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Pardotのフォームハンドラーとは? 仕組み・新規フォーム作成との違い
Pardotのフォームハンドラーは、既に持っているフォームをPardotと連携する機能です。連携によりフォームへの登録データがPardotに取り込まれるため、Pardot用に新規でフォーム作成の必要がありません。しかし便利な一方で、具体的にどのようなシーンでフォームを使うべきか、フォームハンドラーを使うべきか判断に悩む方も多いでしょう。
そこで、本記事ではトラッキングもできるフォームハンドラーの仕組みや、フォームとの違いについてご紹介いたします。
なおフォームの設定方法や機能はこちらの記事に載せているので、フォームを検討されている方はこちらをお読みください。
Pardotのフォームを利用するメリット・デメリットについて解説
Pardotのフォームハンドラーとは?
フォームハンドラーは、Pardot以外で作成したフォームをPardotと連携するための機能です。
Webサイトが既にありPardotを新規導入する場合などは、フォームを一から作り直す手間も費用もかからないというメリットがあります。
Pardotのフォームハンドラーはどんな時に利用する?
ここでは、フォームハンドラーを利用した方がいいケースについてご紹介します。
Pardotのフォームハンドラーは既存フォームの活用の他、フォームデザインの見直し、利用中のデータベースをPardotに登録したい時など以下の4つのケースに利用すると便利です。
- 既存フォームをそのまま活用したい
- フォームデザインを一からカスタマイズしたい
- フォーム登録データを複数のデータベースに投稿したい
- サードパーティーフォームツールを利用したい
これらの4つのケースに当てはまった際は、積極的にフォームハンドラーを活用していくことがおすすめです。それでは、それぞれのケースを以下で詳しく解説いたします。
既存フォームをそのまま活用したい
フォームハンドラーは、既存のフォームをそのままPardotで活用できます。連携させることでPardot内にフォーム入力内容の保存が可能です。
新たにPardotを導入する場合、わざわざ‘Pardot用にフォームを作り直す必要がなくなります。
フォームデザインを一からカスタマイズしたい
既存のフォームを活用できるためデザイン変更はこれまで通り可能です。細かいレイアウトや機能面の編集ができるため、EFOなどの取り組みに最適です。
フォーム登録データを複数のデータベースに投稿したい
フォーム登録データを複数のデータベースに保存したい際にも、フォームハンドラーの利用が最適です。フォームハンドラーではデータの登録先を複数指定できます。もちろん既存のデータベースにも登録が可能です。
サードパーティーフォームツールを利用したい
サードパーティーフォームツールを利用している場合は、フォームではなくフォームハンドラーでPardotと連携が可能です。Pardotのために作り直す必要はありません。
Pardotのフォームとの違い
ここではPardotのフォームハンドラーとフォームの機能差について以下の表を用いて解説していきます。フォームハンドラーで可能なこと、フォームで可能なことなどそれぞれの機能を認識して、活用していきましょう。
機能 | フォーム | フォームハンドラー |
プログレッシブプロファイリングの機能 | ○ | |
ボット対策 | ○ | |
サードパーティフォームとの統合 | ○ | |
現在のリードフローの維持 | ○ | |
カスタムフロントエンド編集のサポート | ○ | |
作成時のフォームビューとエラーデータの提供 | ○ | |
Pardotランディングページとの統合 | ○ | |
フォーム通過時の完了アクションの設定 | ○ | ○ |
フォーム登録後のPardotのお礼メッセージ表示 | ○ |
参考:SALESFORCEヘルプ Pardotのフォームとフォームハンドラー
このように、それぞれ機能が異なります。
フォームハンドラーでは既存フォームの機能を活かしつつ、完了アクションといったPardot独自の機能を追加しています。
フォーム機能はPardotで新規に作るため、ボット対策のような最近では必須となっている機能から、作成時のビューやフォーム通過時のプログレッシブプロファイリングの機能といった、Pardotならではの機能が多く搭載されています。
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Pardotのフォームハンドラーの作成方法
ここでは、Pardotのフォームハンドラーの作成方法について説明していきます。
フォームハンドラーを作成するには、以下の1~12の手順で設定を進めてください。
1.「フォームハンドラー」ページを開く
2.「+フォームハンドラーを追加」を選択
3.フォームハンドラーに名前を付ける
※手順3~11の記入場所は上記画像内に番号を振っています。
4.フォルダーの選択
5.キャンペーンを選択
6.フォームデータ転送の有効化
7.「成功した場所」ドロップダウン、「特定のURL」もしくは「参照元URL」を選択
8.「エラー発生場所」ドロップダウン、エラー発生時のリダイレクト先として「参照元URL」もしくは「特定のURL」を選択
9.完了アクションの追加
10.フォーム項目の追加・マッピング
11.「フォームハンドラーを作成」を選択
12.フォームハンドラーと外部フォームを統合する
これら1~12の操作でフォームハンドラーが作成できます。
手順7では、フォーム登録後プロスペクトが参照するコンテンツを含むページにフォームが存在する場合は、「参照元 URL」を選択します。また、フォーム登録後にプロスペクトのデータを別のデータベースに転送する場合は、「特定の URL」を選択しましょう。
これらの操作を行ううえでのポイントは、フォームハンドラーの作成後に手順12でフォームハンドラーをフォームと統合することです。外部フォームと統合してPardotで登録を追跡します。
Pardotのフォームハンドラーの注意点
ここからは、Pardotのフォームハンドラー使用時の注意点を説明します。
フォームへのボット対策は自身で準備、ページ内のフォームとフォームハンドラーで必須項目を合わせるなど、使用していくうえで注意点がいくつかあります。
ここでは以下の3つの注意点をご紹介します。
- フォームにボット対策を実装する
- フォームハンドラーとフォームの必須項目をそろえる
- フォーム項目のエラーメッセージを編集する
フォームハンドラーを使用する際は、これらの注意点を念頭に置いておきましょう。
それでは、3つの注意点を以下で詳しく解説していきます。
フォームにボット保護を実装する
フォームハンドラーにはボット対策が標準で備わっていないため、別途ボット対策を実装する必要があります。
フォームはボットの標的になりやすく、何も対策をしないでいるとPardot内のプロスペクトがスパムで埋め尽くされてしまいます。対策としてreCAPTCHAやIPブロックを実装して保護しましょう。
フォームハンドラーとフォームの必須項目をそろえる
ページ内のフォームとフォームハンドラーの必須項目を一致させなければ入力エラーが起きます。
フォームの項目をPHPなどで必須にしている場合、フォームフォームハンドラーでも必須にしておきましょう。ここで項目を合わせなければフォーム通過ができません。
フォーム項目のエラーメッセージを編集する
通常、フォームの登録が失敗した場合エラーメッセージが表示されると思います。mail箇所に氏名を入力した場合などです。
そのエラーメッセージをフォームハンドラーでカスタマイズできるのです。項目に沿ったエラーメッセージを準備しましょう。
まとめ
今回は、フォームハンドラーの仕組みや、フォームとの機能の違いについてご紹介いたしました。
フォームハンドラーは、既存のフォームを流用できるので、ご担当者様の労力や費用面での負担が軽減されます。Pardotのフォームハンドラーとフォームの機能を使い分けて、より効果的なナーチャリング活動を目指しましょう。
※本記事の内容は2021年7月時点のものです、Pardotの仕様や利用環境は変更することがあります。
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