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 Pardot と Salesforce の連携手順について

Pardot と Salesforce の連携手順について

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PardotとSalesforceの連携を検討し、Salesforceのヘルプやネットで情報を探した結果、何から手をつければよいのか分からなかったという方に朗報です。
本記事では、PardotSalesforceを容易に連携する方法をご紹介します。
わかりやすく簡潔に解説しているため、今回ご紹介する方法を実践すれば誰でも簡単に PardotSalesforceの連携を実現できるのです。

連携作業の前提事項

  • Salesforceで取引先責任者とリードを使用していること。
  • Pardot Salesforce を「デフォルト同期」の設定で動機していること

※同期方法の詳しい情報は「SalesforcePardotを連携してみよう! Part.1」をご覧ください。

また、PardotSalesforceの連携のメリットや便利機能についてはPardotSalesforceを連携するメリット|確認ポイントや便利機能の解説」をご確認ください。

はじめに

今回ご紹介するのは、PardotSalesforceを連携する際に必要なSalesforce上で行う事前作業です。以下の1~3の手順に沿って進めましょう。

注意事項
現在、新たに契約した環境では、SalesforcePardotが独立していないため個別の接続は必要ありません。Salesforce上からPardotアカウントを有効化することで、SalesforceSandbox環境からもPardotSandbox環境を作ることができます。

手順1. Pardot AppExchangeのインストール

まずはSalesforcePardotの連携に必要な、PardotAppExchangeというアプリケーションをSalesforce環境にインストールします。
以下がインストールの方法です。

インストール画面は、Pardot AppExchange アプリケーションのダウンロードとリリース履歴へ遷移後、「本番環境」または「Sandbox 環境」をクリックして表示します。画面を表示したら、 Salesforce にログインします。

※インストールにはSalesforceの管理者権限が必要なため、Salesforceシステム管理者および「AppExchange パッケージのダウンロード」権限があることを確認してください。 詳細は、「AppExchange は誰が使用できますか?」をご覧ください。

salesforceログイン画面

赤枠で囲っている「管理者のみインストール」を選択し、「インストール」をクリックします。

AppExchangeアプリケーションインストール画面

「はい、これらのサードパーティ Web サイトにアクセスを許可します」のチェックボックスににチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

サードパーティアクセスの承認画面

インストールが完了すると、メールで通知が届きます。
※画像はサンプルのため、実際に届くメールの文面とは異なる可能性があります。

インストール完了メール

次にSalesforce にログインし、 以下の手順に沿ってAppExchangeアプリケーションがインストールされたか確認しましょう。

(設定>ホーム>プラットフォームツール>アプリケーション>インストール済みパッケージ)

インストール済みパッケージに、Pardot を確認できればアプリケーションのインストールは完了です。

インストール確認画面

これで、「手順1.Pardot AppExchange アプリケーションのインストール」は完了です。

手順2. Pardot コネクターユーザ権限割り当て

※下記の内容はSalesforce-Pardotコネクターv1の連携方法です。
現在はSalesforce-Pardotコネクターv2が標準となっているため、こちらの作業は不要となります。

SalesforceとPardotの連携では、Salesforceユーザにコネクターユーザ権限を付与しなければなりません。
コネクターユーザとは、データを同期するために PardotとSalesforceを接続するように指定されたユーザです。
※ 新たにPardot連携用のユーザを作成し、新規作成したユーザに権限を付与することが多いです。

注意事項
コネクターユーザの権限を付与するユーザは、下記の権限を有している必要があります。

  • API の有効化
  • 「プロファイルと権限セットの管理」
  • すべてのユーザーの参照
  • 設定・定義を参照する

※Salesforce-Pardot コネクター v1 を使用しているか、マーケティングデータ共有を使用しているアカウントで設定を行う場合やその他の必要な権限を確認する場合は、「コネクターユーザーへのオブジェクト権限の割り当て」をご確認ください

それでは Salesforceにログインし、Pardot連携用のユーザに対して権限を追加しましょう。
まずは、以下の手順に沿って「割り当ての編集」をクリックします。
(設定>ホーム>管理>ユーザ>ユーザ)

ユーザ設定画面

Pardot Conector User」をクリックし、移動ボタンを押します。「有効化された権限セット」に追加されたのを確認し、「保存」をクリックします。
Pardot という権限は、別権限のため注意が必要です。

権限セット設定画面

これで「手順2.Pardot コネクターユーザへの権限割り当て」まで完了しました。
連携完了までもう一息です。

手順3. 取引先責任者とリードのマッピング

そもそもマッピングとは、データをインポート、または連携する際に異なるデータを同一の項目として関連付ける作業のことです。
Pardot でプロスペクトを獲得し CV(コンバージョン)されると、Salesforceの該当するリードを取引先責任者に変換するため、事前にリード項目と取引先責任者の項目をマッピングする必要があるのです。
※一部デフォルトでマッピングされている標準項目もあります。詳細は「リード取引開始項目の対応付け」をご確認ください。

作業のポイント
リードは、Salesforceの「取引の開始」機能によって、簡単に取引先責任者へ変換できます。また、取引先責任者以外にも、取引先・商談の作成も同時にできます。
※取引開始後のリードは、「取引開始済みのリード」とされます。この場合、特定の権限を持つユーザ以外には非表示(データ検索不可)になります。

それでは、Salesforce にログインし、Salesforce のリード項目と取引先責任者項目をマッピングしていきましょう。以下の手順に沿って、リードの「項目とリレーション」で、「リードの項目の対応付け」をクリックします。
(設定 > オブジェクトマネージャ > リード > 項目とリレーション )

項目とリレーション設定画面

「取引先責任者」タブを選択したら、リード項目と取引先責任者項目のマッピングを設定します。
なお、Pardot URL 項目をマッピングすると、取引開始後データが複数作成されるといった問題が発生するため、マッピングしないように注意してください。 詳細は、「取引先責任者項目への Pardot のカスタムリード項目のマッピング」をご確認ください。

リード項目と取引先責任者項目のマッピング設定

もし、連携後にうまく同期されないない場合は、トラブルの事例や解決方法を記載している「PardotとSalesforceを連携するメリット|確認ポイントや便利機能を解説」の記事をご確認ください。

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まとめ

皆様、お疲れ様でした!
Pardot と Salesforce の連携に必要な3つの作業が完了しました。

  • 手順1. Pardot AppExchange アプリケーションのインストール
  • 手順2. Pardot コネクターユーザへの権限割り当て
  • 手順3. 取引先責任者項目とリード項目のマッピング

これで、手軽にPardotSalesforceの連携ができます。
今回ご紹介した設定は、連携とはいえPardotSalesforce を連携するための最初の設定です。
Pardotの項目をどのSalesforceの項目に連携すればよいのかわからない…など、まだ行わなければならない設定があります。

以降の手順は別の機会にご紹介いたします。

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