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PardotとSalesforceを連携するメリット|確認ポイントや便利機能を解説

PardotとSalesforceを連携するメリット|確認ポイントや便利機能を解説

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Pardotは、マーケティング活動を自動化し営業活動の効率化を目指せるSalesforce社のMAツールです。セールスフォース・ドットコムが提供するMAツールのため、Salesforceとの連携が可能です。
しかしPardotを活用できていない、スキル不足といった悩みを抱えるご担当者様からすると、ツール間の連携というのは混乱するポイントでしょう。

そこで本記事では、PardotSalesforceの連携するメリットや連携方法などをご紹介していきます。

PardotとSalesforceを連携する理由

PardotとSalesforceを連携する理由は、連携することによってWeb施策の結果分析や営業サイドへ早期に顧客を渡すことができます。マーケティング活動に加え営業活動にも役立てることが可能なのです。

連携後にPardot側で使える便利機能

ここからは、連携の際や連携していれば使える「Pardot側」での便利機能についてご紹介します。
以下の6つが今回ご紹介する便利機能です。

  • Salesforceに登録されている連携先をプルダウンで選択できる
  • 連携する値の「優先度」を決められる(同期する際の話)
  • Salesforceのキャンペーン状況を把握できる
  • Salesforceキャンペーンの追加・編集が可能
  • 営業担当者の割り当て・TODO管理が可能
  • 商談の連携が可能

PardotとSalesforceを連携することによってより効果のあるナーチャリング活動、営業活動の手助けになります。それでは各機能の特徴を解説します。

    Salesforceに登録されている連携先をプルダウンで選択できる

    これは連携時の便利機能です。Pardotのプロスペクト各項目をSalesforceへ連携させる際、プルダウンで簡単に連携させたい項目を選択できます。
    ご紹介内容としては非常に地味ですが、ツールは運用や活用のしやすさが何気にポイントです。連携がはかどるため次の行動に移りやすくなります。

    連携する値の「優先度」を決められる

    PardotとSalesforceを同期する際、どちらの値を優先するのかを指定できます。例えばSalesforceの値を優先にした場合、Pardot値を変更しても上書きされません。その逆も可能です。
    また、片方の値が空白だった場合は優先度に関係なく入力されている方の値が上書きされます。
    顧客の社内異動による部署や連絡先の変更時などに、重要な情報が誤って登録されることを防ぐ機能です。

    Salesforceのキャンペーン状況を把握できる

    連携するとPardotSalesforceのキャンペーン情報を把握できます。キャンペーン内のプロスペクトの数だけではなく、個々のスコアやグレードなども確認できます。プロスペクトのリスト化、タグ付けなども可能です。スコアやグレードの情報を元にキャンペーン内の分析、それらのリスト化やタグ付けでさらなるナーチャリング施策へと進められます。

    Salesforceキャンペーンの追加・編集が可能

    キャンペーン状況の把握だけではなくキャンペーンの作成やプロスペクトの追加も可能です。Salesforceで作業をせずPardot上で完結できます。プロスペクトの追加作業などの場合、両方の画面を開かず作業できるので便利です。

    営業担当者の割り当て・TODO管理が可能

    Salesforceと連携することで、Pardot側から営業担当者の割り当てやTODOの管理が可能です。フォームを通過した見込み客を営業に割り当てて通知を送り、TODOの管理ができるようになる機能です。

    商談の連携が可能

    Salesforceの商談をPardotに参照のみの項目として連携が可能です。Pardot上でセグメントの条件として指定できるため、商談状況に合わせた施策を振り分けることができます。
    Pardotでは完了予定日、作成日、削除済みなどの項目が標準でマッピングしています。標準でマッピングしているその他の項目を確認するには、商談項目のマッピングをご覧ください。

    ※マッピングとは
    マッピングとはデータをインポート、または連携する際に異なるデータを同一の項目として関連付ける作業

    Salesforce連携の確認ポイント

    続いてPardotSalesforceの連携の際に抑えておきたい確認ポイントをご紹介します。
    Pardotのプロスペクト数の上限や連携項目の選定など、スムーズな連携の欠かせないポイントがあります。今回ご紹介するのは以下の4つです。

    • 同期対象のプロスペクトが上限を超えていないか
    • 流入経路別で同期するプロスペクトを選定する
    • 連携項目の選定
    • 連携項目の更新・上書きルールを決める

    連携を失敗させないためにも、これらの4つの確認ポイントを押さえておきましょう。
    それでは詳しく解説していきます。

    同期対象のプロスペクトが上限を超えていないか

    同期対象のプロスペクトがPardotの上限を超えてしまうと、全てのプロスペクトを同期できません。特定の条件と一致するプロスペクトのみをPardotに登録する、上限数を購入するなどの対策が必要です。

    流入経路別で同期するプロスペクトを選定する

    全てのプロスペクトが同期対象でよいのか、流入経路別で同期するプロスペクトを選定することも大切です。イベントやフォームによりプロスペクトの質や問合せ内容も異なるため、それぞれの同期方法を検討しましょう。

    連携項目の選定

    同期する項目にも選定が必要です。プロスペクト内の標準項目は連携されますが、カスタム項目は手動で同期項目を選定します。
    全ての項目を同期する必要はないので、Pardotのみ、Salesforceのみで使用する項目を選定しておきましょう。

    連携項目の更新・上書きルールを決める

    双方で連携項目の値が異なった際、更新ルールや上書きルールを決めておきましょう。
    PardotとSalesforceの間で値が異なる場合、常に最新の値で更新するのか、どちらかを常に正しいとするのかというルールの設定をします。

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    PardotとSalesforceを連携する方法

    PardotとSalesforceの連携する方法についても触れておきます。
    「連携」というと難しい操作を想像する方もいるかも知れませんが、以下のように3ステップ程で連携できます。

    1.Pardot AppExchange アプリケーションをインストールする

    Pardot AppExchange アプリケーションをインストールする

    2.Pardot コネクターユーザーへ権限を割り当てる

    Pardot コネクターユーザーへ権限を割り当てる

    3.取引先責任者項目とリード項目のマッピングを行う

    取引先責任者項目とリード項目のマッピングを行う

      これらの1~3の作業を終えればPardotSalesforceの連携ができます。
      詳しい連携手順については、「Salesforce と Pardot の連携手順」の記事に詳細を記載しているので合わせてお読みください。

      連携エラーとトラブルシューティング

      PardotとSalesforceの連携時、まれにエラーが発生します。ここでは起こりうるエラーとトラブルシューティングについて解説いたします。 
      よく起こるエラーが、連携の際にプロスペクトが同期されない、重複同期されているといったエラーです。同期されない場合は、Pardotの「管理」→「コネクター」から「再同期」を実施してみましょう。
      プロスペクトが重複して同期されてしまった場合は、重複のマージを行うか、不要なプロスペクトを手動で削除して対処できます。
      また項目の値が同期によってどちらか一方の優先される値に戻ってしまうケースもあります。その際は、連携する値の優先度を見直す必要があります。

      他にも、以下の1~5のようなエラーが発生する可能性があります。

      1. メールアドレスの入力形式のルールがSalesforcePardotで異なる(「@」の前後に「.」がある場合SalesforceNG,PardotOKとしている、など)ため同期エラーが発生
      2. SFDCは文字数制限がありPardotは無い、そこで同期エラーが発生
      3. Pardotのフォームに追加変更した場合、Salesforceにはその項目を用意せず同期エラーが発生(Salesforceも追加変更しておく)
      4. SFDCとPardotでデータ形式が数値の場合、数値の桁数がSFDCの上限を超えるとエラー
      5. Pardot項目に複数値が含まれている場合、CRMでは複数値を受け入れることができないため、最後に追加された値でのみ更新されます。

      このように想定外のエラーが発生する可能性があるため、初めて連携する際は少しずつ進めましょう。
      上記以外に項目がうまく同期されないなどのトラブルがある場合は、「Pardot で項目が同期されない」をご覧ください。

      PardotとSalesforce連携のまとめ

      今回はPardotSalesforceを連携するメリットや起こりうるエラーについてご紹介しました。
      2つの連携は、営業担当者、マーケティング担当者のどちらにもメリットがあります。双方の情報を有効に活用して、より効果のあるマーケティング活動を進めていきましょう。

      ※本記事の内容は20227月時点のものです、Pardotの仕様や利用環境は変更することがあります。

      PardotとSalesforceの連携についてお困りの方はご相談ください

      テクバンでは、Pardotの運用に関するご相談から各種設定、トレーニングやご相談など一連のサービスをご提供しています。今回ご紹介したようにSalesforceといった CRMや基幹システムと連携などもサポートいたします。

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