニケーションで、情報の見落としを防げるでしょう。

また、「スペース」という参加メンバーだけがメッセージやファイルを共有できる機能があります。必要なメンバーを招待し、案件ごと・チームごとでスペースを作成すれば、円滑な情報共有を実現します。
スペースの詳細は、下記記事をご参考にしてください。
▼kintoneのスペースをカスタマイズする方法とは?

kintoneを介したやり取りは、一般的にkintoneのユーザーアカウントが必要ですが、「ゲストユーザー」機能を使用すれば、アカウントを持たない社外の人ともやり取りを行えます。
ゲストユーザーについては、こちらの記事をご覧ください。
▼kintoneのゲストユーザーとは? 利用するメリットや注意点を紹介

kintoneの建設業で役立つ機能と活用例

kintoneの様々な機能の中から、建設業で使える便利な機能とその活用例を紹介します。以下の4つの機能をぜひ使ってみてください。

  • リマインド機能
  • アクセス権機能
  • レポート機能
  • スケジュール管理機能

リマインド機能

日時を指定したリマインド通知が可能です。「書類の申請期限が1週間後に迫っています」「設備点検日まであと3日です」といったリマインド通知を設定すれば、担当者に送信できます。
処理漏れや準備不足などのトラブル防止に役立つでしょう。

アクセス権機能

kintoneでは、組織単位やユーザー単位など、細かな条件でアクセス権を設定できます。
例えば、現場担当者は自身の工事情報を閲覧・編集できるが、他の現場に関しては情報の閲覧のみ許可する、というような設定が可能です。適切なアクセス権の設定やユーザーの管理を施して、セキュリティ対策を強化させましょう。

kintoneのセキュリティ機能について、関連記事をご用意しております。
▼kintoneのセキュリティは安心? 製品の各種機能と設定を解説

レポート機能

kintoneに入力したデータは自動的に集計され、グラフ化されます。
棒グラフや折れ線グラフ、面グラフ、クロス集計表なども利用できます。入力データはリアルタイムに反映・更新されるため、報告書作成や分析の度に情報をまとめ直す必要がありません。集計報告作業の手間を大幅に削減できます。

例えば、現場で起きた事故やヒヤリハットをアプリに登録すれば、カテゴリ別や作業員ごとにわかりやすくグラフで可視化することが可能です。その分析結果を基に防止策を講じたり、作業員に周知したりすることができるでしょう。
また、作成したグラフはポータル(TOP)画面にも表示できるため、社内メンバーへの共有もスムーズに行えます。

関連記事をご用意しております。
▼kintoneグラフの種類や作成方法 | お知らせ掲示板に表示させる手順も解説

kintone に入力したデータは自動的に集計され様々なグラフで可視化できる

スケジュール管理機能

kintoneのアプリは、レコード一覧画面をカレンダー形式で表示できます。現場の細かな予定や着工予定日などを記しておくとわかりやすいです。
また、カレンダー上に写真を掲載することもできるため、作業の進捗を写真として記録したり、備品や道具の故障を写真にとって報告したりといった使い方もできます。

kintoneのスケジュール管理について、下記記事にて詳細を解説しています。
▼kintoneでのスケジュール管理設定方法と活用ポイント

kintoneの建設業向けアプリを紹介

建設業において、必要となるアプリを例として紹介します。

工事基本情報を管理するアプリ

まずは、工事の基本情報を管理するアプリとして「工事情報管理アプリ」を作成しましょう。
着工日や竣工日、完工期などの工事の日程情報や、施主・設計会社・施工部署などの外部関係者情報に加え、建物用途や構造など物件情報を入力しておくと便利です。

工事の基本情報を一元管理できるため、他の現場の進捗や過去の類似工事をすぐに検索することも可能です。また、工事の基本情報だけでなく、関連する資料を添付ファイルとしてまとめて保存できます。なにかとExcelやPDFファイルは管理が煩雑になりやすいですが、kintoneでは情報に紐づいたファイル管理もスムーズです。

毎日の活動状況を報告する日報アプリ

現場で働いている作業員が、日々の作業状況や報告事項を記載するアプリがあると情報共有として便利でしょう。オフィスにいる社員は日報アプリを通して日々の進捗を把握できます。
写真を撮ってアプリに登録できるため、何か現場で問題が起きた際も、日報アプリから関係者への相談・報告がスムーズに行えます。

また、kintoneアプリはスマホやタブレットにも対応しており、現場から直接日報の作成・報告が行えます。

ヒヤリハットを登録するアプリ

建設現場は、工事の進捗とともに形状が変化し、気象や自然などの影響を常に受けています。また、多くの職種の人や機械が混在し、その中で個々がそれぞれ作業することから常に危険と隣り合わせだといえるでしょう。
厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」にて建設業におけるリスクアセスメントの進め方が紹介されています。

作業現場のヒヤリハットをデータベース化するアプリは、必ず作成することをおすすめします。
アプリにヒヤリハットを登録すれば、上司や責任者にスピーディに報告できます。また、関係者に通知して、ヒヤリハットの内容を共有することも可能です。
発生状況を関係者に通知することに加え、対応方針の検討・承認依頼までひとつのアプリで行えます。これらをスピーディーに行えることが、現場社員の安全を守るといえるのです。

工事従業者の情報を管理するアプリ

すべての工事従事者の情報を管理するアプリも作りましょう。
経験年数や配属履歴、資格の取得状況、緊急連絡先など、管理したい項目を自由に設定できます。また、社員・委託契約・協力会社など、所属情報をカテゴライズしておくと便利です。

個人情報であるため、セキュリティには十分注意しましょう。
アプリの詳細設定からアクセス権を細かく設定できるため、限られた部署や役職者だけが情報を閲覧できるように設定することをおすすめします。

プラグインや外部サービスとの連携で機能を拡張

拡張性の高さもkintoneの魅力です。プラグインを導入すれば、kintoneアプリに標準機能からさらに便利な機能を追加できます。

プラグインは200種類以上もあり、それらを組み合わせて利用することでkintoneの活用範囲が広がります。無償・有償のどちらもありますが、運営会社による問い合わせサポートや自動アップデート、セキュリティ機能などを考慮すると、コストはかかりますが有償版プラグインがおすすめです。

プラグインを有効活用するためのポイントを以下資料にてまとめています。ぜひダウンロードしてご覧ください。
kintone拡張機能活用術

また、kintoneはAPI連携にも対応しており、外部クラウドサービスと接続して使うことも可能です。外部クラウドサービスに登録された情報をkintoneへ一括登録することもできます。プラグインや外部サービスとの連携で、より効率的に業務を進められます。

kintoneのプラグインについては、こちらのページで詳しく紹介しています。
テクバンのkintoneプラグイン導入サポート

kintoneの料金プランと契約形態

kintoneの料金プランは、ライトコースとスタンダードコース、そして2024年秋からエンタープライズ向けにワイドコースが追加されました。
初期費用は無料で、1ユーザー単位で契約できます。

ライトコース スタンダードコース ワイドコース
月額1,000円 月額1,800円 月額3,000円
10ユーザーから契約可能 1,000ユーザーから契約可能

※税別価格

なお、ライトコースはプラグインや外部サービスとの連携に対応していないため、拡張機能を利用したい場合は、スタンダードコース以上を契約する必要があります。
各プランの金額や違いについては、下記記事をご覧ください。
▼kintoneプランの選び方は? 機能・月額料金を比較、解説!

kintone運用に関するご相談はテクバンへ

kintoneをはじめとするサイボウズ社の製品は、導入や開発をサポートする企業を公式に認める「パートナー制度」が設けられています。kintoneの導入・開発を行う際は、オフィシャルパートナーの力を借りるのもひとつの手でしょう。

テクバンもサイボウズ社認定のオフィシャルパートナーです。テクバンでは、kintoneの導入や運用をサポートするサービスを幅広く提供しています。建設業界のお客様へのサポートも事例がありますので、建設業ならではの課題や業務上のお悩みをぜひご相談ください。丁寧にヒアリングを行い、お客様のご要望に合った形での提案をさせていただきます。

kintoneのオフィシャルパートナーについては、こちらの記事をご参考にしてください。
▼kintoneのパートナー企業を活用してみよう!

テクバンのkintone導入支援サービスの詳細は、こちらからご確認ください。
kintone導入支援サービス

kintoneで建設業の業務改善・効率化を実現

この記事では、建設業でkintoneを導入するメリットや活用例、業務に役立つ機能などを紹介しました。

kintoneを導入すれば、工事情報や進捗状況、社員データなどの様々な情報を一元管理できるようになります。現場や出先からでもインターネットに接続できる環境があればkintoneにアクセスできるため、確認作業や問い合わせ対応の手間も大幅に削減できるでしょう。
kintoneを存分に活用して、業務の改善と効率化を実現させましょう。

※本記事の内容は2025年3月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。

開発支援承ります

テクバンではkintoneの開発支援を受け付けております。日々の運用でお困りの方は以下より弊社サービスをご覧ください。
また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。

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