「kintone(キントーン)でもっと効率よくスケジュール管理ができたらいいのに・・・」KOYOMI(コヨミ)はそんな課題を解決するプラグインです。kintoneのレコードをスケジューラー形式で表示し、シンプルなマウス操作で予定の閲覧・登録・編集ができます。
本記事では、KOYOMIの特長や機能、活用方法などを紹介します。
KOYOMIとは?
アーセス社が提供する「KOYOMI」は、kintoneのレコードをスケジューラー形式で、日単位や月単位などで表示できる便利なプラグインです。
スケジューラーとは、複数あるタスクに対して優先度を設定し、管理する仕組みのこと。
面倒な画面遷移なしに、予定の閲覧・登録・編集ができます。シンプルな操作性で使いやすい点も魅力です。
KOYOMIの特長
ここでは、KOYOMIでできることや主な特長を紹介します。
- 1画面にあらゆる情報を集約
KOYOMIを導入すると、kintoneのレコード一覧画面がスケジューラーになります。日・週・月別のカレンダー表示や、施設や組織ごと、人単位での表示など、用途に合わせて表示形式を切り替えられます。また、予定をクリックすると、ポップアップで詳細な内容が表示されるため、画面遷移なしであらゆる情報を確認できます。

- ドラッグ&ドロップの簡単操作
KOYOMIはドラッグ&ドロップの直感的なマウス操作で、容易に予定を調整できます。新しい予定の入力はもちろん、既に入力済みの予定を変更したい場合も簡単です。ITに苦手意識を持つメンバーが多い環境でも、スムーズに運用できるでしょう。 - アプリ単位で独自設定が可能
アプリごとに独自の設定が可能です。例えば、創立記念日や夏季休業といった会社独自の休日を追加したり、毎月の締切日など全体で共有しておきたい重要な日を設定したり、個々の環境に合わせた使い方ができます。 - モバイル端末にも対応
KOYOMIはモバイル端末に対応しており、外出先でもスマホ・タブレットからスケジュールの確認や登録が行えます。営業といった外回りの多い職種やリモートワークの方にも活用していただけます。

- Googleカレンダーへの同期も可能
ノベルワークス社の「kintone × Googleカレンダー双方向連携プラグイン」と併せて使うことで、KOYOMIに登録したスケジュールをGoogleカレンダーへと同期できるようになります。
「kintoneからの操作」「Googleからの操作」の双方向からの連携が可能なため、どちらか片方にスケジュールを登録すれば、もう片方へ自動的に反映されます。
KOYOMIの主な機能
KOYOMIの主な機能は次の通りです。
- 5種類のビュー表示(個人日・個人週・個人月・グループ日・グループ週)
- 通常予定、期間予定、繰り返し予定の登録
- ドラッグ&ドロップでの予定変更
- 予定重複時のアラート表示(人、施設も設定可能)
- 会社独自の休日や施設の設定
- モバイル端末でのスケジュール表示や編集
このようにKOYOMIには、スケジュール管理を効率化する様々な機能が搭載されています。
利用シーン
特に次のような場面で機能性が発揮されます。
- メンバー間のスケジュール・データ共有
- 個人のスケジュール管理
- 会議日程の調整
- 施設や車両、備品などの予約管理
- アルバイトや外部委託のシフト管理
KOYOMIは、シフト管理にもおすすめのツールです。kintoneアカウントを保有していない人の予定も登録できるため、アルバイトや派遣スタッフも含めたシフト管理が行えます。
KOYOMIの活用方法については、こちらの記事でも紹介しています。
▼kintoneでシフト管理をする4つの方法
▼kintoneでのスケジュール管理設定方法と活用ポイント

KOYOMIの利用料金
KOYOMIの料金プランはシンプルです。1つの契約につき、1個のサブドメインで利用可能で、月額プランと年額プランの2種類から選択できます。
- 月額プラン:10,000円/月
- 年額プラン:98,000円/年
※表示価格は税別
30日間無料のトライアル版が提供されているため、実際にKOYOMIの機能や操作性を確かめた上で導入を検討できます。
KOYOMIとカレンダーPlusの比較
KOYOMIと同様に、カレンダー機能を持つ「カレンダーPlus」というプラグインがあります。
月別・週別・日別表示や色分け表示で直感的なスケジュール管理が行え、Pro版ではリソース別スケジュール管理機能を搭載しています。KOYOMIとカレンダーPlusは、似ている機能もありますが少し使い勝手が異なるため、どちらが自社にとって最適か判断できるように、表にしてまとめました。
KOYOMI | カレンダーPlus Basic |
カレンダーPlus Pro |
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価格 | 月額10,000円 年額98,000円 |
39,800円 (~20ユーザー) |
189,800円 (~20ユーザー) |
購入方法 | 月額または年額 | 買い切り制 | |
契約条件 |
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主な機能 |
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【Basic/Pro共通】
【Pro版のみ】
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切り替えパターン | グループ日・グループ週・個人日・個人週・個人月 | 日、週、月 | 日、週、月、任意の軸 |
無料お試し | 30日間無料、機能制限なし |
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カレンダーPlusについて、下記記事にて紹介しています。ぜひ、ご参考にしてください。
▼kintoneのカレンダー表示機能|便利なプラグインも紹介
KOYOMIを使ってみよう
この記事では、KOYOMIの特長や機能、活用方法などを紹介しました。KOYOMIを導入すれば、kintoneで効率的にスケジュール管理が行えるようになります。シンプルなマウス操作で、簡単に予定の閲覧や登録ができる点も魅力です。
まずは無料のトライアル版で操作性や利便性をチェックし、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
自社にとってどのプラグインを選べばよいかわからない場合は、お気軽にテクバンまでご相談ください。お客様にとってkintoneで業務効率を向上できるプラグインを選定いたします。
※本記事の内容は2025年7月時点のものです。kintoneの仕様や利用環境は変更する場合があります。
開発支援承ります
テクバンではkintoneの開発支援を受け付けております。日々の運用でお困りの方は以下より弊社サービスをご覧ください。
また、kintoneの標準機能に加えて、拡張機能であるプラグインを利用することで kintoneの活用の幅がより広がります。プラグイン選定から導入までサポートいたします。
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