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Pardot(現 Account Engagement) メールレポートの活用方法。配信したメールの効果を確認しよう
Pardot(現 Account Engagement) には様々なレポート機能が用意されていることも特徴のひとつです。これにより、見込み客となるプロスペクトの購買心理状態を数値により可視化し、よりきめ細かい施策の実行に役立てることが可能です。今回は、数あるレポートのなかでも、メール配信の効果が一目でわかる「メールレポート」機能についてフォーカスを当てて、その機能と使い方を解説いたします。
Pardot レポート機能について
マーケティング施策やナーチャリング活動でのROI(費用対効果)や施策別の効果測定は企業のマーケティング活動の中でも特に重要な業務といえるでしょう。代表的なMAツールである Pardot には施策の効果を可視化できる様々なレポート機能が用意されています。ここでは、効果測定できる内容ごとにどのようなレポートがあるかを簡単に説明します。
Pardot で費用対効果を可視化するレポート
マーケティングにおいて、効果測定に重要な指標の一つが費用対効果でしょう。数あるPardot のレポートの中で、マーケティング活動における費用対効果を可視化することができるレポートは、キャャンペーン毎にコスト、ビジター数からプロスペクト数、商談数や売上が分かキャンペーンレポートと指定した日付範囲内のプロスペクト数やMQL、SQL、受注数などが表示されるライフサイクルレポートの二つです。このレポートを活用することで「どれだけの費用投下によって、どれだけのCVが獲得できたのか?」といった施策に対する客観的なデータを基にしたマーケティング施策の実践に役立ちます。
そのほかのレポート機能
Pardotのレポート機能は、フォームレポートやランディングページレポートなどそれぞれの機能ごとにレポーティングが可能です。
- 自然検索レポート
- 有料検索レポート
- ソーシャル投稿レポート
- Webセミナーレポート
- コンバージョンレポート
- コンテンツのレポート
- カスタムリダイレクト
- リストメールレポート
- メールテンプレートレポート
- フォーム・フォームハンドラーレポート
- ランディングページレポート
- 商談レポート
これらの様々なレポートで、Pardot で行っている施策や、Pardot で獲得したプロスペクトの商談状況を Pardot のみで可視化することができます。効果確認における業務の効率化にもつながりますので、是非一度活用してみるのが良いでしょう。
上記のレポートそれぞれで取得できるデータについては、以下のブログ記事で詳しく紹介しておりますので、是非そちらもご参照ください。
▼Pardotの重要レポートとは? Pardotで確認できるレポートまとめ
「高度なメール分析レポート」の特長について解説
Pardot では、リストメールレポート、メールテンプレートレポート以外に、「高度なメール分析レポート」を利用し、配信したメールがどれだけ開封/クリックされたのかを分析できます。さらに、「どれだけ真剣にメールが読まれたか?」や、「OutlookやGmailなど、どのメールソフトでメールが読まれたか?」といった詳細な情報を分析することも可能です。
ここでは、「高度なメール分析レポート」の使い方、特長について解説していきます。
使用可能なエディション
用している場合に利用できるレポート機能です。使用できるエディションは下記の通りです。
使用可能なエディション: Pardot Plus Edition、Advanced Edition、および Premium Edition
有料オプションで使用可能なエディション: Pardot Growth Edition
高度なメール分析レポートの詳細についてはセールスフォース社の「SALESFORCE ヘルプ」も併せてご参照ください。
どれだけ真剣に読まれたのか? を確認する
まずは対象のメールのレポートを表示しましょう。
以下が操作の手順です。
[メール]>[送信済み]から確認したいメールを選択し、[レポートを表示]ボタンをクリックします。
メールレポートには、[レポート]、[クリックスルーレートレポート]、[インタラクション]、[メールクライアント]の4つのタブがあり、配信したメールが「どれだけ真剣に読まれたのか?」は、[インタラクション]タブから閲覧できます。
左側の「エンゲージメント総数」では、メール受信者全員の総計値を表形式で確認することが可能です。また右側の「メール開封エンゲージメント」を使うと、メールを開封したユーザーにおいてメールがどれだけ真剣に読まれたかを円グラフで視覚的に表現されます。
ここで確認できる項目の定義は次の表の通りです。
一見または未読の割合 |
メール開封時間が 2 秒未満 |
拾い読みの割合 |
開封時間が 2 ~ 8 秒 |
通読の割合 |
開封時間が 8 秒以上 |
印刷 |
メールが印刷された |
転送の回数 |
メールクライアントの [転送] ボタンを使用してメールが転送された |
メールレポートの参照は、開封割合を増やし、さらに通読の割合が増えるようメールを作成していくという指針に役立つ機能といえるでしょう。
どのメールソフトで読まれたのか? を確認する
配信したメールの開封の有無だけではなく、「どのメールソフトで読まれたのか?」といったより詳細なデータを確認することも可能です。
これについては、レポートの[メールクライアント]タブから閲覧できます。
画面上部では、各メールソフトの割合を円グラフで確認することができます。
左側①の円グラフの各割合をクリックすると、右側②にさらなる詳細データが表示されます。
さきの画像では、緑色・23.6%のAppleをクリックしているため、②でAppleのダークモード/ライトモードで閲覧している人の割合を確認できます。
③の「使用中のメールクライアント」では、①の円グラフのデータを表形式で、④の「クライアント別の詳細」では、各メールクライアントのより詳細な内訳を把握することがきます。
メールクライアントを確認することで、メールの最適化を行う上で、自社の顧客のメールクライアント割合を知ることができ、メール作成時の「表示テスト」で確認すべきメールソフトを絞れます。「表示テスト」機能では表示崩れがないか事前に確認してから送信できるため安心ですが、メールクライアント数が多くて確認が大変なのも事実。レポートで顧客のメールクライアントを確認しておくことで、効率的にメール作成へとつなげることができます。
運用が滞っている方へお勧めの
お役立ち資料
・運用を成功に導く4つのポイント
・メール以外の運用を加速させる4つの活用ヒント
・テクバンの支援実績から学ぶ活用事例
レポートを有効に活用しよう
メールのレポートでは、開封率やリンクのクリックだけでなく、
- [インタラクション]から開封者がどれだけ真剣に読んだか
- [メールクライアント]から何を利用してメールが読まれているのか
を確認することもできます。
メールの効果を確認し、改善点を見つけるのに非常に有用なレポートのため、ぜひ積極的に確認してみてください。
※本記事の内容は2023年5月時点のものであり、Pardotの仕様や利用環境は変更することがあります。
Pardot(現Account Engagement)の使い方についてお困りの方はご相談ください
テクバンではマーケティング活動を自動化したいお客様に向けて、Pardotの各種設定を代行しております。
各種設定だけでなく、お問い合わせなど運用に関する相談からトレーニングなどもサポートをするトータルサービスをご提供しています。
- 完了アクションの設定
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テクバンのPardotスペシャリスト保有者が幅広く設定を代行いたします。
各種設定代行により負担が軽減されたお客様は施策検討に専念できるため、効率的にマーケティング活動を行えます。
詳しくは以下をご覧ください。
サービス内容について:Pardot運用支援サービス
ご支援価格について:Pardot運用支援の価格
その他、マーケティング施策について以下に資料を用意しております。
Pardotのお役立ち資料
テクバンの支援内容
運用における課題解決
Account Engagement(Pardot)運用を加速させる4つの活用ヒント
Account Engagement活用を推進させる、メール配信以外の発展的な活用方法をご紹介いたします。
資料ダウンロードAccount Engagement(Pardot)運用を成功に導くための4つのポイントとは
Account Engagement(Pardot)導入後に失敗する理由とその解決策について解説いたします。
資料ダウンロード同じカテゴリーの記事
Pardotの運用支援/導入
を行うテクバンとは
強み 01
Pardotの資格保有者による
サポート体制
テクバンにはPardotスペシャリスト保有者が複数在籍しており、専門家によるお客様のナーチャリング活動のサポートが可能です。
サポートサービスでは、様々な課題に対し過去の実績から得た柔軟なご提案と、必要に応じたマルチなサポート体制をご提供させていただきます。
強み 02
施策の提示のみ!
テクバンが設定/運用を代行
お客様にはマーケティングの施策に専念いただくため、設定や運用はテクバンがトータルでサポートいたします。
そのため、Pardotについて専門知識がないご担当者様や、設定しているお時間が無いご担当者様にとって最適なサービスとなっております。
強み 03
CRM・基幹システムとの
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Pardotの強みはCRMや各種システムとの連携です。連携により大きなシナジー効果を生みます。
テクバンはSI企業の強みを活かし、データ移行やCRM連携・他システムとの連携も構築可能ですので、より導入効果を感じていただけます。
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