Copilotエージェントには「AIチャットボット」と「Agentic AI(自律型エージェント)」という2つの意味があり、文脈によって指すものが変わります。
本章では、それぞれの意味や背景、どのように使われているかを分かりやすく解説します。
Microsoft 365 Copilot、Copilot Studio、Azure OpenAI Serviceの機能や特徴の違いを解説しています。
Microsoft 365 Copilot、Copilot Studio、Azure OpenAI Serviceの機能や特徴の違いを解説しています。

2026.02.24
#生成AI

Copilotのエージェントは、「AIチャットボット」と「Agentic AI(自律型エージェント)」の2つの意味で使われるため、まず何ができるのかをイメージしづらい方も多いはずです。実際には、質問に答えたり業務をサポートしたりするチャット型の使い方から、タスクを自動で実行し、必要な情報を集め、継続的に作業を進める自律型の使い方まで、活用の幅は非常に広がっています。
本記事では、「Copilotエージェントが何か知りたい」「AIエージェントを業務にどう取り入れればよいかわからない」といった疑問をお持ちの方に向けて、分かりやすく解説していきます。自社の環境ではどのように活用できるのか、読み進めながら具体的なイメージを膨らませていただければ幸いです。
Copilotエージェントには「AIチャットボット」と「Agentic AI(自律型エージェント)」という2つの意味があり、文脈によって指すものが変わります。
本章では、それぞれの意味や背景、どのように使われているかを分かりやすく解説します。
1つ目の意味は、従来から存在する「AIチャットボット」を指す使われ方です。
Microsoft Copilot(以下、Copilot)は、質問への回答や文章生成などを行う生成AIとして広く利用されていますが、以前はこうした機能を総称して“AIチャットボット”と呼ぶのが一般的でした。
しかし近年、生成AIは「会話に答えるだけの存在」から、「ユーザーの目的に合わせて情報を調べ、必要な作業を進める存在」へと進化しています。その変化に伴い、単なるチャットボットではなく、より広い役割を示す“エージェント”という呼び方が広まってきました。
特にCopilotは、チャットでの返信だけでなく、メールの下書き作成、資料作成支援、情報整理など、実際の業務を“代理で進める”アクションが増えています。そのため、もはや「AIチャットボット」という枠では収まらず、「ユーザーを支援するエージェント」と表現する方が実態に近い場面が多くなっています。
こうした背景から、Copilotエージェントという言葉が「チャットで応答しつつ作業をサポートするAI」という意味で使われるケースが存在しているのです。
2つ目の意味は、より発展した「Agentic AI(自律型エージェント)」を指す使われ方です。
自律型エージェントとは、質問に答えるだけでなく、設定した目標(ゴール)に向かってAI自身が必要な作業を判断し、自動でタスクを実行する高度なAI機能のことを指します。
ユーザーが細かく指示をしなくても、状況を把握したうえで“自ら動く”点が大きな特徴です。
例えば、情報収集を依頼した場合、AIは複数の情報源を調査し、内容を整理し、場合によっては追加の分析や関連作業まで行います。ビジネスでは、会議準備、文書作成、データ分析など複数工程のある業務を自動化できるため、従来のAIチャットボットよりも、さらに実務に踏み込んだ活用が可能になります。
Microsoftでは、このように「タスク完了に向けて主体的に行動できるAI」をエージェントとして位置づけており、今後の業務自動化を支える重要な技術として注目が高まっています。
また、この自律型エージェントと区別するため、ユーザーがプロンプトを与えて動かす従来型のAIを“宣言型エージェント”と呼ぶ場合もあります。
関連記事をご用意しております。併せてご覧ください。
▼自律型AIエージェントで企業はどう変わる? 仕組みと導入ポイントを徹底解説
▼AIエージェントツールの選び方と活用法|おすすめツールを徹底解説
Copilot Chatにログインしたら、左側のナビゲーションから[新しいエージェント]を選択します。ここではCopilot Studio Lite(サンプル画像では「Agent Builder」と表記)を使って、ローコードでチャット型エージェントを簡単に作成できます。
テンプレートも用意されているため、ゼロから作る必要はありません。
![[新しいエージェント]作成の表示画面](/tech-microsoft/blog/uploads/copilot_agent_01.png)
![[説明]タブの画面](/tech-microsoft/blog/uploads/copilot_agent_02.png)
![[構成]タブの画面](/tech-microsoft/blog/uploads/copilot_agent_03.png)

![[作成]ボタン](/tech-microsoft/blog/uploads/copilot_agent_05.png)


Copilot Studioは、ローコードでAIエージェント(チャットボット)を簡単に作成できる開発プラットフォームです。
Copilot Chatから利用できるCopilot Studio Liteでもエージェントは作成できますが、機能は限定されています。一方、Copilot Studio(Full、フル版)では、より高度で複雑なエージェントを構築できる点が大きな違いです。
特に大きな差は、利用できるデータソースにあります。
Lite版は公開URLなど外部の一般的な情報のみを扱えるのに対し、フル版ではSharePoint、Teams、Outlook、OneDriveなど社内のデータをナレッジとして利用できます。そのため社内資料を参照し、より実務に沿った回答を行うエージェントを作成できます。
さらにフル版では、Agentic AI(自律型エージェント)の構築も可能です。
「特定のメールを受信したら」「SharePointにファイルが追加されたら」「毎週月曜9時になったら」など、トリガーを設定することで、AIが自動的に処理を開始する仕組みを作れます。質問内容に応じて「返信内容を変える」「専用サイトに誘導する」など、細かい条件分岐も柔軟に設定できます。
Copilot Studioについて、詳しくは以下記事や資料でも解説しております。併せてご覧ください。
▼Copilot Studioとは? 機能・料金・ライセンス・活用法まとめ
Copilotエージェントには「AIチャットボット」と「自律型エージェント」の2つの意味があると解説してきましたが、どちらのタイプであっても、高度な自動化を行わなくても十分にメリットを得られます。
例えば、FAQ対応や社内規定の案内といったシンプルなチャット型エージェントは、問い合わせ対応の手間を大幅に削減でき、更新も容易なため、小規模な業務改善に最適です。
また、製品情報やマニュアルの検索ををサポートする[ナレッジ参照エージェント]として活用することもできます。これは、特定の情報源であるナレッジを参照しながら回答を行う社内検索ツールの拡張版のような仕組みです。公開URLをナレッジ(データソース)として登録しておけば、「このサイトに掲載されている情報を優先して教えてほしい」といった運用が可能になり、必要な情報をすぐに取り出せる環境をつくることができます。
さらに、自律型エージェントとして活用すれば、会議準備の自動化や定期レポートの作成、ファイル更新通知に基づく処理など、複数工程の業務も効率化できます。特にMicrosoft 365環境と組み合わせれば、Outlook・Teams・SharePointなどのデータを使った高度な作業フローも構築できます。
Copilotエージェントは、気軽に使えるチャットボットから本格的な業務自動化まで、目的に応じて柔軟に活用できる点が大きな魅力です。
「エージェントの作り方がわからない」「自分たちで構築したいけれど、困ったときにすぐ相談できる窓口がほしい」そんな不安をお持ちの方は、テクバンのAIエージェント導入支援サービスをご活用ください。
テクバンはマイクロソフト社の認定パートナーとして、Microsoft 365 Copilotをはじめ、Copilot Studio、Azure OpenAI Serviceなどの幅広いソリューションに精通しています。
チャット型エージェントの作成はもちろん、業務に合わせた自律型エージェントの構築、運用サポート、社内での内製化支援まで一貫して対応可能です。
初めてのAI導入でも安心して取り組める体制を整えていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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テクバンの生成AI導入支援サービス

本記事では、Copilotエージェントの意味や使い方、Copilot Studioとの違い、活用事例まで幅広く解説しました。
Copilotエージェントは、チャット型の簡易的なものから自律的にタスクを実行する高度なものまで、目的に合わせて柔軟に活用できます。業務の効率化や情報アクセスの改善など、導入効果はさまざまです。
自社にとってどのタイプのエージェントが最適かを検討しながら、日々の業務に少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。適切な設計と運用によって、AIを活かした新しい働き方が実現できます。
関連記事をご用意しております。併せてご覧ください。
▼AIエージェントと生成AIの違いとは? 最新活用例を徹底解説
▼企業向け生成AIチャットボット導入のポイントとは?
▼対話型AIの仕組みとは? メリットと選び方を徹底解説
※本記事の内容は2026年2月時点のものです。Microsoftの仕様や利用環境は変更する場合があります。
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