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Pardotのダイナミックコンテンツとは?(1) ダイナミックコンテンツの設定方法
ダイナミックコンテンツとは、顧客ごとにWebコンテンツの内容を出し分ける機能です。パーソナライズした内容のコンテンツを提供できるため訴求力は非常に高まります。
今回の記事では、ダイナミックコンテンツの紹介と作成方法についてご紹介いたします。ダイナミックコンテンツの内容や設定方法についてお困りの方はぜひご覧ください。
Pardotのダイナミックコンテンツとは?
ご紹介の通りダイナミックコンテンツとは見込み客によって表示するコンテンツを動的に切り替える機能です。通常のコンテンツとは違い、条件別にWebページ・メールの文章を自動で出し分けることができます。
Web ページやメール以外にも、Pardotのランディングページ、フォーム、レイアウトテンプレートなどにも追加できます。
Pardotのダイナミックコンテンツ例
ダイナミックコンテンツは顧客の条件を設定し、その条件を満たした人によって表示内容を変えます。今回は、基準となる条件項目を「スコア」に設定した例と、「製品・サービスに関するお問い合わせ」に設定した例をご紹介します。
- 例)基準となる条件項目:スコア
- 例)基準となる条件項目:製品・サービスに関するお問い合わせ
これで優先度順、サービス別のコンテンツの出し分けが可能となります。
それでは具体的な例を解説していきます。
基準となる条件項目:スコア
まずは、「スコア」の設定例です。スコアで出し分けることで、優先度の高い顧客と低い顧客で表示するコンテンツを変えることができます。
今回の条件項目の例は、以下の1~4の手順で設定します。
まずダイナミックコンテンツの作成ページに行き「+ダイナミックコンテンツを追加」をクリックして新規作成ページに移ります。
1.「バリエーション」で基準となる項目を「スコア」に設定
2.「+バリエーションを追加」をクリックしてバリエーションを追加
3.バリエーションA~Cにスコアの内訳を以下のように設定
- バリエーションA→0~5の人
- バリエーションB→6~10の人
- バリエーションC→11~15の人
4.鉛筆マークをクリックしてエディターからバリエーションA~Cのコンテンツを作成し保存
このような作業で条件項目を設定していきましょう。
基準となる条件項目:製品・サービスに関するお問い合わせ
次は、「製品・サービスに関するお問い合わせ」の場合の例です。これはデフォルト項目にはなくカスタム項目で作るためここでは仮の名前ですが、要は顧客の欲しているサービスが分かるものであれば何でも大丈夫です。
これにより顧客が興味のある製品やサービスを基準に出しわけることが可能です。
1.「バリエーション」で基準となる項目を、「製品・サービスに関するお問い合わせ」に設定
2.「+バリエーションを追加」をクリックしてバリエーションを追加
3.バリエーションAに製品名やサービス名を入力
4.鉛筆マークをクリックしてエディターからバリエーションAのコンテンツを作成し保存
こちらも同じような操作で条件を設定していきましょう。
基準となる条件項目を設定し、あとは細かい条件を設定していくだけでダイナミックコンテンツを作成できます。
ダイナミックコンテンツの作成方法
ここからは、ダイナミックコンテンツの作成方法について詳しくご紹介します。作成するにあたり、コンテンツの表示内容を切り分ける対象を明確にしておきましょう。
ダイナミックコンテンツを新規に作成する際は、以下の1~7の手順で設定してください。
- 「ダイナミックコンテンツ」ページを開く
- 「+ダイナミックコンテンツを追加」を選択
- コンテンツ名の入力
- バリエーションに一致しない場合のプロスペクトに表示される「デフォルトコンテンツ」を設定
- バリエーションの追加
- 「+バリエーション」を選択し、追加のバリエーションを設定
- ダイナミックコンテンツの保存
出典:SALESFORCEヘルプ ダイナミックコンテンツの作成
これらの操作で作成したダイナミックコンテンツをメールやWebページに埋め込めます。
ちなみに、「ダイナミックコンテンツの作成」と「ダイナミックコンテンツの埋め込み」は別の作業となります。
以下で、作成方法を詳しく解説していきます。
「ダイナミックコンテンツ」ページを開く
「マーケティング」→「コンテンツ」から「ダイナミックコンテンツ」をクリックし、「ダイナミックコンテンツ」ページを開きます。
「+ダイナミックコンテンツを追加」を選択
「ダイナミックコンテンツ」ページを開いたら、右上の「+ダイナミックコンテンツ」をクリックします。
コンテンツ名の入力
「名前」の項目に、コンテンツの名前を入力します。
バリエーションに一致しない場合のプロスペクトに表示される「デフォルトコンテンツ」を設定
バリエーションに一致しないプロスペクトに表示される「デフォルトコンテンツ」を設定していきます。鉛筆マークをクリックして、エディターでコンテンツを作成し保存します。今回は画像を設定するため、エディターの画像挿入から画像を選択したら「OK」をクリックして「保存」しましょう。
バリエーションの追加
「バリエーション」を設定していきましょう。ここで出し分けの対象とコンテンツ内容の設定ができます。
まずは、赤枠で囲った①の部分に、バリエーションのベースとなる項目を設定します。
次に、②の部分にバリエーションの条件を設定し、その下にある鉛筆マークをクリックします。先ほど同じようにエディターでコンテンツを作成し、完了したら保存します。
「+バリエーション」を選択し、追加のバリエーションを設定
追加のバリエーションを設定します。赤枠で囲った「+バリエーション」をクリックすると、上にバリエーション項目が1つ追加されます。ちなみにバリエーションは、最大25個まで設定可能です。
ダイナミックコンテンツの保存
設定が完了したら「保存」をクリックして、ダイナミックコンテンツを保存します。
これでダイナミックコンテンツの設定は完了です。続いてメールとhtmlページに埋め込む方法を解説します。
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まとめ
今回は、ダイナミックコンテンツの概要や作成方法についてご紹介いたしました。Pardotの動的コンテンツを使用すると、人力では不可能な、それぞれの顧客にパーソナライズした内容を届けることができます。適切な条件を設定して、目的に適したダイナミックコンテンツを作成し積極的に活用していきましょう。
今回作成したダイナミックコンテンツのメールやWebページへの反映方法については、また別の記事でご紹介いたします。
※本記事の内容は2021年7月時点のものです、Pardotの仕様や利用環境は変更することがあります
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