![3つのテクバン支援実績から学ぶAccount Engagement(Pardot)活用編](/tech-pardot/img/page/material_thumb_sample13.png)
HTMLを活用したメールテンプレート作成、JavaScriptを活用した高度なフォーム作成、資格保有者による社内担当者のスキルアップ支援など、テクバンのサポート内容を支援実績とともにご紹介しております。
BtoBの見込み顧客の発掘や育成、管理業務の効率化に有効なMA(マーケティングオートメーション)ツールの導入を検討していませんか。Marketo Engage やPardot(現Account Engagement)、Hubspot など多くの企業からツールがリリースされているため、MAツール選びに迷う方も多いでしょう。
この記事では、代表的なふたつのMAツールである Marketo Engage と Pardot の特徴や機能、操作性、価格などの項目を徹底比較し、違いを解説します。自社に最適なMAツール選びに、ぜひ役立ててください。
MA(マーケティングオートメーション)ツールである、Marketo Engage と Pardot(現Account Engagement)の概要をかんたんに説明します。
Marketo Engage(マルケトエンゲージ)とはAdobe社のMAツールです。業種を問わず多くの企業に導入されていて、2023年1月現在全世界で5,000社以上導入、国内ユーザーコミュニティ数は2,200名とMAツールでも大きなシェアを誇ります。
Pardot(パードット)とはセールスフォース社のMAツールです。2022年4月7日に製品名が変更となり、現在は「Account Engagement(アカウントエンゲージメント)」の名称となっています。
リリース当初は日本語非対応でしたが、現在は日本語版もリリースされています。同社のリリースするCRM「Sales Cloud」とデータ連携が容易にできることから、国内外の多くの企業に導入されているのが特徴です。
運用が滞っている方へお勧めの
お役立ち資料
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Marketo Engage と Pardot(現Account Engagement)の特徴を比較しました。
Marketo Engage は顧客体験を重視したMAツールとして開発されています。そのため、見込み顧客の発掘からロイヤル顧客化するまでのデータを可視化できる設計が特徴です。SNSをはじめとした各チャネルとの連携ができるなど、顧客体験を良好にするための機能がそろっています。
Pardot は、営業活動を前提としたMAツールとして開発されているのが特徴です。見込み顧客とのやり取りを営業チーム、サービスチームと共有、連携するためのツールという位置づけとなっています。
見込み顧客の発掘、育成、選別と顧客のレベルごとに3つのプロセスへアプローチするための機能を搭載しています。
Marketo Engage と Pardot の代表的な機能を比較しました。
Marketo Engage はクロスチャネルマーケティングや顧客の追跡など、以下のような顧客体験の最適化に特化した機能が充実しています。
Pardot には、フォームやLP、メール作成や配信を中心にした営業活動へのサポートやリードの獲得に特化した機能が充実しています。
Marketo Engage と Pardot(現Account Engagement)のインターフェースと操作性を比較しました。
Marketo Engage はマーケター向けのインターフェースとなっています。MAツールは顧客のある行動に対して設定された命令を行い(例:ターゲットが資料をダウンロードした→メールを送信)、トラッキングやデータ収集を行うのが特徴です。MAツールの命令実行のきっかけとなる顧客の行動を「トリガー」と呼びます。
Marketo Engage はトリガーの設定数が多く、柔軟性に富みます。トリガーは一つひとつ内容を確認しながら設定していくため、MAツール初心者でも使いやすい仕様です。
Pardot はセールス向け、またはセールスとの連携を前提したインターフェースとなっています。トリガーの設定数は少なく、シンプルな設定ができるのが特徴です。
複数のトリガーをまとめて選定し、一括設定ができます。すでにMAツールの使い方に慣れている場合は、トリガー一つひとつを確認する手間がないため、より効率的な使い方ができるでしょう。
Marketo Engage と Pardot の他サービスとの連携状況を比較していきます。
Marketo Engage はAdobe社製品のため、以下の同社サービスとの親和性が高いです。
Adobe社は独自のパートナーエコシステムである「LaunchPoint」を構築しています。700以上の外部ソリューションとの連携も可能です。
Pardot はSalesforce社製品のため、同社のCRM・SFAツールである「Sales Cloud」をはじめとした各種サービスと連携できます。Salesforce社はCRM市場で世界ナンバーワンのシェア(IDC社、『Worldwide Semiannual Software Tracker』調べ)を誇り、同社のツールやサービスは日本国内外の多くの企業に導入されています。
すでに Sales Cloud を導入している場合には、Pardot の方が親和性は高いと言えるでしょう。
BtoBマーケティングに関する作業を自動化し、業務の効率化やマーケティングの最適化ができるメリットはどのMAツールを導入しても同じです。それに加えて、Marketo Engage と Pardot それぞれで異なる強みやメリットを持っています。
Marketo Engage の強みやメリットを以下にまとめました。
Pardot の強みやメリットを以下にまとめました
Marketo Engage と Account Engagement それぞれで利用できる機能や施策の範囲によって異なるプランを設けています。各ツールのプランと価格を紹介します。
Marketo Engage のプランは以下の通りです。なお価格は要問合せとなっています。
プラン名 | 利用できる機能 |
Select | 基本的なマーケティングオートメーションと効果測定
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Prime | リード管理とABM、カスタマージャーニーの分析、AIによるパーソナライゼーション
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Ultimate | 包括的で強力なオートメーション機能とアトリビューション機能
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Enterprise | 最大のスケーラビリティと柔軟性 具体的な機能は要問合せ |
Pardot のプランと価格は以下の通りです。
プラン名 | 価格(月額) | 利用できる機能 |
Growth | 150,000円 | 最初のMAツール導入に必要な基本機能を搭載
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Plus | 300,000円 | Growthの機能+以下の機能を搭載
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Advanced | 480,000円 | Plusの機能+以下の機能を搭載
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Premium | 1,800,000円 | Advancedの機能+以下の機能を搭載。大企業向け
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何を重要視するかにより、自社に最適なMAツールは異なります。MAツールの選定時、確認したいチェックポイントを開設します。
Marketo Engage と Pardot それぞれで連携できるサービスやシステムが異なります。自社ですでに導入しているシステムやサービスと連携できるもの、相性が良いものを選びましょう。
MAツールを活用するのが営業担当者かマーケティング担当者かによっても、Marketo Engage と Pardot どちらが良いかが異なります。担当者がMAツールを使い慣れているかどうかもチェックしましょう。初心者なら Marketo Engage、より効率化を求めるときや乗り換えなら Pardot が向いています。
Marketo Engage と Pardot 両方ともMAツールとしての基本的な機能が備わっていますが、独自の強みもあります。MAツール導入の目的に合うものを選びましょう。たとえばSNSやメールなどマルチチャネルで顧客へのフォローを展開したいなら Marketo Engage、営業部門とマーケティング部門の連携を円滑にしたいなら Pardot がおすすめです。
せっかく自社にふさわしいMAツールを選び導入したとしても、使いこなせなければマーケティングの成果は出せません。とはいえ「MAツールに関する知識やスキルを勉強する時間がない」「人的なリソースが足りない」などのMAツールの運用上での課題が発生することもあるでしょう。
MAツールの効果を最大化するには、運用支援サービスを利用するのもおすすめです。たとえば「テクバン」の提供する「Pardot運用支援サービス」では、お客様に代わって Pardot の設定はもちろん、運用も行います。課題や悩みに対する幅広いサポートの提供はもちろん、Pardot のトレーニングサービスも提供しています。将来的に Pardot 運用の内製化を目指したいときにも選択肢となります。
Marketo Engage と Pardot は一見同じMAツールに見えても、特徴や機能、操作性などが異なりますが、自社で Salesforce を導入している場合は、同社の製品である Pardot のほうが親和性が高く、おすすめです。自社のMAツール導入目的や解決したい課題に合わせたMAツールを選び、BtoBマーケテイングの業務効率化や利益の最大化につなげましょう。
テクバンの支援内容
運用における課題解決
Account Engagement(Pardot)運用を加速させる4つの活用ヒント
Account Engagement活用を推進させる、メール配信以外の発展的な活用方法をご紹介いたします。
資料ダウンロードAccount Engagement(Pardot)運用を成功に導くための4つのポイントとは
Account Engagement(Pardot)導入後に失敗する理由とその解決策について解説いたします。
資料ダウンロード強み 01
テクバンにはPardotスペシャリスト保有者が複数在籍しており、専門家によるお客様のナーチャリング活動のサポートが可能です。
サポートサービスでは、様々な課題に対し過去の実績から得た柔軟なご提案と、必要に応じたマルチなサポート体制をご提供させていただきます。
強み 02
お客様にはマーケティングの施策に専念いただくため、設定や運用はテクバンがトータルでサポートいたします。
そのため、Pardotについて専門知識がないご担当者様や、設定しているお時間が無いご担当者様にとって最適なサービスとなっております。
強み 03
Pardotの強みはCRMや各種システムとの連携です。連携により大きなシナジー効果を生みます。
テクバンはSI企業の強みを活かし、データ移行やCRM連携・他システムとの連携も構築可能ですので、より導入効果を感じていただけます。