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Pardotのダイナミックリストとは? スタティックリストとの違いや作成方法について

Pardotのダイナミックリストとは? スタティックリストとの違いや作成方法について

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顧客リストを使って顧客の管理やアプローチを行うのは通常どこの企業でも行っています
しかし、製品やサービスの多様化、マーケティング施策の細分化により顧客リストの作成や管理も複雑化しています。精度の高いリストに用意苦労する担当者の方もいるようです。

そこで今回は、見込み客を自動でリスト化できるダイナミックリストの作成方法について解説いたします。
リスト管理にお困りの方は、この記事をご覧ください。

Pardotのダイナミックリストとは?

ダイナミックリストとは、設定した条件に基づいてプロスペクトを自動的に追加、または削除するリストです。条件に合わせて特定の設定合致する人を簡単にリスト化できます。リストが自動的に管理されるため、多数の顧客を様々な確度からリスト化する場合に適しています。

また、顧客セグメントごとにメルマガを配信する場合にも便利です。
特定条件の顧客に配信したいコンテンツを、ダイナミックリストで設定したリストだけに送信なども可能です。

まずはダイナミックリストの概要を解説し、後半で作成方法をご案内いたします。

スタティックリストとの違い

スタティックリストとはプロスペクトを手動で追加して作るリストです。リストが自動で更新されるダイナミックリストとは違い、一度リストを作成したらその後は手動で追加する必要があります。
スタティックリストはPardotに既に存在しているプロスペクトに設定したルールが適応されますが、設定以降のプロスペクトにはルールが適応されません。

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ダイナミックリストのメリットとデメリット

ダイナミックリストは、設定ルールに基づいてリストが更新される便利さからメリットの多いイメージがあります。しかし、プロスペクトを手動で追加・削除できない、CRM参照可能リストとして使用できないといったデメリットも存在します。
ここでは以下の3つのメリットとデメリットをご紹介いたします。

  • 設定ルールに基づいてリストが更新される
  • プロスペクトを手動で追加・削除できない
  • CRM参照可能リストとして使用できない


このメリットとデメリット把握して、自社の顧客管理に最適なリストを作成することが大切です。それでは、3つのメリット・デメリットを以下でより詳しく紹介していきます。

設定ルールに基づいてリストが更新される

ダイナミックリストでは、プロスペクトの一致条件と不一致条件に基づいてリストが更新されます。そのため、都度手動で更新する手間が省けます。

プロスペクトを手動で追加・削除できない

ダイナミックリストの振り分けや管理は自動で行われるため、手動でプロスペクトを追加、または削除ができません。またダイナミックリスト作成後、手動で編集したいからとってスタティックリストに変更はできないので注意が必要です。

CRM参照可能リストとして使用できない

ダイナミックリストは、CRM参照可能リストとして使用できません。SalesforceD365のといったCRMから、ダイナミックリストへの追加変更ができないのです。CRMとPardotで常にプロスペクトの情報を連携させておく必要があります。

Pardotのダイナミックリストの作成方法

ここからはダイナミックリストの作成方法を説明していきます。ルールの設定など難しい印象を持ちますが、目的に沿ったルールを設定すればよいので簡単に作成可能です。
ダイナミックリストを新しく作成するには、以下の1~9の手順で設定を進めてください。

  1. 「リスト」ページを開く
  2. 「+リストを追加」を選択
  3. リストの名前を入力する
  4. フォルダーを設定する
  5. 「ダイナミックリスト」を選択
  6. 「ルール」を設定する
  7. 一致項目「すべて一致」「いずれか一致」を選択する
  8. プレビューをチェック
  9. 「ルールを実行」を選択


これら1~9の手順で簡単にダイナミックリストを作成できます。このようにして一度ダイナミックリストを設定すれば、作成以降自動で割り振られて便利になるので作成方法は覚えておきましょう。
それでは詳しい設定方法を紹介していきます。

「リスト」ページを開く

まずは、「マーケティング」→「セグメンテーション」から「リスト」を開きます。

まずは、「マーケティング」→「セグメンテーション」から「リスト」を開きます。

「+リストを追加」を選択

「リスト」ページを開いたら、右上の「+リスト」をクリックします。

「リスト」ページを開いたら、右上の「+リスト」をクリックします。

リストの名前を入力する

リストの名前を入力します。

リストの名前を入力します。

フォルダーを設定する

フォルダーを選択します。このとき、新しいフォルダーを追加したい場合は、「+新しいフォルダーを追加」から追加できます。

フォルダーを選択します。このとき、新しいフォルダーを追加したい場合は、「+新しいフォルダーを追加」から追加できます。

「ダイナミックリスト」を選択

「ダイナミックリスト」のチェックボックスにチェックを入れましょう。ここにチェックが無いとスタティックリストになります。
ここまで設定が完了したら「リストを作成」ボタンをクリックします。

「ダイナミックリスト」のチェックボックスにチェックを入れましょう。

「ルール」を設定する

「ルール」を設定すると画面が移動します。
プルダウンメニューよりルールを設定します。条件を個別に追加したい場合は「+ 新しいルールを追加」を選択しルールを追加しますこのように複数のルールを設定することも可能です。

「ルール」を設定すると画面が移動します。

※今回は「+新しいルールを追加」しています。

一致項目「すべて一致」「いずれか一致」を選択する

設定したルールに対して、and条件で絞り込む「すべて一致」か、or条件で絞る「いずれか一致」のどちらかを選択します。またor条件とand条件を混在させたい場合には「+ 新しいルールグループを追加」 からルールを設定します。
必要項目の入力が完了したら「プレビュー」をクリックします。

設定したルールに対して、and条件で絞り込む「すべて一致」か、or条件で絞る「いずれか一致」のどちらかを選択します。

プレビューをチェック

「プレビュー」画面へ進むと、数分後にプレビューが生成されます。ここで、ダイナミックリストに想定した通りのデータが入力されていることを確認しましょう。

「プレビュー」画面へ進むと、数分後にプレビューが生成されます。

「ルールを実行」を選択

リストにルールを実行する準備が完了したら、「ルールを実行」をクリックします。

リストにルールを実行する準備が完了したら、「ルールを実行」をクリックします。

まとめ

今回は、ダイナミックリストの概要や作成方法についてご紹介いたしました。

ダイナミックリストは、マーケティング活動、特にABM戦略を行うにあたり重要な機能です。リスト化に取り組むことで顧客セグメントやそれらに含まれる顧客数が可視化され、様々な確度から顧客にコンタクトを取るきっかけ作りにもなります。用途によってスタティックリストとダイナミックリストを組み合わせることも検討していきましょう。

※本記事の内容は20217月時点のものです、Pardotの仕様や利用環境は変更することがあります。

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