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Pardotのメールテンプレートの使い方・作成方法を解説
Pardotを中心としたMAツールでまず始めることはメール機能、という方が多いと思います。
メール機能の中でもメールテンプレートはまずやるべきものですが、案外ここでつまずく人も多いようです。
そこで本記事では、効果的なメールマーケティングを行えるメールテンプレートの作成方法や注意点をお伝えします。
テンプレートの活用で効率的なPardot運用を目指してください。
Pardotのメールテンプレートとは?
Pardotのメールテンプレートは、定型のメール書式を保存して新規メール作成の際に利用するメールのひな型です。
メールテンプレートの特徴は、一度作成しておくことで次回以降も使いまわせるという点です。メルマガの作成に大いに役立ちます。
また、レスポンシブメールテンプレートという機能もあります。
メールにCSSを適用させモバイルサイズに調整できる便利な機能です。
リストメールとの違い
メールテンプレートとリストメールの違いは元になるものと、実際に送るものという点です。
メールテンプレートはあくまでもメールを作るひな型です。
そしてリストメールとは一斉送信メールのことです。リストに割り振った顧客に対し一斉送信をすることができます。
リストメールを作る際にメールテンプレートを指定できるため、ゼロから作る必要がなくメール作成の手間が省けます。
メールテンプレートの作成方法
ここからは、メールテンプレートの作成方法について説明いたします。まずメールテンプレートの作成画面を開き、各項目を入力しテンプレートの作成・編集をしていきます。
以下の1~7の手順でメールテンプレートを作成していきましょう。
- 「メールテンプレート」ページを開く
- 「+メールテンプレートを追加」を選択
- 名前・フォルダー・キャンペーンの入力
- メールタイプの選択
- 「次で使用可能」から、テンプレートを使用できるメールの種類を選択
- 「保存」を選択
- メールエディターを使用してテンプレートの編集・テスト・送信設定を行う
これらの操作で簡単にメールテンプレートを作成できます。様々な使用シーンを想定し、使いやすいテンプレートを保存しておくと便利です。
それでは以下で、より詳しい作成方法について紹介していきます。
出典:SALESFORCEヘルプ メールテンプレートの作成
「メールテンプレート」ページを開く
まず「マーケティング」→「メール」→「テンプレート」をクリックして「メールテンプレート」ページを開きます。
「+メールテンプレートを追加」を選択
「テンプレート」のページを開いたら、赤枠で囲んだ「+メールテンプレートを追加」をクリックします。
名前・フォルダー・キャンペーンの入力
新しいメールテンプレート作成画面が開いたら、名前を入力し、フォルダー、キャンペーンを選択します。
※こちらは、キャンペーンを選択している画面
メールタイプの選択
「メールタイプ」は、「HTMLとテキスト」を選択します。
「HTMLとテキスト」は、HTMLメールに対応していない顧客に対しテキストメールも送ることができます。
「次で使用可能」から、テンプレートを使用できるメールの種類を選択
メールの用途によって、「次で使用可能」の項目にチェックを入れます。メルマガ配信に使用する場合は「リストメール」にチェックを入れれば問題ありません。
「保存」を選択
メールテンプレートの設定が完了したら、「保存」をクリックします。そうすると、テンプレートの書式の選択画面へ進むので好みのテンプレートを選択しましょう。
メールエディターを使用してテンプレートの編集・テスト・送信設定を行う
テンプレートを選択した後は、メールエディターの画面に進みます。「作成」のエディターでは、赤枠で囲んだ部分で編集すると左側の画面に反映されます。他にもHTMLやテキストで編集することも可能です。
編集したら、「テスト」から自分のアドレス宛にテスト送信をし、問題なければ「送信」から送信者や件名を設定し送信します。
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メールテンプレート作成時の注意点
ここからは、メールテンプレート作成時の注意点を説明します。
画像は最小限にする、背景画像を使用しないなど画像に関する注意点や、リンクに関する注意点など作成時に気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。
ここでは、以下10個の注意点をご紹介いたします。
- インラインスタイルを使用する
- Flashコンテンツを使用しない
- 画像は必要最小限にする
- 背景画像を使用しない
- 画像にaltタグを使用する
- すべてのリンクに絶対URLを使用する
- リンクは必要最小限にする
- アンカーテキストを使用する(リンクのハイパーリンク化)
- 複数のメールクライアントでテスト送信する
- HTML要素にpardot-removable 属性を追加して編集権限をブロックする
メールテンプレートを作成する際は、これらの注意点を念頭に置いておきましょう。
それでは、10個の注意点を以下でより詳しく解説していきます。
インラインスタイルを使用する
一部のメールクライアントではCSSがサポートされていないため、表示崩れしないようにテキスト形式で作成する工夫が必要です。しかし、Pardotのメール内で表示のテストができるので、メールクライアントごとにどのような表示になるかを事前にチェックしましょう。
Flashコンテンツを使用しない
昨今ではあまりFlashコンテンツを使用しませんが、多くのメールクライアントではFlashコンテンツが除外されてしまうため使用しない方がよいです。
画像は必要最小限にする
画像を多く使用するとメールが重くなってしまい、メールの開封に時間がかかったり、メールが受信できなかったりと受信する側に迷惑をかけてしまいます。そのため、使用する画像は必要最小限にすることが大切です。
背景画像を使用しない
一部のメールクライアントでは、背景画像がサポートされていないため画像がうまく表示されません。そのため、背景を作りたい場合は、背景色を設定するのがおすすめです。
画像にaltタグを使用する
altタグは、受信側で画像が読み込まれず表示されなかった場合に、altに設定した内容がテキストで表示されます。そのため、画像にはaltタグを使用することが重要です。
すべてのリンクに絶対URLを使用する
メールテンプレート内のリンクは、「http」や「https」から始まる絶対URLを使用しましょう。画像やリンクにURLを設定する際は相対URLを使用しないように注意しましょう。
リンクは必要最小限にする
リンクの数が多いと、一部のメールクライアントではスパムと判断される可能性があります。また1つのメールに多くの情報を詰め込むと顧客は処理しきれません。そのためリンクの数は最小限に留める方が良いです。
URLにもリンク設定をする
リンクのクリック状況を計測する場合URLにパラメーターを付けますが、それだと見栄えが良くありません。PardotではURLをそのまま載せるのではなく、文章中の「お問い合わせ先はこちら」などの文字に対してリンクの設定が可能です。
また、パラメーター無しのURLを文字列として記述し、それに対してリンク設定を行うことで計測可能なパラメーター無しのURLリンクを表示できるようになります。
複数のメールクライアントでテスト送信する
メールがすべてのメールクライアントで同じように表示されるわけではありません。そのため、複数のメールクライアントでテンプレートをテストすることをおすすめします。
HTML要素にpardot-removable 属性を追加して編集権限をブロックする
pardot-removable属性を追加することで、メールテンプレート内の編集権限の付与とブロックが可能です。ユーザーごとに編集できる範囲を制御しましょう。
まとめ
今回は、メールテンプレートの作成方法や注意点について紹介しました。メールテンプレートは、目的や用途によって適切なレイアウトを保存しておくことでメール作成にかかる工数を削減できます。
メールマーケティングの効率を向上し、より効果のあるナーチャリングを目指しましょう。
※本記事の内容は2021年7月時点のものです、Pardotの仕様や利用環境は変更することがあります
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